表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/28

01*負けないくらい想ってるのに

お題先『確かに恋だった』

君はどうして私の想いに気付いてはくれないのだろう。

私の親友の気持ちはすぐに気付いてあげたのに。


「ねぇ、何むくれてるのさ?」

「……アンタには関係ないでしょ」


そんなの嘘。

全てアンタのせいなんだから。

こんなにもむくれてるのも。

こんなにも胸が痛むのも。


「そうかもだけどさー。今俺すっげー幸せだからさ」

「…だから何?私に幸せを分けてくれんの?」

「うん」


迷いもなく頷くコイツを見て、私はなんて馬鹿な男に惚れたんだろうと思った。

私の気持ちにこれっぽちも気付かない私の親友の恋人。


ねぇ、私を見てよ。

私を幸せにしたいならちゃんと気付いてよ。


「…まぁ、無理だろうけどね…」

「…何か言った?」

「…アンタには関係ないことよ」


せめて私の目に入る場所に居て。


親友の恋人にそう願うのは罪ですか?



負けないくらい

想ってるのに


(アンタなんて不幸になっちゃえばいいのに)

(な、なんてことを言うんだ、君は!)

(もし私のせいで不幸になったら私が責任とってアンタのこと幸せにしてあげるわ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