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トレジャーバンディッツ  作者: TAMA-RUN
21/28

#21 疾走!ワールドランナーズ!!⑪『ひさかたカムバック』

「我々は、この時を待っていた!」


黒衣に身を包んだ一団が、一斉に蜂起する


突如、決壊に封じられた『シティー』

世界の中核で様々な流通を担う一大都市である


しかし、混乱と動乱によって

この都市は戦場と化していた


何処からともなく現れた黒衣の一団

ギルドの任務により強行突入した騎士団

互いに、敵とみなし刃を交えている



そんな騒ぎから離れた場所―


「まさか、生きて此処まで辿り着くとは驚いた」

緑石エメラルドの瞳を輝かせて呟く


「当然!あれくらいでこの、ネア様を倒せると思ったの!?」

得意気に言いながらもすでに臨戦態勢だ


「一体何を企んでいるのかしら?」

体をくねらせながら、屈強な肉体がにじり寄る


「また、繰り返すつもりなのかい?」

そんな二人に割り込むように、緑石エメラルドの瞳を持つクリンが剣を抜く


「やはり、お前も・・・?」


黒衣に隠された姿が露になる

その姿は、クリンと瓜二つ


「まだ、生き残りが居たなんて・・・」

屈強の、オカマ僧侶サムソンは驚きを隠せなかった


彼らは『魔石兵士ジュエロイド

かつて栄えた『魔導帝国マジックキングダム』が生み出した忌まわしき『魔導具』


素体となった『肉体』に『魔封石ジュエル』を埋め込むことで

強大な魔力を持つ兵士


『魔導士』達が、全てを手にするために用いた『魔導具』の一種だ


「一体誰が、あなたたちを操っているの!?」

怒りの籠ったネアの声が響く


「喋るとでも?」

不敵に笑う


「だったら、言う必要はないよ」


瞬時に相手の目前へと踏み込むクリン

その可憐な姿からは想像もつかない一撃を放つ


「君たちは、存在してはいけないんだ」


同じ瞳を持つ者

同じ姿を持つ者


そして

同じ命を奪う者


それ故に、認めてはならない

あの悪夢の再来を・・・


「おやすみ、兄弟おとうと

クリンの口元が、寂しそうにつぶやく


「貴様も、な」

その心臓に刃を受けながらも不敵に笑みを浮かべる


「クリン!?」

「まさか!?」

ネアとサムソンの声が重なる


お互いが、お互いにその命を奪い合う

造られた存在とはいえ、それはあまりにも非業だ


「次は、君たちの番だよ・・・」


いつの間に現れたのか

明らかな魔力を露にした者が、其処に居た



一方その頃・・・


「こんなくそ~っ!!」

「もう、止めとっけって!ベルカ!!」


強力な結界に、無謀にも大剣で斬り掛かっては吹き飛ばされるベルカ

それをその身で受け止めながら、必死に説得を試みるアイン


「ダレが主役やと思ってんのや~っっ!!」


別のベクトルの怒りをぶちまけるベルカであった





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