お医者さんになりたい!…動物の!
『医療の力ということでしょううか…?医療の力は世界に及ぼす影響が大きいので…』
「あっ、言葉足らず申し訳ないです!私、動物のお医者さんになりたかったんです。人間には余り興味ないんです…」
言葉にするとクズっぽく感じてしまい声が小さくなってしまった。でも不特定多数の人間とは関わり合いたくないのは事実だしなぁ。
『動物のみですか。人間にはあまり興味がないと。…なるほどなるほど、そちらの方がこちらとしても都合が良いですね。では、動物治癒の力をレベル3で差し上げましょう。ひまりさんには残念なお知らせですが人間も動物なので人間にも効果があります。しかし人間に施した際は精々レベル1か2程度です。また、動物治癒スキルをもつ人間は多くないので人間には効果がないと言っても嘘がバレることは少ないと思いますよ。』
やった!
欲しいスキルをもらうことが出来た!
女神様としても私が人間と不必要に関わり合いたくないことは良いことだったぽくて良かった。
『他に何か希望はありませんか?』
「いえ、多分これで充分生きていけると思います。お気遣いありがとうございます。」
『いいえ、こちらのわがままを聞いて頂くのでこれくらい構いません。』
「あまり積極的に女神様の世界に干渉するきはないのですが、仲の良い人間とかって出来ちゃうとマズいですか?」
『いいえ、世界の進歩などに過干渉にならない限り自由に生きて頂いて構いません。私がひまりさんに望むことは世界に過干渉に成らずできる限り生きていただくことです。仲の良い方をつくられても、極端ですが誰とも関わらなくとも私は構いません。まぁ、実際は食べ物などを購入する際に最低限の人付き合いは発生すると思います。』
「分かりました。でしゃばらずに頂いたスキルでできるだけ生き抜こうと思います」
『では、私の世界を宜しくお願い致します。』
「えっ!(急に身体がぐわんって…!)」
女神様、親切だけど急だな!!!