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とある書き手のエッセイ集

書き溜めなしで【週に21話分更新】した人間が語る、「スランプしらず」で書けるようになる……かもしれない『小説の書き方』

作者: 空野 奏多

 こんにちは! 多分初めましてですね!


 さてこれを読もうとしている、そこのあなた!





 小説、書きたいですか?


 それとも、書きたい、書いてるけどネタに困ったり、書けないでいる方でしょうか?


 もしくは書き手の頭の中を、覗いてみたい読者様?





 どうであれ、この話に興味あるんですよね。だから読んでいるわけで。





 このあと少し私に関して話すので、興味のない方は『****』まで飛ばして下さい。



 私も『なろう』でぼちぼち、小説を書いております。



 今書いているものは、総合900ptちょいくらいの作品です。


 まぁすごくはないかもしれませんが、ド底辺ではない、みたいな感じですね!

 多少真ん中寄り……だといいなぁ……といった所でしょうか。(超希望的観測)




 でもね、誇れるところもあるんですよ?




 私、更新は1日2回してます。

 たまに1日5回とか更新します。

 今日も4話は投稿します。

 だいたい2千字以上です。


 先々週なんてその週だけで、計21話書きました。

 予約含めるともっとですね。+2話かな。

 そしてこの今書いている小説は、ストックなしで書き始めて走っております。





 ここから分かるのは

 そう、書くネタに困ってないって事です。





 小説を更新した際に、活動報告をするのですが、たまーに見るのが、闇……つまり、書けないって悩んでる方ですね。ちょっと心配になるような。


 まぁ、それだけ切羽詰まってるんですね。

 その気持ちは分からなくもありません。

 スランプではないですが、私もやる気出ない時はありますから。





 ただ私はと言うと

 ストーリー展開に悩んでも、切羽詰まった事はありません。





 「どっちの方が面白いかなー?」って感じで悩む、という事が多いです。 


 もちろん、「締切とかないから」というのはありますけど、さっき言ったように1日2話載せてるので、ほぼノルマみたいなものですよね。


 でも別に、それに困った事ないです。

 逆にストックができる時もあります。


 私の場合は、書きながら投稿タイプなので、最初から話を書き終えて、投稿してるわけじゃないんです。書いたら早く投稿したくなるので、そんな事出来ないです。


 でも、書けてます。

 疑わしいようであれば、更新日だけでも見て頂けると、本当だと分かると思います。あと活動報告かな。




 けれど


「書けないスランプだー!」

「書きたいけど進まない!」

「そもそもどこから手をつけるの?」


 みたいな方もいるかなと思いますので。




 私流ですが、小説の書き方を披露したいと思います。私の頭の中公開です。


 既に書いている方の、お役にも立てるかもしれません。


 まぁ「こんな風に書いてる人もいるのかー」って感じで、軽く見て下さい!




 少しでも、参考になれば幸いです。




****




 他のやり方の人もいると思いますが、私のやり方は2パターンです。





『話から決める』

『キャラから決める』





 まずは、ここからとなるでしょう。


 2つを合わせられると、スランプ知らずになる……かも! しれない!

 書いている途中で迷った時も、きっと助けになりますよ。





【話から決める場合】


①まずは作りたい話を考える事。

 どういう系統を書くか、考えます。




〈1〉「とにかく読んで欲しい!」とか「ブクマが欲しい!」ってなった場合は、やはり流行りに乗るべきです。




 何故ってそれを読んでる人が多いから、流行ってるわけです。

 読者の母数が多ければ、それだけ見てくれる人口も多く、目にしてくれる確率が上がります。その分ランキングに乗るのは、難しいかもしれませんが。


 『なろう』なら「異世界転生」や「異世界転移」、派生で「悪役令嬢モノ」、あとはVRなんかの「ゲームの世界」に入るようなもの、とかが人気ですね。


 そこに「俺tuee」とか「チート」とか「ざまぁ」とか「無双」とか「婚約破棄」とか足すと、もうだいたい人気な感じじゃないでしょうか。


 私もそういうものが大好きで、読んでるうちに書きたくなった口です。(ことごと)く買った小説が『なろう』系のだったんですよねー。『転スラ』とかその他の悪役令嬢系です。他もあるけど長いので割愛。上位はだいたい読んだ。



