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厄災の始まり

「止めろ、止めてくれ…」俺-ゼノンは黒い服を着た大人に抑えつけられ、俺が住んでいた村が焼け野原にされるのを見せつけられていた。数分前、この村が含まれるレスタ領の領主、アスタラ様がやって来るなりこの村に居た俺を村の外れまで呼び出し、黒服の大人たちに押さえつけ、村を焼け野原にしたのだ。理由は分からない。だが、今は少しでも生きていられる確率を上げるため、今日を振り返った。-3時間前- 「じゃあ行ってくるー」今日は俺はレスタ私立バラムス学園の創立記念日らしく、休みだから、久しぶりに俺は家の裏の森で実戦訓練をやるつもりで、服装を整え、家に居た母さんに出掛けることを伝えて、森へと向かった。その道中、昔あった、ここの森の仙人がいるという家に、珍しく人影があったので、持ってきた双眼鏡で覗くと、この村を含むレスタ領主のグゥェル様がいるのが見え、挨拶をするべきだと思い、家に向かって歩こうとした時、靴紐が切れた。タイミングが悪いな、と

思いつつ、近くまでよった時、領主と仙人の声が聞こえてきた。「お主の治める村、最近夜逃げする連中が多いじゃろ?」「そうなんだよねー、だからさぁ、最近ジャモイガ中央帝国の貴族連中の間で話題の犯罪組織、『クトゥルファウスト』の犯行風にして真面目な領民だけの村にしようかなって考えてるんだよねー」「ハッハッハ、いい考えですな。して、いつ決行するのですか?」「今日さ」「き、今日?なら儂はさっさとあなた様の城に行かねばな」「?何を言っているんだい?君もここで死ぬんだ…よ!」「グフゥ?!」その瞬間を俺は見てしまった。アスタラ様が、仙人の心臓を魔法で強化した手刀で刺殺した瞬間を。「き、貴様ぁ…貴様がその地位にまで上り詰めることが出来たのは誰のおかげだと…」「んー俺?だって俺の言葉巧みな話術に乗っただけだからね?きみは」「く、くそう…」ぱたりと倒れた仙人を雑に投げ捨て、アスタラ様はもと座っていた椅子に座った直後、「いやー一番邪魔なやつは消せたんだけどー…そこに居るのは誰だ?」やはり気付かれていたか。俺は仕方なくアスタラ様の前に出た。「へぇ、その紋章、バラムス学園の生徒だろ?どうしたんだい、こんなところで?」「え、えーとその、森での実戦訓練を…やるつもりで…いたんですけど…」「なるほど、それでこんなところに…もしかして、さっきの見た?」「申し訳ございません、見てしまいました…。」「へぇ、僕、この事は黙ってられるかい?」「もももちろんです!」「偉い子だね。じゃあもう行っていいよ」「ありがとうございます!」俺は急いで逃げ帰った。そして、何事もなかったかのように家に帰り、母さんと食事の支度をし、その後帰ってきた兄さんと父さんと食事をし終え、寝る準備をしているときに、アスタラ様に呼び出され今に至る。その事を思いだし、俺は、「俺は誰にも話してない!なのに何故!」「簡単だよ。将来僕を脅す材料になるからね。だから殺す。その前に、君の大切な人達を連れてきたよ。」顔をあげると、そこにいたのは俺の家族、そして俺の幼なじみだった。するとアスタラ様が、「君に絶望をあげる」の一言と共に俺の父さんに蹴りを入れた。そこの一撃で父さんはゲフゲフと血を吐いた。次は母さんだった。母さんは眼を小刀で両眼をえぐり出され、それを食わされた。母さんはなくたびに血が流れ、眼を飲み込まされた直後、夜食もろとも吐き出していた。「使えねーなーこいつ」その一言と共に母さんは首を蹴られ、気絶した。「止めろ、止めてくれぇ…」俺の願い虚しく、兄は黒服が持ってきた槍で四肢を中心に滅多差し、もう意識はなかった。そして最後は幼なじみだった。幼なじみは特にひどく、まだ俺と同じ14歳なのに、腕の指の骨から順に体の骨という骨を折られ、あははははと笑っていた。「あ、ぁぁ、」「ねーねーどんな気持ちぃ~?自分の大切な人達を目の前で殺されて、それを見るだけなんて、どんな気持ちぃ~?あははははぁ(笑)」「ぼぉ前ぇ…殺じでやるぅぅぅ、殺じでやるぅぅぅ!!」俺は激怒と憎悪の眼を向け、アスタラ様、いやアスタラを睨み付けた。「おー怖い怖い」アスタラはおちゃけるようにいい放ち、俺を幼なじみのような体にした。そして、アスタラは自分の領地に向けて日を放ち、虐殺を始めた。「おめでと~君のせいでこの村を含めて三つほど村が無くなるよ~、それじゃあ、さよなら」そういい、手に持っていた槍で俺の心臓をえぐった。

本日は御高覧頂きましてありがとうございます、作者の暇人です!この作品の説明をすると、大長編の前日譚と思って頂けると幸いです!それでは次の話でお会いしましょう、さようなら!

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