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神獣のトビラ  作者: Jumper
3/11

第2話 神界

「まずは神界について話すよ・・・。神界とは、この世界の遥か上空にある・・・。」

「そう言えばそんなおとぎ話を聞いたことがある。」

思い出しながらコートが言った。

「神界は『役目を終えた神々』が、次の役目が来るまでに過ごす場所なんだ。」

「役目?」

「生物にはそれぞれ個々の役目が存在するんだ・・・」

話を続けるシャイト。

「神界は、200年前までは活動していたんだ。だけど200年前、突如神界に襲撃・・・!」

震える声で力強くシャイトは言った。

「命を取られたもの、ケガで記憶をなくした者などもいた。」

コートは不思議そうに聞いた。

「何でお前は無事なんだ?」

その問いに、シャイトは力無く、

「それでオレの父親はやられた・・・子供だったオレをかばってね・・・」

「・・・」

コートにはかける言葉が見つからなかった。

「オレの他にも生き残りはいる。そしてそんな奴らに犯人グループを聞くと必ずこう言う。」

「・・・『たった一人だ』と・・・・・・」


コートの顔が青ざめた。

もしこれが本当だとしたら大変な事だ。

「神」と呼ばれる者をたった一人で滅ぼした者が居るというのか・・・

彼の冷や汗が止まらない。

そんな異常な事態に巻き込まれたら・・・

不安が頭をよぎる。

「なあ、オレを呼び止めた理由を話してくれ・・・」

青ざめた表情で聞いた。

「神界までついてきてくれれば話は早い」

「何故だよ!?そんな危険な場所に―――っ」

「今は大丈夫だ!襲撃に備えて常に魔力で防御膜を展開している・・・」

コートの言葉を遮ってシャイトは言った。

「これで人生終わったらお前のせいだ・・・」

覚悟を決めたコートはシャイトに言った。

(嘘にしては出来すぎだ。本当だとして、こんな事に人間を巻き込むなんて普通あり得ない。)

(オレに何かあるのだろう。)

「ありがとう。恩に切る」

シャイトはニッと笑った。


数秒後、彼らの周りを紫色の光が包む。

「何だ!?」

焦るコートにシャイトは言った。

「長が誘っている。味方だ。心配要らない」

光はやがて大きくなり、その後、二人ごと消えてしまった。







「何だよここは・・・」

夢でも見ているのか、とコートは錯覚した。

光に誘われ、やって来たのは神界だった。

「奧に長が居る。彼を交えて話をしなければ・・・」

シャイトに言われるがまま、コートは奧へ奧へ進んでいった。


地面はない。透明な空間にコートは立っていた。

何もないところに木が、池が、家がたっている。

空に雲はない。ただただ青空が広がっている。

雲は正確にはないわけではなく、透明な床の下に見えていた。


「さ、この中だ」

来たときから見えていたひときわ大きな建物にコート達は入っていく。

奧へ進むと、玉座に人が座っていた。

人間である。長くてふわふわしていそうな髭を生やし、足と腕を組んで座っている、大柄なおじいさん。

「よく来てくれた・・・」

「はぁ・・・」

コートは反応に困った。

が、すぐに話を始めた。

「あのっ・・・オレ、ここに呼ばれたんだけど・・・ですけど・・・」

敬語がよいのかため口でよいのか戸惑うコート。

「うむ。シャイトに君を呼ぶよう言ったのは儂じゃ」

「そうなんだよ・・・」

シャイトはコートに向かって言った。



「君、名は」

コートは長に聞かれた。

(そう言えばシャイトにも名乗ってなかったな・・・)

「コート・・・」

「父の名はダウンか」

そう問われる。

「何故知っているのですか・・・」

父の顔は覚えていないが、叔父から話は聞いている。名前は間違いなく「ダウン」。

コートの質問を無視し、長は歓喜の声を上げた。

「見つ・・・けた!大儀であったシャイトよ!」

「光栄に預かります」

ぺこっと頭を下げたシャイト。

「どういう事でしょうか・・・」

訳が分からないコートが問う。

長は咳払いをしてから言った。

「君はある一族の末裔であるのだ。」

「・・・?」



「『ネイチェスト:神獣族』、君はその一族の最後の生き残りだ・・・」

二話終了です。

コートの人格が私自身上手くつかめていない現状・・・

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