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辛くて辛くて、涙が止まらない

作者: あさぎ



気づいたら僕はスポーツジムに入会していた

運動なんて大嫌いなのに

君が通ってるって言うから


大好きなラーメンは滅多に食べなくなった

ダイエット中の君が

カロリー高いから食べないって言ってたから


スマホは僕の発信機

電話してLINEして、僕の想いを電波に乗せて送る

言葉一つでうんうん悩みながら


コーヒーを飲むのも好きになった

前はただの苦いお湯としか思ってなかったけど

豆を買ってきて自分で淹れるようになった







あれから時は過ぎていき

僕は今日、通ってたジムを退会した


全てが終わった今

こうしてラーメンを啜っている


辛くて辛くて、涙が止まらない

どんなに水で流し込もうにも消えない痛み


身を焼くような強烈な刺激と

気まぐれにくる甘みがクセになる

真っ赤な激辛坦々麺


スマホはただの受信機となった

動画流してSNS見て、電子の海で誰かのネタを探す

どこか物足りなさを感じながら


隣の席の人が言っていた、今流行りの飲み物

飲んでみようかと思ったけど


まだ豆が余ってるし

もうしばらくはコーヒーでいいや



同調効果の話。

友達でも知り合いでも、こういう話を聞くとキューン!ってなります。性癖?


無意識のうちに好きな人に近づいていく。

趣味も、好みも、口癖も……


心理効果、あくまで人間の脳のそういったシステムなんだとしても……可愛すぎません?


あと最後の文。

コーヒー豆を自分で買ってくるほど好きだったのに、最後はコーヒーで『いいや』なんです。ニュアンスの違い。

結構気に入ってるフレーズなんですが……文章力なくて誰にも伝わりそうもないので、ここで供養させてください。なーむー。


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