表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
草薙裏探偵事務所  作者: 和都
「草薙失踪事件」
44/70

・第四十一話、鳥居

・草薙失踪事件15

沖田視点

「走りますよ、白子さん!」

僕は白子さんに叫び走り出す。


いつまでもここにいると食人鬼達のエサになってしまう。

そう思い、先ほど老人に教えてもらった神社を目指し走る。


まっすぐ走っていくと古いびた建物が見えてきた。

あれが老人の言っていた神社か。

ならばあの入り口に鳥居があるハズ。


僕はそう考え神社の近くまで走るが

神社のふもとに着き周囲を見渡す。


「鳥居が…ない!?」

そんなまさか!?と思い神社をくぐり境内へと移動してみる。


境内の中には古びた本堂があり扉を開けてみる。


「沖田さん、あれ!」

白子さんが僕にそう言うと小さな鳥居が本堂の中にあり

ここから老人の言ってた【קליפה】に行けるのだな。


多分普通の人には聞き取れない言葉だ。

本当に自分が特殊班でこういう予備知識だけはあって助かった。

つまり【קליפה】とは訳すと「クリフォト」


現世と幽界の狭間を通って

次元を抜けるという荒事をしなければならない。


魔術的補助や何も魔具を持たない僕達には

大変危険で未知の領域だが先を行った草薙さんも同じ事。


尚且つ後ろは食人鬼の集団、これは覚悟を決めて飛び込むしかない!


「白子さん、行きますよ!」

僕は声をかけて白子さんのてのひらを掴む。


「はいっ!」

白子さんがそう言って僕が頷き小さな鳥居をくぐったのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング
評価、ブックマーク等、宜しくお願い致します!
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