 「まず話が浮かばない」というなら、自分がどういう話が好きか、小説を読んでみるのも良いでしょう。『なろう』は小説の宝庫ですから。




〈2〉また、日常の中で「これはどうなんだ?」と自分が思ったことや「これは使える!」「感動した!」など、取り留めのない事を纏めておくのも大事です。




 実体験+フィクションは、自分でも書きやすいですよね? それ、書きやすいだけではなくて、リアリティも出るのです。リアリティがあると、感情移入しやすいですよね。


 「バレない嘘には真実も混じっている」という話があります。


 小説とは基本


 『面白い嘘』


 なので、これは結構使える手法なのです。



 そして日々の取り留めもない感情は、自分が『共感』や『反感』などの考えを持てる、あなた自身の1つの『意見や主張』、とも言えるものです。



 自分の主義主張は実感が籠るし、筆ものると思います。そしてなにより、話に重みが出ます。



 そもそも小説とは、個人の主義主張を物語にするものです。自分の好みは、実は隠れた願望や主張です。それがないなら、書けないのは当然と言えると思います。


 自分の主張、見失ってませんか?

 もしくはまだ見つかってないなら、少し考えてみましょう。




〈3〉もう既に話を書いているけど、次の1話が悩んでて進まない、書けない場合。

 この場合も同じです。まずはどういう展開にしたいか、考えて下さい。




 どうして書けないのかって、なんか書いているうちに、違う気がするからですよね? それとも、ネタが浮かびませんか?


 人の反応を気にし過ぎていませんか? あなたの「書きたい!」を、大事にしてあげて欲しいんです。それが無くなったら、小説なんて書けないでしょ。少なくとも私は無理。


 思い付かないなら先程と被りますが、日常の疑問等を反映させてみても良いですし、むしろ何も考えずに書いて、後でむりやり伏線ということで、回収するのもアリだと思います。


 ちなみに私も書きながら、「これこの為にあったのか!」って、自分で勝手に予期せぬ伏線回収をしてます。伏線回収は読者ウケもいいですから、違和感さえ出なければむしろ狙った方がいいです。違和感でるなら、捨てちゃったほうがいいですけどね。


 何よりこれは、自分も面白いです。面白いと書きたくなりますよね?

 そして作品に深みが出ます。なので、適当に文を書いて、それの「何故そうなったか?」を追求していくのはすごくアリだし、リハビリ向けだと考えます。


 とにかく何にでも疑問や自分の見解を持つ事、それが話のタネになります。



 「こういう場面が入れたい!」という、その考えが話の第一歩です。




〈4〉タイトルから決めるのもアリです。

 だってタイトルって、その作品をどうするかの方向性表記ですよね。




 まぁなので、やってるのは同じなんです。


 でも語感とか、略称とか、良いの思いついたら、そこから考えを広げるのもアリなのです。


 いやこれほんと大事なんですよ。


 私もタイトル変えただけで、ブクマ増えた過去があるので。語感とか略称とか大事です。


 「こんなタイトルありそう」から、話を作るのはかなり良いと思います。これは1話ごとのタイトルでも言える話なので、1話に詰まったら試してみるのも手です。




〈5〉それでもダメならテーマソング方式!




 自分の中のテーマソングを決めましょう。それに則って書くわけです。全体的なイメージを借りる的な。


 全く同じじゃダメですが、それ自体が悪いことでは無いです。歌も映画の印象から書き起こしたりとか、あるみたいですし同じ事です。


 テーマソングは地味に便利で、歌詞以外にも曲調とかで方向性決まる時もあります。複数あってもいいですよ。



 これは書き出してから、迷った時も使えますよ。だから、書き始めてから探しても大丈夫です。



 実は私の小説にもテーマソングありますが、読者の方には少しびっくりされそうな曲調です。今の作品は途中で決めました。





②話の始まりと終わりを決める。

 正直これだけで、仕事としては8割終了です。





 え? そんなわけないですか?


 そうでもないんです。だって、大枠が決まれば、そこに向かってどう動かすかは、書きながらでも出来るからです。


 これが決まらない事には、まず『書く』という作業ができません。当たり前ですが、小説は書かないと始まりません。


 「頭の中にストーリーがある」だけでは、どんなに素晴らしくても、あなた以外それを見ることができないのです。さぁ、お分かり頂けたなら、まずは大まかで良いのです。終わりと始まりを決めましょう。



 ただしこれは、話の軸、大黒柱なので、人に何を言われても変えてはいけません。



 変えた瞬間に、書けなくなる人は多いと思います。だってそれ、自分が書きたいものじゃないですから。興味ない事って書くの大変ですよ?

 それをやるなら、小説書くのに慣れてからにしましょう!


 人の意見は取り入れてもいいですが、軸は変えないようにしないと、迷って書けなくなります。


 変えるのならば、軸以外の細かい話にしましょう。そこの一部が不評だっただけで、話全体で見たら良かったのかもしれませんからね。それだと勿体ないですよね?



