表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の【異世界兵器】がとどまることを知らない  作者: SNDKT
第1章 王都への道と、ギフト【異世界兵器】
9/30

冒険者ギルドでのテンプレ

リュウと『黒き翼』がいなくなった瞬間、レイ達は変な輩に絡まれた。


「お、やっぱカードもらったばかりのE級じゃねえか!おい、坊主たち、俺ら冒険者の先輩が、イロハを教えてやろうか!?」


2人の冒険者で、胸元にはレイ達とは違う色のカードが見える。


「D級の冒険者です。こんなのに教わることはないし、無礼なので、始末しますか?」


クルスが静かにブチ切れている。

サラッとレイとオードリーに怖いことを言った。


「ちょっと、クルス、、、!」


オードリーが小声で諌める。


「ありがとう。でも、僕たちには、B級の彼女と、後A級の兄がいるから大丈夫。」


レイが絡んできた輩にそう伝えた。


「おいおい、冗談だろ?こんな嬢ちゃんがB級なんて!授業料安くしといてやるから、言うこときけよ!」


酒を飲んでいるのか、しつこく絡んでくる。


(しつこいな、、、。)


レイは少し苛立ちながらも、初日に騒ぎを起こしたくないので、黙って2人を鑑定した。


レベルは10強で、ギフトは【剣士】と【魔法使い】だった。


(レベルの割には、ステータスは俺たちよりも低い。教わることは本当になさそうだな。)


「おい、びびってんのか知らねーけど、返事しろよ!」


黙っていたことに、輩が苛立つ。


「ふう。うるさい奴らだな。俺たちよりも弱いアンタらに、教わることなんてないよ。あっち行っててくれ。」


レイはしっしっ、と手を払った。


「なんだとぉ、調子にのりやがって!!!」


【剣士】がキレて、殴りかかってきた。


「!!」


その瞬間、クルスが反応しようとしたが、レイは手でクルスに「待って」の合図を送る。


(大丈夫、こんな遅い攻撃、余裕だ。)


レイには相手の動きが『視えて』いた。

パンチをかわし、足をかけると、【剣士】は勢いよく転んだ。


「いってぇ!なにしや、、、」


【剣士】が振り向いたときには、鞘には収まっているが、レイの短剣が喉に突きつけられていた、


「くっ、、、!」


【魔法使い】が慌てて魔法を打つ姿勢をとるが、


「動かないで下さい。」


【魔法使い】の首元には、回り込んだクルスの剣が突きつけられられた。


「ひっ、、、!」


一瞬で、勝敗は決した。


「私たちは、楽しくお茶していたいだけなので、これ以上絡まなければ今回は見逃してあげるわ。でも、次はないから。」


オードリーが冷たく言い放つ。


「す、すみませんでした、、、!」


そう言い放って、2人は出て行った。



「どこにでもあんな奴はいるもんなんだな。」


「クルスの殺気が漏れすぎてて、怖かったわ。」


「失礼しました。無礼な者たちだったので、つい。」


3人が何事もなかったように話していると、リュウが合流した。


「すまん、すまん、遅くなったな。」


「いえ、大丈夫です。」


リュウは、あの後、ギルドマスターに討伐した盗賊について話していたようだ。『黒き翼』に依頼がある程、厄介な盗賊だったようで、その副棟梁を生け捕ったことに、感謝と謝礼金をもらったようだ。


「、、、結構な金額貰いましたね。」


「まぁ、相手的にこれぐらいが妥当だったみたいだな。これで2ヶ月は宿に泊まれるよ。」


「冒険者って結構儲かるんだね。」


「そうだな。今後はもっと稼げるようにするぞ。じゃあ、今日はもう宿に向かうか。」


4人はギルドを後にし、宿へと向かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