act.14
act.13から一週間後の朝早く、3人はクラフトモータースポーツにいた。
WORLD Endurance to 12 hoursは5/25日の予選、5/26の決勝の2日間で構成され、今日は予選日である。
日向「俺たちが来るまでにあらかた荷物の積み込みはしてあるようだな。車も2台とも積み込んである。」
suzumiya「マシンの積み込み少し見てみたかったなw」
DIVA「よく2人ともいつも通りでいられるな〜。俺緊張しまくってるよw」
3人で談笑していると、小野がまもなくしてやってきた。
小野「おはようございます。今回の移動車両は既に到着してるんで、先に乗っていてください。移動車両は入り口に止まってますので。」
3人は言われた通り入り口に向かった。
日向「すげぇな…。こんなもんまで手配してるのか…。」
日向の目の前には大型のトランスポーターが止まっていた。
suzumiya「まるでニ○モの○フォースだなw」
3人は中に入り、2階への階段を上がっていった。
日向「一人一人に個室があるぞwすげぇなw」
DIVA、suzumiya「本当だw ならとっとと個室入って寝よw」
そういうと2人はそそくさと個室に入り、鍵を閉めてしまった。
日向「面白くねぇ奴らだなw まぁ、俺も個室に入るか。」
日向が部屋に入ってから4、50分が経ち、続々とクルーが乗り込んできた。どうやら全ての作業が終わったようだ。
小野「えー、それでは積み込みが終わりましたので、これからサーキットに向かいます。サーキットまでは1時間30分くらいで着くと思われますので、それまでご自由にお過ごしください」
小野が放送で話すと、トランスポーターが動き出した。
日向「いよいよだな…。」
〜〜〜〜〜〜〜〜約1時間30分後…〜〜〜〜〜〜〜〜
トランスポーターが止まった。どうやら到着したようだ。
日向「ん〜?あ、着いたのか。」
日向は気がついたら寝てしまっていたようだ。目の前の鏡にはひどい容姿が写っている。
日向「うわ、ひでぇw」
クルーが続々と降りていくのに混じり、日向も車を降りた。そのうちにDIVA、suzumiyaも降りてきた。
日向「うわっ、2人ともひでぇ寝癖w」
DIVA、suzumiya「お前もなw」
そんなくだらない会話をしていると、小野が指示を出しているのに気がついた。
小野「ピット内のモニター設置、ケータリング設備の設置も忘れるなよ〜。」
日向「指示が的確だ。動きにムダがないように見える」
小野の指示もあり、設営は1時間と経たずに終わった。
小野「設営終わったか?よっしゃ、ミーティング始めるぞ」
小野が全員を呼び、ミーティングを始める。
小野「いつもと違い今回は2台体制だ。いつも以上に忙しくなるが、気を抜かないように!以上!」
小野が解散の指示を出すと、クルーがあっという間に散っていった。
小野「あ、ドライバーの6人はこちらに…」
今回はロータスに別召集のドライバー3人、ポルシェにsuzumiya、DIVA、日向が乗ることになっている。
小野「予選は3人の総合タイムの平均で競われます。タイヤは予選3回のうち、1度だけ交換することが出来ます。予選中は一度ピットを出ると戻ってこられません。予選1回目、2回目、3回目のドライバー起用の順番はこちらで決めますので、準備をお願いします。それでは解散してください。」
act.14 end
タイトルについてなのですが、サブタイトルのネタが切れたため今後は無しで行こうと思います。