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【第2話】 チュートリアルは大ピンチ

翔太が次に見たのは、活気ある街並みだった。街といっても、現実世界リアルにあるような街並みではなく、それこそRPGでよく見るような、近未来的な街並みだった。

「──ここから始まるのか……スッゲーリアル」

チュートリアルすらクリアしていない。ギルドにはまだ入る事は出来なさそうだ。

「門前払いにされるのが関の山だな……」

まずはチュートリアルをクリアすることにした。


「チュートリアルとだけあって、やっぱ雑魚だな」

クエストマップで、翔太は呟く。

最初は歩くだの、走るだの、跳ぶだの簡単なんて言葉では言い表せないほどの行動のオンパレードだっだが、やっとモンスターを狩れる、となったが、やはり雑魚だった。

小型の恐竜のようなモンスターの死体を見ていると、不意に右上に表示されたマップにアイコンが表示された。

「なんだ?これ」

同時に警告音も鳴り出す。危険なモンスターのお出ましだろう。

「……予想通り……」

周辺の木々を踏み倒して現れたのは、巨大な体躯を誇る恐竜のようなモンスターだった。先程狩ったモンスターの親玉、と言ったところだろうか。

「にしてはデケェな……別種か?」

翔太が冷静に分析していると、モンスターは翔太に狙いを定めた。

瞬間、モンスターは翔太の視界から消える。

「──なっ!?」

翔太が戸惑ったのも束の間、背中に大きな衝撃が襲いかかる。

大きく吹っ飛ばされた翔太は、空中で体勢を立て直し、着地。

「後ろへ回り込んで体当たり、ってか……。その図体でかなりの俊敏性だな……」

モンスターが咆哮すると、さっきの小型モンスターが大型モンスターに群がり始める。

「やっぱ同種か……。あれ一匹一匹は雑魚だけどここまで集まると……」

数十秒のうちに、翔太は取り囲まれていた。

「厄介、なんて言葉じゃ言い表せねぇぞ……」

すると、モンスターの一匹が翔太に飛びかかった。

反応が遅れた翔太は、持っていた盾で防ぐのが精一杯だった。

「なっ……!?」

思っていた以上の衝撃だった。盾が容易く弾かれる。

「しまっ……」

モンスターが翔太を睨む。

次々とモンスターが翔太に飛びかかる。

「チュートリアルでゲームオーバーは……さすがに勘弁だぜっ……!!」

すぐに体勢を整え、飛び上がったモンスターの足元を潜り抜ける。

「とにかく逃げるか……一旦撒けばモンスターも散らばる筈だ……」

翔太は全力でクエストマップを駆け抜けた。


「……で、なんだ、これは」

走っているうちにクエストマップの奥に入り込んでしまったようだ。

だが、そこには円柱形の光に包まれた謎の装置があった。それと、手のひらサイズの小さな装置も落ちていた。

『あ、繋がりました!?もしもーし!もしもーし!!』

小さな装置の方から、やかましい女性の声が聞こえた。

『あ、私は冒険者管理職のアマラです!いやー、驚きましたよ。普通チュートリアルエリアに《ドスアマデュラ》なんて登場しないので』

《ドスアマデュラ》。

それが先程のモンスターの名前だろう。

『まぁとにかく、そこのテレポーターで帰ってきてくださいねー!詳しい話はその後です!』

一方的に用事を告げられ、切られた。

「なんなんだ?今の……」

とにかくこのテレポーターとやらで帰ればいいのだろう。

翔太はテレポーターに入る。すると、翔太の身体は光に包まれて消えていった。



「はぁー!!無事で良かったですー!!」

帰るなり、アマラがやってくる。

「ドスアマデュラ相手によく生還できましたね!中級者でも苦戦するモンスターですよアレ!」

「そ、そうなのか……」

「いやー、こんな上等な冒険者、今まであまり見たことありませんよ!あ、そうだ!ギルド入りません?ギルド!!ここにはたっくさんのギルドがあるんですよ!!」


ギルド、か。

……忘れてた。


「そうか。じゃあ、ギルドってIDとかで管理されてたりするのか?」

「そうです、そうです!あ、もしかしてお知り合いの方からIDもらってる感じですか!?」

「あぁ、一応」

もう翔太はアマラのテンションに慣れたようだ。ヒキニートのくせに。

「なるほどー……こちらのIDのギルドでしたら、メンバー募集中ですね。とくに加入制限などもありませんし……このギルドに加入します?」

「あぁ、よろしく頼む」

「分かりました!」

アマラは管理職用メニューを開き、登録を済ませる。

「これでよし、と!あ、メニューひらけます?」

「メニュー?……これでいいのか?」

翔太もアマラに倣い、メニューを開く。

「あ、そうです!ここに、『ギルド』ってのがあるの分かります?」

「ん、あるな」

「そこをタップしていただいて……」

アマラが翔太の腕をつかみ、誘導する。

「これが、あなたの加入しているギルドです。ギルドロビーに行ったらどうですか?こちらのギルドのギルドマスターさんはログインしているようですし、挨拶なども必要かと」

「わかった。行ってくる」

「何か相談などがあったら私に言ってくださいね?攻略法以外なら基本お答えできるつもりですので」

「了解。じゃあ、またなー」

そう言うと、翔太はギルドロビーへとワープした。


「あれ?見ない顔だね。新入りさんかな?」

すぐに少女に声をかけられる。

「んん?ん、あぁ、一応」

「そっか、私はこのギルドのギルドマスターのサツマ。よろしく」

「お、おぉ、そうか、よろしく」

「どしたの?」

「いや、性別と名前があってねぇなと思って」

「よく言われる」

サツマという名前の女子はさすがに聞いたことがない。

「まぁ、九州出身だから」

「それでか」

ユーザーネームだから基本なんでもありだ。

「で、由佳に紹介されたんだけど……」

「あ、ユカちゃんが言ってたショウタ君!?あ、よろしくね!!」

一応、翔太の名前は知れ渡っている様だった。

ドスアマデュラ。

思いつかなかったんで適当につけました。

モンスターとか技名とか出てきたら適当か安直か、どっちかだと思ってください。

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