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外道の魔王が歩む道  作者: 竹山蓮
プロローグ
3/11

プロローグ:チュートリアル

自称神がいなくなってからすぐに頭の中で声がした。



「代理を務めさせていただく“A”です。質問等は、後ほど受け付けますので一方通行で話させていただきます。

貴方達はこの後、異なる世界いわゆる異世界に転移します。信じられないかも知れませんが本当です。

まぁ、百聞は一見に如かずですので、『ステータス』と、唱えて下さい」



“A”の言うとうり『ステータス』と、唱えてみた。



ーーーーーーーーーーーーーー


ステータス

名前:美空黒陽

職業:学生


クラス:【黒き太陽の???】


レベル:1


HP:12

MP:30

筋力:9

器用:15

敏捷:21

知力:35

幸運:15


称号

大量殺人鬼、快楽殺人鬼、殺人衝動、破壊衝動、人の皮を被りし化け物、死の淵からの生還者


スキル

ナイフ術lv.4 罠作りlv.2 拷問術lv.6

魅了lv.2 即死技lv.6


ーーーーーーーーーーーーー



うーん、ステータスは高いか低いかよく分からんなー。称号もスキルも今まで俺がしてきた事だろ、多分。分かんないのは【黒き太陽の???】だ。全く心あたりがない。もしかして名前からきてんのか?



「ステータスに関してですが、平均は10〜12です。筋力は力、器用は武器や道具を上手く扱えます、敏捷は速さを上げます、知力は魔法の威力や思考加速の効果があります、幸運は文字どうりです。HPとMPは比較的簡単に上がりますが、筋力などは上昇値が少ないです。』




『称号は今までどんな特別な事をしてきたかや、性格、思考などか関わってきます。どんな称号でも付属で特殊な効果がついてきます。スキルは、同じ事を何度もすると得られます。スキルがあると無いとでは、天と地ほどの違いがあります。』



『クラスは貴方自体を表すものです。名称などに関しては色々な要素が関係してきますので、由来などを聞かれたとしても分かりません。【???】に関しては【???】の場所に勇者か魔王が入ります』



なるほどゲームみたいな感じか、それにしても知力とMPが高い。魔法型なんだろうか?



「2分間だけ質問を受け付けますので画面に向かって喋りかけて下さい、質問の答えが画面に表示されます。

2分後画面に、勇者か魔王と表示されますのでそれが貴方の適性職業になります」



画面が切り替わって『おしゃべり下さい』と、表示される。



「魔王と勇者どちらが有利だとかあるのか?あとそれぞれの利点を教えてくれ」



ポーンと言う音がした後2秒も立たないうちに画面に表示された。



『勇者と魔王に優劣は存在しません。それぞれに利点があります。

まず勇者ですがメリットは、人に好かれやすくなります。向こうの世界では勇者は保護の対象ですので国の援助が受けられます。勇者同士でパーティーを組むこともできます。デメリットは、人を殺しても経験値に入りません。魔王に倒されると、今まで得た経験値の10分の2が魔王に入ります。』



『魔王のメリットは、人を殺すと1割り増しで経験値が入ります。なお、勇者がモンスターを殺しても1割り増しで経験値が増え無いのはモンスターが、魔素が集まると自然に生まれるからです。

魔王の固有魔法である『迷宮創造』を使えるようになります。『迷宮創造』で生み出したモンスターが得た経験値の半分が魔王に入ります。デメリットは迷宮がクリアされると魔王のレベルが、半分になり3日間どの方向にいるのかがバレます。勇者に殺されると今まで得た経験値の10分の1が勇者にはいる。と言う風な感じです。』



勇者はデメリットが少ないが、得られる物もそう多くはないな。

魔王はデメリットがデカイ分得られる物も大きいと言うことか。日本人は勇者が多そうだな。



「そういや、ここに選ばれる基準は?」



ポーン…『西暦2014年8月5日午前2時に意識が無かった15歳以上25歳未満の人間で転移に耐られる魂の持ち主です』



ん? てことは俺死んでなかったってことか? 称号にも『死の淵からの生還者』てあるし。



「日本から何人くらい来てんの?」



ポーン…『30人です』



結構来てんだな…



「魔王の固有魔法以外に迷宮はあるのか?」



ポーン…『あります、だいたい一つの国に対して5つはあります。』



俺は頭の中でプランを作り上げていく…。



ポーン『2分経過しました今から適性の発表を行います。』



すこしドキドキしてきた十中八九魔王だろうけど。



『貴方の適性職業は、【魔王】です。では、異世界での殺し合いに行ってらっしゃいませ【黒き太陽の魔王】様』



やっぱ魔王か〜と思うと同時に、俺は来た時とは違う黒い光に包まれて消えた。

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