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草薙裏探偵事務所  作者: 和都
「草薙失踪事件」
57/70

・第五十四話、同行3

・草薙失踪事件28

沖田視点

職員の一人が僕に向かって言う。

「そういえばお前は誰だ?」


げ…、ここにきて気づいてしまったか。

また運よく電話なんてかかってきたりしないかなっと僕は願ったが

そう運よく電話なんてかかってくる訳がなかった。


僕は押し黙り覚悟を決める。

腰に吊るしてあるMP5を白衣の下から手を入れ取り出そうとする。


「まあまあ、いいじゃないですか。そんな事は。」

ニコッと笑った眼鏡をかけた白髪頭の職員。

あれ…、この顔どこかで…?


そう考えていると所長と呼ばれる男が「行くぞ!」と言い

第三区画の入口にカードキーを差し込み突入する。


第三区画の中は無数の部屋があり、覗くと怪しげな培養液に浸された

育成カプセルのような物が無数に存在していた。


「隅々まで探せ!必ずここにいるはずだ!」

所長と呼ばれる男は職員に怒鳴る。


先に草薙さんを見つけても他の職員が近くにいるのでは連行せざるおえない。


他の職員同様、僕も隅々まで探す。

それこそ机の引き出しやロッカーまであけて探した。


「所長!」

と部屋の外から声が聞こえる。


僕は聞き耳をたて話の内容を聞く。


「天井裏に繋がる扉が開きっぱなしになっておりまして…。」

「そこに逃げ込んでた可能性があるのか。」

「はい、恐らくそこかと…。」


天井裏…?

如何にも草薙さんが逃げ込みそうな場所だな…。


僕はこっそり所長達の後ろをついていく事にした。



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