 完璧に万人に好かれる作品は存在しません。 



 何故なら私達は、多様な考えを持つ別々の人間だからです。全部合わせるなんて無理。時には考えを貫く強さが必要です。あなたの文章力でむしろ共感させてあげる、くらいの心意気で良いのです。





③始まりと終わりが何故そうなるのか、理由付けを行う。ここから個性が出てきます。




 例えば『異世界転生モノ』を書くとします。


 始まりはもちろん、『転生』する所。

 そして終わりは、『魔王を倒す』とかでしょうか。




〈1〉それではこの始まり、何故『転生』したのか。それを考えていくわけです。




 よくあるのは、『何かで死んだ』です。


 その『何か』はなんですか? どうしてそうなったのでしょうか。そこから話が作られます。


 例えば「現実世界に耐えられなくて」とか「魔法が使いたくて研究しすぎた」とかでも良いです。


 「現実世界に耐えられない」なら、主人公はきっと『強い意志』や『不満』を持ったキャラですね。そこを埋めるようなストーリーがいいでしょう。多分俺tuee系かなーみたいな。


 「魔法が使いたすぎて」なら、主人公はきっと『凝り性』や『変態』かもしれません。そこから掘り下げて、ギャグに持って行ったりできそうですし、きっと異世界でも『すごい魔法使い』になったりしそうですね。




〈2〉続いて終わり、どうして、『魔王を倒す』のか。そこを考えます。




 まぁ大抵は『悪いヤツだから』ですね。


 では何故『悪いヤツ』なんでしょうか? 何か原因がないと、そうはなりませんよね。


 例えば「人間の魂が必要だから人を襲う」とか「悪の意識の集合体」とか。理由は考えられます。


 「人間の魂が必要」なら、それが『食事』なのかもしれませんし、『儀式の為に必要で集めている』のかもしれませんね。


 『食事』なら魔王の人間味、みたいな話が出せます。「完全悪ではない葛藤」とか。もしくは「主人公が和解の道を作る」のも、いいんじゃないでしょうか。


 『儀式』なら完全に悪ですね。「世界が滅亡する」から倒したい。ただしそれが「世界を救うための儀式」だった、とかになると大ドンデン返しです。面白そうじゃないですか?


 「悪の意識の集合体」なら、それの原因が『人間』かもしれませんし『世界や神の意志』かもしれません。


 『人間』が原因なら、「悪いのは人の方だった」みたいに、衝撃展開へ持っていくことも出来ますし、「もう2度とこんな悲劇は起こさない!」みたいな熱い展開もアリです。


 『世界や神の意思』なら、「逆境に抗う」とか「運命に打ち勝つ!」みたいな展開、または「自分が神になる」っていうのも、面白そうですね。



 こんな感じで「なんで?」「どうして?」を繰り返していくと、勝手に話は肉付けされていきます。



 ひとつ気をつけて欲しいのですが、設定で考えた事は、自分が分かっていても読者は分からないので、細かい描写を忘れないでください。

 小説とは文字の集まりです。会話ではないのです。結構忘れがちです。私も気付いて、後から足す事もあります。



 大事な事ほど文にする、これ基本です。



 ここまでくると、主人公もだいたいこんな性格、みたいなものが決まります。環境が人も性格も作るのです。ここは現実と同じです。


 あと資料を使うなら、この時点から探し始めると話が広がりますね。





④途中のストーリーを決める。

 ただしこれは、書きながらでもできます。




 なんなら書きながらの方が、面白いかもしれません。ですがこれは人のタイプによるでしょう。


 あなたは「計画的」ですか? 「大雑把」ですか?




〈1〉「計画的」な方は、最初に少なくとも「話の中間地点をどうするか」くらいまでは考えて下さい。




 「計画的」な方は、その計画が狂うと書けなくなる可能性が高いです。ですので、最初に書いて溜めておくのもアリです。または細かくなくてもいいですが、例えば『パーティーが壊滅する』とか『結婚する』とか、何でもいいので決めておくと、道筋が立てやすいでしょう。


 これは話をマンネリさせない為にも必要です。ただし、緻密に立てすぎると、そもそも書かないか、書くのが遅くなる可能性すらあります。まずは書いて下さい。


 このタイプは完璧主義な可能性が高いため、計画が狂うのが苦手です。人の意見は、聞くならほどほどにして下さい。書けなくなります。




〈2〉「大雑把」な方は、まず書いて下さい。その頭の中の空想は、書かないと小説になりません。想像で満足しないで下さい。




 分かりますよ、その気持ち。だって私もこちらのタイプですから。そう……特大ブーメランです。


 このタイプは書き始めれば、割とどうにかなるタイプです。計画性はないですが、臨機応変なので。でも飽きやすいです。勢いがある時はいくらでも書けますが、無くなると急に書かなくなります。


 ですので、更新をいつするかだけ決めて下さい。『なろう』は予約投稿も出来ます。書き溜めも可能! 勢いある時に貯めておきましょう!


