表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

転生王女の生存戦略

作者:

初めまして。

頑張って書いていきたいと思います。

誤字脱字、その他ご意見等あれば宜しくお願いします。

 よく二次創作なんかでありますよね、乙女ゲーや少女漫画の世界に記憶持ったまま転生してヒロイン成り代わりとか、傍観してたら逆ハー乗っ取っちゃったとか。

 で、これもよくある「死亡フラグ乱立しまくる悪役(という名の当て馬)キャラへの転生」…あぁ、そんな生温い目で見ないでください痛々しい設定なのは自覚してますから。

 むしろ、その「ヒロインをいびり倒す色んな意味で痛々しい悪役王女」が双子の姉(二卵性)だと判った時の衝撃は今でも忘れられません。しかも言動から考えてどう見ても前世の記憶持ち…これが死亡フラグ回避する為に全力投球するなら私も助力を惜しみませんし何より自分も転生者だと告げて協力したでしょうけど、姉の目的が公式ヒロインから逆ハーを奪い取る事だと判明してからもう一切の関わりを持つまいと誓い立てしましたね。間違っても巻き込まれたくありませんから。えぇ、巻き添えで学園追放どころか国外追放だの公開処刑だの公式ヒロインを守るべく暗躍した攻略対象によって暗殺されるだの全てに絶望して服毒自殺だの、本気で冗談じゃありませんからね!

 …お見苦しいところをお見せしまして。失礼しました。

 それにしても、何で「王家の面汚し」だの「落ちこぼれ王女」だの「役立たず」だの言われ続けてるのに魔法科に進学しちゃうんでしょうねぇあの人…私達が落ちこぼれとか言われてるのは、母親(正妃)譲りの魔力があっても使えないからなんだって自覚ないんでしょうか? いくら原作通りに進めた方が逆ハー乗っ取る上で都合がいいからって、適正皆無の場所に乗り込むなんて無謀でしょう?

 まぁ、私に厄介事運んでこない限りは、誰であろうと興味ありませんけど。そもそも兄達と違って「膨大な魔力を備えた双子なのに魔力が使えない」なんて散々言われ続けて「原因追求の為に」なんて口実で研究材料として狙われて命の危機を数え切れない程経験して2人も守りきれないと判断されて養子に出された私にしてみれば、血縁者と言われても育てられた覚えが殆ど無い以上、単に血の繋がりがあるだけの他人でしかありませんしねぇ。

 あぁ、本題から逸れましたね。どこまで話していましたっけ?

 …て言うか…公式ヒロインのみならず、そもそも「ヒロインの親友(という名の助言役)が前世の記憶持ち」なんてチートにも程があると思いません?

 ルートさえ押さえておけば攻略対象手玉に取るなんて簡単でしょう。実際、ウチの愚兄共(正妃の生んだ第二・第三王子。こっちは一卵性の双子)も生徒会長(妾妃の生んだ第一王子。実力はあるが身分が低いので認められていない)も副会長(第一王子のお目付け役兼乳兄弟)も騎士団期待の新人(ウザイ程に爽やかな脳筋)も次期宰相候補(生徒会でも随一の腹黒)も、生徒会役員は全員落ちてますし。ついでに人気と人望も道連れに。

 当然と言えば当然ですけどね。生徒会役員とは本来模範となるべき存在。なのに本来の責務を全うせず溺れるだけならば切り捨てられて当たり前。こんなにもあからさまなのに、向こう側の転生者…誰一人気付いてないみたいなんですよね、ゲームと現実は違うって事。気付かないフリしてるだけなのか本当に判ってないのかまでは知りませんけど。

 逆ハーエンド目指して色々やらかしてる姿が、事情を知らない第三者から見てどう映るか。

 そうやって落とされた攻略対象の学内での評判の変化も、それによる実家での評価も、更に言うなら自分自身の将来の姿でさえも。

 もっとも、私も貴方も「本来原作に登場しないイレギュラー」という名のモブですからね、本筋とは無関係の新設された研究科から、思う存分高みの見物(という名の傍観)で楽しませてもらいましょ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