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夏の蛍  作者: 西野敬斗
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これは、私が20歳の時に感じたことを一つの特別なノートに書いたことによって始まる物語

「何者かになりたい」ー1月19日ー

誰もがそう思ったことがあるだろう。実際に私も何者かになりたくて、このノートを書いている。ちょうど、一週間前に成人式を終えたばかりで、大人になったという感覚がまるでない。長々と話を聞いた後は、中学校の同窓会があり、当時仲が良かった奴の話を聞いたりして驚いたり、楽しんだりした。実際には全く楽しくなかったが、お酒の力というのはすごいものである。とここまで、ノートに書きこんでおけば、大丈夫かな。自分が先ほどコンビニで購入してきた日記帳に何者かになるまでと書かれたものが机に置かれてある。20歳になったばかりの俺は京都の大学に進学しており、学歴的にはそこそこの大学らしく、周りの人間からは褒めてもらうことも少なくない。学歴というステータスは人物を評価するのに手っ取り早く、そこそこ信憑性も高い。大学生になって1年の頃には彼女もできた。優しくて、愛嬌のあるベッピンである。順調そうに周りから見えるだろうが、そうでもない。何かが物足りない。本気で人生を生きていると思えない。死ぬときに生きていて良かったと思えるように俺は今日から変わるんだと決心し、ノートを付けていこうと考えた。考えが浅はかだが、何もしないよりはいいだろう。もしかしたら本当に何者かになれるのかもしれない。

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