 投稿する事だけは決めておくと、追い立てられるので多分書きます。あなたの作品、待ってる方がいます。


 それでも「ダルい」と思いますか? じゃあその気持ちを小説にしましょう。きっとリアリティが出ますよ。いいネタが出来ましたね。




〈3〉基本は全て、②と③の繰り返しです。

 これは、1話ごとでも同じです。




 端的に言います。最初と最後を決めれば、あとは「何故」を繰り返していけば書けます。


 この「何故」はすごく大事です。やらないと辻褄が合わなくなり、話が繋がらなくなるのです。あと、伏線張ったりしたら、それは忘れずに「何故」をして、回収して下さいね。






【キャラから決める場合】


①どんな性格が好きですか?

 いきなり自分が好きじゃないキャラは、動かしにくいです。自分が共感や理解できるキャラが大事。




〈1〉自分の好きなアニメ、漫画、小説、ゲームなどの中で、お気に入りのキャラっていますよね。どんなキャラですか?




 例えばそのキャラに何か質問したら、そのキャラならどう答えるかって、想像出来ますよね?


 そういう動かしやすいキャラが、主人公には良いと思います。趣味丸出しだって? いいじゃないですか。小説なんて、趣味の塊です。


 それに感情が込めやすいキャラの方が、のめり込みやすいし、感情移入しやすいですよね? 地味ですが、これは小説を書き続けるコツでもあります。愛の違いは大きいのです。


 もちろん、そのまま書くわけではありません。好みには傾向が出ますので、例えば「ツンデレ」とか「ワンコ系」とか「ガリ勉」とか色々ありますね。


 その中でチョイスしましょう。私も今の書いているキャラ、文字で性格を表せと言われたら、出来るつもりです。属性は決めておくと矛盾が起きにくいので、決めた方が良いのです。




〈2〉想像しにくい場合は、『身近な人』や『自分』をモチーフに使ってもいいです。




 それはどうなんだって?


 先程も申し上げましたが、まずは感情移入しないと小説が書けません。書けたとしても、薄っぺらくなります。これは読者も分かると思います。熱量が違いますからね。


 別にそのまま使え、とは言ってはおりません。あくまで、モチーフです。そこに足したりしていくと、だんだん違う人になるものです。



 『性格』が分かりにくいなら、『考え方』でもいいです。「こんな風に、こんな事を考える」キャラ。それだけで性格の出来上がりです。




〈3〉『性格』や『考え方』が決まったら、どういう行動を取りそうか、分かってきますよね。




 そしてそれは「こんな生活をしてたから、こういう性格」みたいな感じで、肉付けできると思います。


 その「こんな生活」から何かがあって、物語が始まるのです。さぁ何がきっかけであれば、そのキャラは動きそうですか? 考えてみて下さい。





②どんな見た目ですか?

 これも別に好みで良いです。




 でも、話の展開によって変わります。

 先程『こんなことでキャラが動く』を考えましたね? 例を出しましょう。


 キャラ設定が『大人しい読書好き』なら、見た目は黒髪とかメガネとかですかね。


 でも『世界や見た目が変わった』なら、そのキャラとて動くんじゃないでしょうか。その場合は『異世界転生』とかなので、見た目も正反対かもしれないですね。


 きっと『大人しい読書好き』なら、知識欲がありますから「どうしてここに来たか」知ろうとするかもしれませんし、はたまた「今までの知識で無双」とか、あり得ますよね。


 でも『大人しい読書好き』ですから、「イヤイヤ無双」なのかもしれません。


 ほら、これだけで話の大枠が出来ましたね。





③どんなキャラと関わりそうですか?

 これは別に人じゃなくても良いです。




 先程の『大人しい読書好き』なら、「人付き合いは苦手」かもしれません。でも知識はありますから、「知識で人助け」とかして「素直な人」に慕われる、とかあるかもしれませんね。


 はたまた『大人しい読書好き』はそもそも「人嫌い」かもしれません。それなら魔導書とか手に入れて、「魔女になる」とかあり得ますし、または人里を捨てて「ドラゴンと暮らす」とかも考えられますね。これらが短い話なら話の中幕、といった所でしょうか。





④その話がもし恋愛以外なら、どんなキャラが許せないですか?

