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俺の【異世界兵器】がとどまることを知らない  作者: SNDKT
第1章 王都への道と、ギフト【異世界兵器】
5/30

王都への道中 ~初の魔物との戦闘~

レイがスキルを放った後、すぐに4人で話し合った。


「あのスキルは、簡単に人にうっちゃ駄目だなやつだな。」


「スキルレベル1で4つでたということは、レベルが上がるとさらに殲滅力が上がりますね。」


「そうだね、、、。」


「消費MP30というのもなっとくです。」


「熟練の魔法の使い手でも、あの威力は中々お目にかからないな。威力は上級魔法ぐらいか。」


「そうなんですね、、、。」


「すごいことだよ、レイ。ただ、まぁ、レイ自身でも、まだびっくりしていると思うから、慣れるまでは渡した武器などを使うといい。」


「そうですね。ありがとうございます!」


リュウは、直近の稼いだ金を、レイとオードリーの武器に使っていた。


レイは短剣と盾を、オードリーは杖兼メイスと盾を装備している。中々の装備のようだ。



「さて、、、まずは、これから何をするかだが、王都について住む場所を確保したら、2人はレベルをできるだけ上げてくれ。俺はまた学園がはじまってしまうから、クルスは平日、2人のサポートを頼めるか?」



「お任せ下さい。」



「クルスも冒険者なの?」



「B級冒険者だ。レベルは俺よりも高いぞ。」



「「え?」」



「ご覧下さい。」



クルスはそう言ってレイ達にステータスを見せた。



—————————


【ステータス】


クルス


年齢 20歳


レベル51


HP : 380/380


MP : 250/250


ST(物理攻撃力): 200 + 100


DF(物理防御力): 100 + 100


INT (魔法攻撃力): 230


RES (魔法防御力): 100


AGI (素早さ): 260 + 220


ギフト: 【剣神】(★★★★★★★)


スキル: 身体強化 LV.5


    忍びの心得


    状態異常無効 LV.Max


    索敵 LV.9


    隠密 LV.9


暗殺術 LV.9


    急所突き LV.9


    火遁 LV.7


    水遁 LV.5


    雷遁 LV.7


   


—————————




「ステータスは、300を超えたら冒険者の中ではトップクラスと言われている。つまり、クルスはかなりの実力者ってことさ。」


「クルスも強かったんだね!」


「すごいわ、クルス!」


「ふふふ。ありがとうございます。」



「さて、話を戻そう。まずレベルを上げる、ということは大丈夫か?」


「レベルを上げて、冒険者をする、とういうことですか?」


「そうだね。冒険者も休みにやってもらおうとは思うけど、2人には、4月から王都の学園に通ってほしい。3月に入学試験があるから、実技対策としてレベルを上げておいてくれ。」



「「学園!?」」


「そうだ。あそこは大陸1番の学校で、多くの優秀な人材が集まる。そこで、切磋琢磨して、自身を磨いてくれ。あと、友人は財産となる。多くの人と交流して、学んでほしい。」



