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草薙裏探偵事務所  作者: 和都
「草薙失踪事件」
60/70

・第五十七話、再会2

・草薙失踪事件31

沖田視点

「まずはアイツをどうにかしないといけない。」

草薙さんが指を差す方向には人間にしては低い身長の者が佇んでいた。


「アイツとは…?」

僕は草薙さんに問いかける。


「来るぞ!!!」

草薙さんは叫び、横に飛ぶ。

それを見て僕も後ろに下がる。


【シュッ】と風を切る音が聴こえたと思った瞬間、僕の目の前に

人の形をした何かが現れる。


一瞬、食人鬼か!?と思ったが生気がまったく感じられない。


僕は咄嗟にテーサーガンを目の前にいる何者かに撃ち、命中する。


「馬鹿!逃げろ!!!」

草薙さんが僕に叫ぶが一瞬の判断が招いた隙。


その隙に僕がテーサーガンを放ったその何者かに僕の手が掴まれる。


「放て、水の弾丸よ!!!」


草薙さんのその声と当時に僕の体からその何者かが引き離され、僕の手には

その何者かの手だけが掴んだ状態で…、

つまりその何者かの手が切断され僕の手をまだ掴んでいた。

掴む力は衰えていない。


「う、うわあああああ」

僕は驚きのあまり後ろに倒れ離れない何者かの手を離そうと触ろうとする。


「触るな!」

草薙さんの声が響き、僕は一瞬動きが固まる。


「ちっ、逃げられたか…。」

草薙さんがそう言うと僕に近づいてくる。


「ちょっと…、事情を説明してください!!!」

僕は草薙さんに怒鳴った。


「わかったわかった、そんな怒鳴るなって…。」

そう言うと草薙さんは僕に未だしがみついている手を能力で外してくれた。


「さて、どこから説明しようか…。」

うーむ、と考え込む草薙さんに対し僕が


「一から全部です。」

と突っ込む。


「仕方ない、まぁ奴は逃げたしここで話すとするか…。」

そうして草薙さんの説明が始まった。

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