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復讐12話



 「ガッ! ガッ! ガッ!!」



 レオサンダーは連続でプラズマ弾を飛ばしてきた。

 しかし、



 「ははは、無駄無駄!!」



 ユイトが手を動かす度に逸らされるプラズマ弾。



 「多少は脳ミソあっても所詮はモンスターって事か」


 わかっている。

 狙いは俺じゃない。

 この無駄弾の役割は………



 「こういう事だろ?」



 崩れ落ちてきた天井に、プラズマ弾を撃ち込んだ。

 上から降ってきた岩や土が吹き飛ぶ。



 「グルルルルルルルルルルル………」


 「悔しいか? なら来いよ。ほらほらほらほらほらほらほらァ!!」



 砂鉄をぶつけて挑発し続けた。

 唸り声からストレスがたまっていることがわかる。

 そして、



 「グオオオオアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!!!!」



 完全にキレた。

 そこから怒涛の連続攻撃が入った。



 鋭い刃の様に変形した雷の鞭。

 当たらない。


 無数に降り注ぐ雷の矢

 当たらない。


 超広範囲を押しつぶす雷の槌。

 これも当たらない。



 悉くを外し、どんどん魔力が弱まっているレオサンダー。



 「疲れただろう?」


 「グルルルルル、グルルルルルルルルル………」



 俺は近づいていった。



 レオサンダーは恐怖する。

 強くないはずの人間に自分の攻撃がまるで当たらない。

 それどころか、やられているのは自分の方。


 未知。

 知らない何かに対する恐怖。

 レオサンダーは、底の知れない何かに怯えていた。


 結局のところ見な、知らないものを恐れているのだ。

 人間もモンスターも関係ない。


 未知は恐怖。


 得体が知れないという事は斯くも恐ろしい事なのである。




 「終わらせよう」



 ユイトはギュっと手を絞った。

 全身を電気で纏ったレオサンダーは、簡単に操られる。

 脚をありえない方向へ曲げられていく。

 それだけではない。

 首も、体も曲げられていった。




 「グイイイイイイイギュオアアアアアアアア………!!!!!」




 そしてこれが、断末魔の悲鳴となる。




 「ふ………ぅ、ううぎッ、ぎぃいああああああああアアアアアアアアァァァ!!!!!」











 気持ち悪い音と共に、全身の骨が砕け、レオサンダーは生き絶えた。




 




 「倒した………くくく………ハハハハハ、ハーッハッハッハッハ!!! なんて素晴らしいUSだ! クラス1でレベル1の雑魚が、あの雷獣王レオサンダーに無傷で圧勝したぞ!」



 静かな洞窟に、笑い声が鳴り響く。



 「くくく………これなら、これなら復讐ができる………! 全員地獄へ叩き落とせるッッ!」


 倒した事で経験値が入り、レベルアップしたことで、腕以外の怪我は全て治った。


 「待ってろクズども! 俺が絶対! 地獄に落としてやる! ハッハッハッハッハ!!!」

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