 ドラマチックな話には、大抵悪役が必要です。




 何で悪か? そりゃ「許せない」からです。


 つまり、「考えが合わない」訳ですね。


 なら終盤に、その『許せないキャラ』を置きましょう。主人公が何故「許せない」のか考えましょう。


 そしてそのキャラと交流させます。はい、もちろん反発しますね。でも話の決着をつけないと、気に食わないでしょう? だって「許せない」んですもの。


 まぁ先程の例で言うなら、『大人しい読者好き』の「許せないキャラ」は『傍若無人で本にひどい事をする人』とかですかね。適当すぎますかね?


 『本にひどい人』は傍若無人なので、自分の好きに世界を変えたい。手始めに人々の知識の元を焚書して、無くそうとするってなったら、絶対に『読書好き』は見逃せないでしょう? 黙っていられないはずです。「許せない」ですから。ほら、話が出来上がりましたよ。





⑤その話がもし恋愛系なら、どんなキャラに惹かれますか?

 恋愛主軸なら、相手に恋しないとね!




 なんで恋をするんですか? 相手が「魅力的」で「惹かれる」からですよね。


 短い話なら、この「惹かれる」過程を書くだけで良いです。

 長い話なら、この他に「ぶつかる」つまり「考えが合わない」要素も入れましょう。


 この過程を書いていくだけで、ほら話の出来上がりです。


 恋愛は人によっては、ちょっと分かりにくいですかね? では例をあげましょう。


 例えば『大人しい女子高生』が主人公とします。相手はクラスで『北極と言われてるクールな少年』。


 「惹かれる」過程なら、『女子高生』が『北極少年』の優しい面を見る、とかですかね。定番ですが「ギャップ」で魅力的に見えます。


 もしくは「クール」に重きを置いて、頭の回転が早くてそれに助けられるとか。強調されてる面の掘り下げをしても、面白くなります。



 逆に「考えが合わない」要素なら、『女子高生』が『北極少年』に、「なんでそんなに冷たいのか」と詰め寄るとかですかね。ここで「お前には分からない」とか言われて、それを掘り下げて惹かれるように作るとか。


 逆に「なんで冷たいフリをするのか理解できない」と、詰め寄るのもアリですね。同じ展開にしないなら、「何も言わずに微笑む」とかどうですか。気になるでしょう? 「悲しい目をしていた」とかだと惹かれるでしょう?


 最初は主人公をあなたに近いキャラでやると、「魅力」も「惹かれる」過程も書きやすいでしょう。小説において大事なのは、自分が共感して書ける事ですから。



****



 という訳で、長くなりましたが以上が私の書き方です。



 慣れてくれば、これをごちゃごちゃに組み合わせて、書くことも出来ます。


 私の場合は大抵、『話を決める』で大筋の話を決めて、あとは『キャラを決める』の過程を使って、中の細かい話を作ってます。


 私が今書いているのは悪役令嬢モノですが、決まっていたのは始まりと中盤と終わりだけ。あと、悪役令嬢に弟を付けることだけです。


 ここから、「何故?」「どうして?」を繰り返した結果が、今ある話です。最初からは想像できないくらい、壮大なストーリー展開になっているのですが、ある意味このせいです。考えながら書いているからこそ、広がる余地があるとも言えるのです。


 まぁ私の場合は、大枠以外はキャラが勝手に動くのに、任せている感じで書いています。キャラ設定がしっかりすると、キャラは勝手に動きます。芯のしっかりしたキャラになれば、キャラぶれもしないはずです。


 ただし小説で書き起こす際は、そのキャラの主観的な心理描写だけではなく、客観的な行動描写なども忘れずに。自分の脳内では勝手に補完してしまう、キャラクターの表情なども、読者の方は分からない時があると思います。そうすると読んでいてのめり込めなくなるので、読むのをやめてしまうでしょう。


 今回お伝えした内容は、本来組み合わせは自由です。分かりやすく分けて書いておりますが、「必ずしもこう」という訳ではございません。柔軟に取り入れて下さいね。


 人の考え方って見るの面白いですし、参考になったりしますよね。私も他の人の書き方覗きたいです。絶対面白そう。書いたら教えて欲しいです。


 これも、誰かの参考になれば良いなと思います。どうかお役に立てますように。




 おわり








〜《おまけ》これ以下は読まなくていいよ!〜





え、本当に読みますか? 読まなくていいんですよ? ちょっとした独り言、個人的な分析の話なので。



ここから始まるのは、ブクマや評価の話です。




いろいろ話しましたが、『誰かから反応ないと、更新出来ない』書き手の為のものです。




多分いると思うんですよねー。

わかるわー。だって小説って、読んでもらってこそ本望だからね。



これ、本当に若輩者の意見なので、他の詳しい方を参考にした方がいいと思います。

あくまでも「私はこれでちょっと伸びたよ」みたいなものですから!



