第8話 今度こそさようならロット
受験wwwwwww
忙しくて更新亀歩き化します。
見てくれている方がもし居たら済みません。
では8話です。
「やるじゃないか・・・」
シンも目を丸くして言った。
「やったーやったー!」
無邪気にはしゃぐシャイト。
「オレの力か・・・?オレは本当にオレか・・・オレがとどめを・・・」
意味不明なことを呟くコート。
とどめを刺したのは剣と魔力である。
直接剣を当てたわけではない。
(・・・それにしても「飛ぶ」という魔力の性質を見破ったコート君が凄い・・・)
ぼそりとシンは呟いたが、喜ぶ二人の耳には届いていなかった。
ガルブはそのまま町の保安官達に気絶した状態で運ばれた。
「・・・さて。改めて宜しく、シン・・・さん」
「シンで良い。ワタシは上下関係などさほど気にしていない・・・」
「・・・宜しく、シン」
コート達は図書館を後にした。
「残りは10人だな・・・」
心を読んだらしいシンは言った。
「うん・・・能力で何とかならないの二人とも」
「無理だ。10m以内じゃないと」「10m以内でも無理」
シンが言い、続けてシャイトも言った。
「ふぅ・・・ちまちま探すしか無いか・・・」
するとシンが首を振り、
「・・・ワタシがココに行き着くまでの150年、幾つかそれらしい情報を手に入れたといっただろう」
「あー!」
数十分前、彼らが初めてあったときシンはそう言っていた。
「聞かせてくれよ」
シャイトの言葉にシンは頷き、話した。
「取り敢えず近くの村で聞いた話からだ。
何でも『大地の民』なるものがあるらしい。それもこの近くだそうだ」
「大地の民・・・地の神獣に関係ありそうだ・・・」
「知?ワタシが知の神獣だが?」
「知ってるよ!!!地面の地だよ!」
「あ゛、ああー」
半分怒っているコートに悪びれもせず気の抜けた声を漏らすシンだった。
「知の神獣ならそのくらい分かれよ!」
「ごもっともだ・・・」
シンはしゅんとしてい言った。
「とにかく、ワタシがその話を聞いた村まで行こう・・・『大地の民』の居場所が分かるかも知れない」
「・・・今度こそロットとお別れか」
最初に出たときは皆に見送られて、町自体に対する愛着は湧かなかったが、
こうしてみると「町として」何だか名残惜しいと感じるコートだった。
暫く歩き、町の門の前に辿り着いた。
「「今度こそさようなら」」
コートと、シンも同時に呟いて町の門を出た。
町の外には、町の鉱山の、鋼臭い空気とは離れた自然の香りを放つ、草原が広がっていた。
「もう2年くらい町でてねぇや・・・」
「ワタシなんて15年だ」
「それ来てからずっとじゃんか!」
シャイトが突っ込んだ。
「それにしても綺麗だな・・・」
風が吹き抜け、草がなびく。
目を凝らすと数本の木が立っており、それもまた風に気持ちよさそうになびく。
花の一本こそないが、絵に描いたような美しい風景がそこに広がっていた。
「魔物らしきものも見あたらないな」
「シン、その町は何処に?」
「・・・よく見ろ、こんな広い草原だ。見える」
コートは遠くに見える木の根元に大きな建物を見た。
「あれか・・・」
目を細めながらコートが呟く。
「意外と近いな・・・」
シャイトが意外そうに言う。
「近くの町なんだから当たり前だが・・・」
シンが答えた。
「・・・取り敢えず向かおう。」
「ああ。」「うむ」
コート、シャイト、シンは早速その町へ向かう事にした。
生まれ故郷、ロットで仲間を一人見つけたコート。
残る神獣は10。
彼らの旅はまだまだ続く。




