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01*負けないくらい想ってるのに

お題先『確かに恋だった』

君はどうして私の想いに気付いてはくれないのだろう。

私の親友の気持ちはすぐに気付いてあげたのに。


「ねぇ、何むくれてるのさ?」

「……アンタには関係ないでしょ」


そんなの嘘。

全てアンタのせいなんだから。

こんなにもむくれてるのも。

こんなにも胸が痛むのも。


「そうかもだけどさー。今俺すっげー幸せだからさ」

「…だから何?私に幸せを分けてくれんの?」

「うん」


迷いもなく頷くコイツを見て、私はなんて馬鹿な男に惚れたんだろうと思った。

私の気持ちにこれっぽちも気付かない私の親友の恋人。


ねぇ、私を見てよ。

私を幸せにしたいならちゃんと気付いてよ。


「…まぁ、無理だろうけどね…」

「…何か言った?」

「…アンタには関係ないことよ」


せめて私の目に入る場所に居て。


親友の恋人にそう願うのは罪ですか?



負けないくらい

想ってるのに


(アンタなんて不幸になっちゃえばいいのに)

(な、なんてことを言うんだ、君は!)

(もし私のせいで不幸になったら私が責任とってアンタのこと幸せにしてあげるわ)

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