読むなら「ふっ……雑魚の戯言を聞いてしんぜよう」くらいの気持ちでお願いします。



使えばブクマ3桁くらいにはなるかな、みたいなレベルなので……。でもジャンル選んで、ですけど。あくまで番外編なので……。観察目線なので……。(予防線)




「人の評価はやる気が出る、小説の活力」




こう思う方、多いのでは? まぁ当然です。

ブクマも評価も、少なくともアクセスは欲しいですね。


これに固執はしなくてもいいと思いますが

何のために書いてるかって


読者を喜ばせたい&自分が書きたいからですし。


その指標は、欲しい。これは当たり前ですね。




じゃあどうするかって、1番は題名とあらすじ、そしてタグですよ。あと更新したらお知らせして下さい。その他もあるけど。




①題名は長くても良いけど、略せるものだと良いですよね。だってフルだと大変だし。




 キャッチーなの考えて下さい。覚えやすいと記憶に残りやすいので。

 タイトルは宣伝文句です。気を引く事が大事。



「この小説の売りはここだ!」って言うのが、分かるタイトルが良いと思います。


そして「誰が、何をするか」が分かることが大事。だって、未知のものって近寄りたくないですから。これについては、私の別のエッセイで詳しく書いてますが、長いので省略。



タイトルで内容の分からない小説は、産地のわからない野菜、みたいなものじゃないですかね?



わけわかんないの、わざわざ選ばないでしょ? 

沢山あるんだから、分かるやつ選びますよね?


っていうことに最近気づきました。

私も売りを最近足しました。サブタイトルを。

その方が目に止まりやすい気がします。


あ、でもこのやり方はラノベ系に限りますよ。

純文学系は、説明しすぎちゃダメなので。



けどこれ読んでるあなた。


私のエッセイのタイトル見て来ましたよね?

ひと目で内容が分かったから来たわけでしょ?

違いますか?



こーんな誰とも知れない人のエッセイ、読もうと思ったのは


『タイトルが分かりやすいから』


ですよね!

だから、一定の効果は見込めるって事です。



ちなみに私がこのエッセイに、略称つけるなら「スラない」かなーって感じで、略称も考えられますね!



さっきも言いましたけど、タイトル変えただけでもブクマは伸びます。ここは時間をかけて、考えて下さい。投稿し始めてからじゃ、あまり変えられないですので。私タイトル変えて1年放置したら、ブクマが2桁だったのが、200になってましたからね。(放置するな)



ここが小説と漫画は違うよなーって思います。

私は漫画も描く人間なので、漫画なら絵で気を引けるんですけど

小説は基本文ですから、すべての情報を入れないと伝わらないんですね。


実際、試しに漫画をそのままのタイトルで、小説にしたら全然ダメです。多分謎めき過ぎてますね。それを教訓に今の小説は書いているので、まぁ無駄では無いんですけどね。


と思ったんですけど、⑥をやったら、漫画の小説化のほうも、ブクマと評価を少しだけ頂けて、びっくりしました……。密かにエタる予定だったのに……続きを書くかもしれません。でも人気はでないと思う。タイトル的に。


まぁここはひとつ分かりにくいタイトルだから、面白くても読んでもらえない良い例、と言う事で。




②あらすじは完結に。分かりやすくしましょう。




具体的には小説ホームページ開いたときに、上にあらすじが出るんですが、そこを「続きを読む〉〉」みたいなの、押さなくていい長さにしましょう。多分278字くらいまでかな?


もっと短くできるなら、検索かけた時にあらすじが読みやすい8行以内……180字ちょいくらいが理想です。


あらすじは長いと、よっぽど人気な作品でもなければ、わざわざ読みません。読む気が起こりません。

1000pt以上ある作品や、その作者が書いたものであれば別かと思いますけど。


自分でも探す方はわかると思います。

興味ないと、わざわざ読みませんよね?

だったら、『なろう』にはたくさん小説あるから、他のでいいやってなりませんか?


分かりにくい方に、『なろう』意外で説明します。

例えば、説明書なんかは大切ですけどびっしり文字ありますし、読みますか? 読む人限られませんか? 正直、面倒でしょ?



必要な一手間でも、人は興味がないなら面倒がるものです。



あとは、読まないと分からない単語は出さない。



授業とかで眠くなる人いますか?

