人殺しー後編
グロいです。
ダメな人は回避でお願いします。
おっさんが殴られて、ぶざまに這いつくばっている。まぁ俺が殴ったんだが。
「やっやめてくれ金なら払うから、家で妻と娘が待ってるんだ」
おっさんは恐怖のあまり股間が濡れている。
「んなこと、知ったこっちゃあ無えんだよ」
その言葉を俺は容赦無く切り捨て、睨めつける。
「ひいぃぃぃぃぃ!」
俺か目を逸らし、ジタバタと逃げようとしている。
「なに逃げてんだよ。オラッ!」
逃げようとするおっさんの鼻っ柱に、ヤクザキックをおみまいする。
「あぎっっ‼︎」
スキル『狂気』を発動し、物質化しておっさんの右腕を固定する。『狂気』は赤黒い色彩を放っている。
「てかさぁ、なんであんなに急いでたの?」
靴で人差し指を立てて、それに一気に体重をかける。人差し指が手の甲につく。すると「ゴギュ」と汚い音を立てて折れる感触が、靴底越しに伝わってくる。
「いぎぃぃぃぃぃーーーーーーー‼︎‼︎‼︎」
あまりの痛みにおっさんは、大声を出す。
「おいおい、叫んでるだけじゃ分かんねぇんだけど」
中指にも、靴をかける
「いいいい言いますっっ。おおお王都の勇者に武器を卸そうっ!どじでだんでずゥゥゥゥゥゥ」
話の途中で中指を折る。思考が狂気に染まっていく度に『狂気』が大きくなっている。
「ククッいいねぇ、もっと泣いて喚けよほらァァ」
眼球に爪を突き立ててほじくり出す。プチプチと神経の切れる感触がして、「グジュリ」と言う音とともに眼球が
ほじくり出される。
「きょあはぁぁぁぁぁいだぁぁぁぁいぃぃぃぃッッッッ‼︎」
どんどん声が大きく、かすれて行っている。
「ギギャハハハハ」
笑いながら爪を剥いでいく。
「ーーーーーーーーーーー」
親指から剥いでいったが、薬指でおっさんは声にならない声を上げそのまま動かなくなった。
「なんだよもう終わりかよ、異世界人ってこんなに脆いのか?がっかりだ」
日本人でも、もうちょっと持った気がする。
ポーン…『魔王様が無意識に、スキル『拷問』を発動させていたせいでは無いかと思います。』
なるほど、このスキルは封印だな。
「さーてっと、宝探しと行きますか」
ん? なんだこの馬。脚が六本あるぞ?
ポーン…『その馬はスレイプニルと言って、魔物の一種です。今はまだ子供ですが、成獣になれば脚は八本に成り、力も数倍になるでしょう』
へえー、いい事聞いたよ。この馬手懐けるか。
「〈ステイニング〉」
すると茶色かった毛並みが、どんどん黒くなっていく。
ー主様〜
スレイプニルが、首をスリスリしてくる。こうも簡単に成功するとは、レジストされると思っていたんだが。
ポーン…『子供だったからと思われます』
そうか、運が良かったってことだな。これで『王都』への足が出来た。
スレイプニルには、待機させ馬車の中に入る。
「あら?」
馬車の中には小奇麗な袋しか無い。あんな袋に武器入れてたら、破けるだろううし。取り敢えず袋を開けてみる。
「なんだこりゃ?」
袋の中は黒くなにも見えない。
ポーン…『マジックアイテムのアイテムポーチです』
どうやってつかうんだ?
ポーン…『手を中に入れて取り出したい
物を思い浮かべれば、取り出せます』
ほー、そりゃ便利だな。念じて取り出す。(俺が扱える武器で、一番強い武器)
すると、一本の短剣が出てきた。真ん中に、真っ白な宝石が埋まっている。
ポーン…『この短剣には、軽量化、切れ味特化、隠蔽、認識阻害、の魔法がかけられています』
強そうな短剣だけど、これ聖の気を放ってる。〈ステイニング〉できるかな?
「〈ステイニング〉」
むむむと、気合を入れるが余り染まらない。三割くらいだろうか? かけられている魔法も、三割位いの力しか発揮出来ていない。
「ま、これからレベルが上がっていけば、どんどん染められるだろ」
俺はアイテムポーチを持って、外で待機させているスレイプニルに跨った。
「よーし、行けッスレイプニル!」
王都はもうすぐだ。
ちょっとやりすぎでしょうか?
やりすぎって思った人は、感想お願いします。もっとマイルドにしますので。