4話 説教は勘弁
えー、魔法を使えば自分にダメージが入る系魔法使いです。もう魔法使いって何だっけ状態だわ。
魔法が使えるってことは魔力が存在するってこと。それは分かってます、分かってますとも。
でもね…
「イリアって本当に分かってないね。魔力は有限だよ?魔力枯渇してんじゃん」
「うへああああ……誰かモンスター持ってきてー……」
「その状態で戦う気かよ」
「は?飲むんだよ」
「え?」
「うん?」
お互いの会話が噛み合ってないってまさにこのことだと思う。疲れた時に飲んでたのがカフェイン飲料。正式名称モンスター〇〇ジー。略してモンスター。あれ、これ大丈夫?
これ、怒られない?大丈夫?え?本当に?信じるからね?
「はあ…今日は大人しく帰りなよ。魔力枯渇状態の魔法使いなんてモンスター達の格好の的だから」
「え、なにそれ怖い」
皆さーん!知りたくなかった新事実を知ることができましたね!魔力枯渇状態の魔法使いってモンスターの餌らしいっすよ!こいつはヤベエや!
さてここで問題です。私の今の状態異常は?
“魔力枯渇”
「うぎゃあああああああ!嫌だあああああああああああ!死にたくなああああああああああい!」
「うるっさ!アクア!」
「うぼああああ!」
全身びしょ濡れになって家に帰るとオカンにめちゃくそ怒られた。マルセラにやられたんだ、と言ってもオカンはあんたが悪いと言って怒ってきた。
そりゃちょっと(?)は騒いだけどさ……
いやでも、私が100%悪いわけじゃないと思うんだよ?絶対悪いのって私の魔法だもん。結局私か…
オカンにこってり絞られてさらに説教中です。
「まったく……魔力が無くなるまで練習する馬鹿が何処にいるの……」
「ここでーす」
「はあ……いい?私たち魔法使いは魔導士や賢者とは違うの」
「……魔導士は魔力もあって魔力もかなりある。賢者はさらに上」
賢者と言えば上級職。賢者の前は僧侶だと誰が言ったか…ド〇〇エだよ。けれどこの世界では、魔法使い→魔導士→賢者となっている。賢者が最終クラスって覚えたから合ってると思う。
賢者クラスになるには相当な時間と訓練が必要で、今現在賢者と呼ばれている人は数千年生きてるお爺ちゃんお婆ちゃんくらい。魔導士は魔法使いの中で才能ある人とか魔力がある人に贈られる称号みたいなもん。見た目じゃ分かんないよ。
魔導士になってるやつは見た目でこそ分からないけど、自慢してたら分かる。
魔力を垂れ流して自慢してるから。そのくらいだと魔法使いでも分かる。だから魔導士は腹が立つ。だってめっちゃ自慢してくる人いるし、魔法使い馬鹿にしてくるし!
「私だって、魔法が安定し出したら目にもの見せてやっからな……」
まずは風と雷魔法の練習、頑張ってきます。