偉い学者や教授、先生でも、話が難しくて分かりにくい人、いますよね。

話を分かりやすく、伝わるように噛み砕けてないからです。


説明書ももっと簡潔にフランクなら、読むかもしれないですね。まぁ、クレームも来そうですけど。


基本人は、分からないものには興味がなくなります。分かりやすく、書いてあげて下さい。 

これは小説でも、大事だと思いますよ。ちゃんと描写入れないと、人には伝わらないです。




③「タグ付け」は宣伝! 公式以外のオリジナルもいれよう‼︎




私最初、大事なのってあらすじだけだ、と思ってたんです。

でもさっき言った通り、あらすじは文字数が限られますよね。

ランキング眺めて、分かったんですよ答えが……。



足りない部分は「タグ」で補いましょう!



どうしても入れたい、検索に引っかかるキーワードは、そのまま公式タグから引用します。

それ以外は、オリジナルの「言いたいこと」を入れてみて下さい。


「異世界転移」とか使うなら

「魔物の国に」「異世界転移」とか。


これは例なので、適当ですけど。これだとまず「異世界転移」で検索かけた人を引っ掛けて、かつ独自性がアピールできますよね。


そのままオリジナルを入れるのもありです。


例えば「クーデレ主人公」とかなら、検索には引っかからないと思いますが、どういう主人公なのか分かるので好きな人は釣りやすいです。



「あらすじ」は長いので、読まないかもしれません。

でも、「タグ」は短いので、目にも止まりやすい! 読むのも楽です。そういうことです。




④お知らせはなんでもいいです。フォロワーいるならTwitterとかでも。

でも『活動報告』はしたほうがいいです。




割烹を見てる人は、少なくとも『なろう』の小説を気にしている人ですよね。


そこの内容が面白ければ……来てくれる確率が1番、高いんじゃないでしょうか?



つまり! ここにもあらすじ書いて下さい!



でもよくいらっしゃるのが、やたら長いあらすじ。

分かる。分かるよ、内容知ってほしいよね。

でも読まないです。読む気なくします。(実体験)


さっき言いましたね。長いと読む気無くすと。

なので私のオススメはーー3行まとめ!



今回書いた話を3行に収めて書きましょう。

人間読む気が無くなるのは、長すぎる文章です。読もうとしないと、読まないんです。



3行で読みたくなる、短めのあらすじ作って下さい。


私のやり方だと……。


『今回の内容はこちら!



 なんでここにいるの⁉︎

 悪役的必殺技!

 それは反則なんだよなぁ⁉︎



 です。よろしくお願いします。』


みたいな。どんな話かなって、「何が?」って、ちょっと気になりませんか?

あとは言葉のチョイスが面白いな、みたいな?

 

でも、大体掴めたでしょ? 


あらすじは気を引くためのものであって

ネタバラシではないので、これでいいのです。


それにやってると文章力も上がると思います。

要約って、話の柱を見抜く必要がありますから。


つまりわざと「面白いように重要な所を見つけて、少し外す」というのも、ひとつの技です。

私これでアクセス増えてる気がするので、オススメ。


じゃあ他に伝えたい事は? ってなりますか?



最初に伝えたい事を書いたら、あとはご自由にどうぞ。とりあえず人は最初で判断します。



でも読者も人間なので、感謝はしても、あまりマイナスな事書きすぎないほうが、いいと思います。落ち込んでる人のところには、知り合いでもないと、なかなか近付きたがらないのが人間です。


ただしこれは、割烹を『宣伝』として使う場合なので、それ目的じゃないなら、心情の吐露は問題ないです。

でも宣伝につかうなら、自分の個人Twitterとかにしときましょう。




⑤禁断の手法、前書き後書きで強請る!




割と見る気がします。まぁ、読者が良い人であれば、評価やブクマくれるんじゃないでしょうか。



でも私はやってないです。

評価の為に書くのは否定しないです。読み手あっての小説ですから。


やらないのは単に、私としては本末転倒だからって理由だけです。あと鬱陶しそうかなって。

私は私の書きたい話を、書きたいように書きたいタイプなので。


もちろん評価は、もらえたら嬉しいですけどね。やる気の出かたが違いますから!


でも、『楽しんでもらうための指標』にするのはいいですけど

『ポイントのために書く』になったら私は何のために書いてるのか、分からなくなっちゃいそうだなぁと思います。




⑥エッセイを書いてみる




なぜ書くのが良いのかって、ランキングに載りやすいからですかね。



多分評価8ptもらえたら、日刊ランキングに載るのかな? 日によりけりなので、場合によってはブクマだけでもいけるはず。


ここの内容が面白ければ、そこから流入が見込めるって事ですね。でもそもそも、エッセイ読む人が少ないと思いますけど……。


おっと、これもエッセイでしたね。私は前に布教エッセイ書いてから、エッセイ覗くの好きになった口です。その中でたまに苦しそうな人を見かけるので、これを書きました。


まぁなので、共感してもらえそうな内容が書けそうなら、書いても良いんじゃないでしょうか! 小説と同じ! エッセイこそ主義主張の大本命ですからね!


