act.16
class 1の予選が開始され、ポルシェ、ベンツ、BMW、アウディの合計14台がコースへ出る。
12分を経過し、各車が2度目のタイムアタックに入るなか、一台のベンツ、ゼッケン2号車がアタックに入る
日向「2回目のアタックに入ったな。うちはどうすんだい?」
小野「うちは2週後にアタックします。」
そういうと、指示台の方へと走っていった。
小野「suzumiyaさん、2週後アタック入ります。準備お願いします。」
小野が無線でsuzumiyaに指示を出す。
suzumiya「了解です。今から最終コーナーに入ります。」
アナウンス「2号車がセクター2を通過していきます。いいペースですね〜。」
2週後…。
suzumiya「アタック入ります。」
小野「了解です。思いっきりやっちゃってくださいw」
suzumiyaがアクセルを踏むと、水平対向エンジンの音が後ろから響いてくる。suzumiyaはどうにもこの感覚になれなかった。
suzumiya「加速はいいなぁ。さぁ、コーナーはどうかな?」
ポルシェが1コーナーに突っ込んでいく。
suzumiya「おぉ〜。曲がる曲がるw」
suzumiyaはその瞬間、ポルシェの虜となった…。
少し経つと続々とタイムが出始めた。
アナウンス「先程タイムアタックに入りました、ゼッケン2号車のメルセデスが帰ってきました。タイムは…、3分40秒53〜!」
日向「おぉ〜、早いな〜。うちはどうだろw」
その後も続々と帰ってくるが、2号車のタイムを抜く車は出なかった…。1台を除いて…。
suzumiya「フォオオオオ〜!」
小野「suzumiyaさんぶっ壊れてますよ()」
アナウンス「クラフトモータースポーツが凄まじい速さで追い上げていく!セクター3のタイムが2号車より2秒も早いぞー!」
実況「クラフトモータースポーツのドライバーには1人もワークスドライバーが居ないのですが…。これは驚きましたね…。」
日向、DIVA「()」
実況「最終コーナーを立ち上がってストレートに飛び込んできた!タイムはどうだ!?」
小野「これは…。」
実況「タイムは…、3分40秒38!ギリギリ抜いて1位だァー!」
クラフトモータースポーツ一同「 ( ^o^)<ンンンンンンンンンンンンンンンwww、あのぶっ壊れ野郎やりやがったw」
2号車のワークスドライバー「What is that guy!? That driver is very crazy…。」
観衆がざわめく中、マ〇〇イカラーイメージのポルシェが帰ってきた。
suzumiyaはマシンから滑り降りると真っ先に二人の元へ向かった。
suzumiya「やってやったぜお二人さんヨォ!後は任せたぜ!」
日向「お疲れさん。なかなかすごい走りだったぜ。」
日向はすでにレーシングスーツに着替えていたが次までまだ30分ほどある。
小野「日向さん、ちょっといいですか…?」
〜〜〜〜〜〜〜その頃観戦席は…。〜〜〜〜〜〜〜
Nabe「suzumiyaもプロドライバーかぁ…。」
夜叉鴉「よぉ、お前も見にきてたのか。」
Nabe「夜叉鴉さん、久しぶりです。」
夜叉鴉「今回のレース、どう思う?」
Nabe「簡単ではないでしょうね。class 1には他にも13台いるし、奴らの中にはワークスドライバーも居ないわけですし。」
夜叉鴉「なるほどね。」
act.16 end