「でも、お金は、、、。」


「大丈夫。俺はA級冒険者だ。余裕さ。卒業すれば、もっと安定して稼げる。問題ないさ。」


「兄様、、、!ありがとうございます。」


「はは、2人にも今を楽しんで欲しいんだよ。」


「特待生の可能性も高いでしょうね。勉強も元からできましたし、何より、ステータス、スキルは間違いなく同年代トップでしょう。」


「うーん、大丈夫かなぁ。」


「私も心配だわ。」


「念のため、勉強もしとけよ。まぁ、大丈夫だ。何かあったら、俺たちが守るさ。」


「ありがとうございます。兄様。」



「後は、これからの道はモンスターもでるから、倒してレベルを上げていけばいい。」


「レクチャーいたしますね。」


「そうかぁ、、、ドキドキするなぁー。  、、、!何かがこっちに向かってきている気がする!」



今後の話をしていた時、レイの頭の中に、なにかが入ってきた。


「何!?本当か!?クルス!?」


リュウは斥候のできるクルスに確認をとる。


「いえ、、、!?いえ、きてます!西から5体、スピード的にウルフタイプです。」


「斥候もできるクルスより早く敵に気付いたとは、、、これがレイの力の一つか。」


「でも、何かが来ている、という感覚だけで、クルス程正確ではなかったよ。」


「十分さ。よし!馬車を止めて襲撃に備えるぞ!」


「「「はい!」」」



少しすると、敵が見えてきた。



「ウルフだな。モンスターランクはFランク。レイとオードリーの2人でも対応できそうだが、ここは皆でやろうか。」


「はい。お願いします。」



「レイは1番左の1体を、オードリーは1番右の1体を。俺が他の3体をやろう。クルスは2人のフォローを。」



「「「はい!」」」



「レイ、オードリー、安心しろ、お前たちのステータスなら、少しぐらい攻撃されても問題ない。オードリーのその杖はメイス替わりになるから、その杖で叩くといい。」


「わかりました、兄様。」


「いくぞ!」



リュウの掛け声と共に、3人はウルフと相対した。




「はっ!」


リュウは一瞬で3体のウルフを片付けた。


そしてレイとオードリーの状況を確認する。


なるべくは、リュウとクルスは手を出さず2人を見守るつもりだ。

それぐらい、2人とウルフのステータスの差はある。




まず、オードリーがウルフを倒した。


ウルフの飛びかかりを冷静にかわし、


「はあぁ!!」


メイス一閃。見事ウルフの顔を捉えて一撃で仕留めた。


「やったの、、、?」


「おお、やるじゃないか!オードリー!」


「さすがです、オードリー様。」


初めてとは思えぬ戦いぶりに2人からも安堵の声が漏れる。



そして、3人はレイを確認すると、



「いまだ!!」


ドドドッッゴォーーーーン


例のミサイルでがウルフが跡形もなくなっていた。



「はは、レイのやつ、敢えてあの技で倒したのか。アイツもウルフの攻撃を見切っていたし、大丈夫だったな。」


「お2人とも初めてとは思えぬ動きでしたね。」



————



〜レイ視点 ウルフとの戦闘〜



ウルフの動きは、アホーズより少し速い程度に見えた。1対1なら、問題なさそうだ。


思ったよりも冷静でいられそうだ。


もしかしたら模擬戦やってたアホーズに感謝しないといけないかもなぁ。



お、ウルフが後ろ足に力を入れているのか?


、、、くるか?、、、ん!?


身構えた瞬間、脳裏にウルフがどこに飛びかかってくるか、軌道のイメージが浮かび上がった。


この通り動けば、躱せる、、、?



結果、ウルフはイメージ通りの行動をとり、俺は簡単に避けることができた。


これがあの「超人類」というスキルの力なのだろう。ありがたい。



その後も、この感覚を確かめる様に、あえて攻撃せず、数回ウルフの攻撃を躱してみた。


飛びかかって噛みつく攻撃も、爪で引き裂く攻撃も、全てイメージ通りで簡単に躱せた。



これは、悪くない、悪くないぞ!


俺のAGIと、この読みがあれば、早々に攻撃には当たらなくなる。


それがわかっただけでも、この戦闘は収穫なのではないか。


後は、どう仕留めるかだが、、、



「短剣で簡単に勝てるけど、、、出来ればスキルに慣れておきたいな。」



ただ、近距離でミサイルを撃っても、自分にも爆風が来るので、少し離れないといけないか、、、。



ならば、まずは距離を離すか。


電撃鞭をつってみよう。麻痺させばなんとかなるだろう。



完全に動きを把握できたから、次でいくぞ!


、、、きた!


交わした直後は隙だらけだ!


「今だ!」


俺の鞭がウルフに巻きつき、電撃を放つ!


「ギャギャギャギャギャ、、、!!」


激しい電撃に、ウルフはすぐに気絶&麻痺状態になった!


これなら、距離とれるぞ!


俺はすぐに安全な距離をとり、照準を合わせた。


これ、気絶&麻痺状態だと、楽勝だな、、、。



そして、ミサイルを放つと、4つが全弾命中した。


激しい音と煙が上がったあと、ウルフは跡形も無くなっていた。



うーん、オーバーキルすぎるな。

でも、何となくコツを掴んできたかも。


もっとたくさん経験つまないと!


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