そうだから書くのに悩んだら、人のエッセイ読むのも私はありだと思うんですよね。

エッセイは人の頭の中、直接覗いてるようなものです。超面白いです。言いたい事がストレートなので、「こんな考えもあるんだー」って、軽く読めるのがすごく良い。


その中に、「これは違う」とか「そうかも」みたいなのも、あると思うんですよ。それを小説に活かせると良いですね。まぁ、読み耽って進まないんじゃ意味ないんですけど。




⑦そんなことより毎日更新しよう!




前書き後書きは読者がいる前提ですから、まず更新しましょう? 全ては書いてからです。



小説は書き直せます。間違えたら、そこを直せば良いのです。

いつ更新されるか分からないものを、待ってる方は少ないです。面白くないとね。


毎日更新が難しいなら、せめて毎週何時に投稿、とか決めて知らせておくと、固定の読者さんが付きやすいと思います。


あと予約投稿しないで、手作業でやると良いらしい。予約は一律時間ピッタリなので、その方が埋もれないらしいです。

私バリバリ予約投稿してますけど……。


人の目に触れるって意味では、1日に何回も更新できるなら、その方がいいです。



ちなみにあらすじに「毎日更新」と書くとブクマ上がります。書いたらちゃんと書かなきゃですから、背水の陣でどうですか?



それにそもそも長編書くなら、ゆっくり書いてたら終わりませんよね。『なろう』も途中放棄作品、結構あると思います。毎日更新は、安心感があるんです。


更に話数の少ない小説は、連載だと読み応えがないので、あまり印象が良くない、というのもありますね。私が読者だけだった時それで、今はやめとこ! ってしたのあります。




⑧始まりは面白くして!




ぶっちゃけ私の中では、これが一番笑えるほどPV伸びました。



やり方は簡単。話の始まりは、テンポの良い面白い話にする事。



もう本当にこれだけ。これの効果は絶大ですよ。

どれだけすごいかって言う実例を上げます。


私の話は内容的に、最初重めだったんです。

でもやっぱ重すぎるかなー。だけど今更変えられないし、変えたくないしと思って。

プロローグ入れました。軽い、ギャグの。



その結果、2000PVくらい1日のPVが増えました。これが毎日続くんですよ?



いやすごくないですか! しかもすごい簡単ですよ! みんなやりましょう‼︎

だってこれ、話の内容は変えてないですから! 足しただけですからね! 誰でもできるよ!


まぁ理由としては、時間ごとのPV増減が減ったんですよね。これはつまり、継続して読んでもらえるようになった事を意味します。ご新規さん呼んで、すぐ帰られちゃうより、こっちの方が良くないですか?





……という訳で、この語りってどこから目線やねん! って感じでしたが、1度か2度、忙しくて書くのを放棄した奴が、頑張った結果の目線です……これで巻き上げてます。



話に飢えている人は一定数いますから、毎日更新してれば、少なくともいくつかはブクマつくと思います。最初にptのこと書いたのは、一応このためです。毎日書いてるから、少しずつでも上がってるんですよ。


ついたら、その方のためにも頑張って下さいね! その方は『あなたのファン』なのですから!



以上、私的見解でした。

お付き合い頂きありがとうございました!

この話がランキングに再び載っていて、なんだか懐かしくなりました。

今もまだ書いてますが、今は3000ptくらいになってます。継続は力なり、ですね!説得力がそれなりにあるでしょう?笑


読んでいただいたあなたの、お役に立てたら何よりです。

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話に出たすごく更新してる作品
フラグ回収から始まる悪役令嬢はハッピーエンドが見えない〜弟まで巻き込まないで下さい〜

そしてキャラクター案として私は推薦したい
ギャグで語る! 残念系のススメ!

私主導の企画も立ち上げてます
i583200
― 新着の感想 ―
[良い点] わぁーい昔のエッセイだ〜! 読み始める。うん、私と同じタイプ(知ってた) あれ〜終わらないなぁ? 1万5千字………すごい大作ですわ。 もっと読まれて欲しいっていうか、今度書こうと思ってた内…
[良い点] キャラクターなり物語なり軸を定めてということですね。自分の書きたいを見つめ直したいと思いました。
[一言] こんばんは! いつもお互いに執筆お疲れ様です(笑) ちょっとこれからの展開をどう書けば、より臨場感があって面白くなるかを悩んでおりました。 書きたいイメージは頭にあるのですが、それを表す実…
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