066
開始と同時に前回同様突っ込んでくるハルさんとアカリさん
前回と違うのはハルさんが修羅へ、アカリさんが弁慶へと向かった事だ
んー対戦相手がスイッチしただけでこれといって・・・・・
紅が何か警戒してたしどこ変化は・・・・
あ、前回より決闘場を広く使っている?弁慶と修羅との距離がかなり空いている
でも、これでどうなるというんだろ?と考えているとハルさんがナビさんの方へ顔を向けた
ナビ【バインド!】
ハル【ブースト!】
二人同時にスキルを使用し修羅は何かに捕らわれ動きが阻害される
そしてその修羅をスルーしハルさんは猛スピードで弁慶vsアカリさんの元へカッ飛んでいく
ハルさんとアカリさんに挟撃される形となってしまった弁慶
虚空のデバフ、紅のヒールで援護しデバフが解けた修羅が援護に向かうも二人の素早い連撃を捌ききれず弁慶が沈む
ミキ【あああ・・・弁慶が・・・】
1vs1で拮抗していたのだから弁慶が沈んだことにより2vs1となり修羅も健闘するがやられてしまい攻撃手段がこれといって残ってない私達の敗北が決定した
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待合所へと戻ってきた
ミキ【うう・・・やられちゃったね】
紅【やはり対策をうまく立てて来ましたね】
ハル【うまくハマって良かったよ、どうミキちゃん、直線的でなく変則的な戦い方の経験になったと思うんだけど】
ミキ【はい、実はうちの子に2回戦は戦略を変えてくるかもって言われてたんですけど、今までモンスターしか相手にしてきてなかったのでああいった変則的な動きは初めてで対応出来なかったみたいです】
ハル【まあ私たちはここでそういった対人戦を結構やりこんでるからね、色々戦術考えてるんだよ】
【ミキちゃんもこの街にいる間はダンジョンと合わせてここでお訓練してみたらいいよ】
ミキ【はい、そうしてみますね】
うんうんとうなずくハルさんとアカリさん
ハル【さてミキちゃん最後にもう一戦しておこう】
【先に言っておくね、これから使う戦略はミキちゃんにとって一番嫌な方法だと思う】
【内容を言っちゃうと対応できるかもだけど、ここにはそういう戦略を取る人達もいるってこと経験してたほうが良いと思うの】
今までとは一変しハルさんはすごく真剣な顔で言ってくる
そういった物かわからないけど私の為にやってくれるのなら拒む理由はない
ミキ【わかりました、よろしくお願いします】
そうして再度登録し出番を待つ
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ハルside
アカリ【アレをやるんだね?】
ハル【ええ、ミキちゃんには怖い思いさせてしまうかもだけどああいう戦略もあるんだと経験してたほうが良いでしょ】
ナビ【あれは嫌いなんだが仕方ないね】
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そうして決闘場に移りバフを終え決闘開始した
今までの2回戦はともにハルさん達が攻め込んできたが今回は開始しても飛び込んでこず様子見をしている
そこで弁慶、修羅で距離を詰めていき当たろうとした時だった
そこから一気にハルさんとアカリさんは私の方を目指し走り出し、弁慶、修羅はナビさんがデバフと自信で戻るのを阻止している
虚空、紅が私の全面に出るもハルさん、アカリさんの猛攻はとめれず私が攻撃を食らって何もできずに倒されて敗北した
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あまりの瞬殺ぶりにショボーンとしてしまう私、弁慶達もウマくやられてしまい落ち込んでいる
それを困り顔で見るハルさん、アカリさ、、ナビさん
ハル【ミキちゃん、ここでは勝つためにああいう戦略を取る人たちもいるの】
【一度経験してもらってたほうが良いとおもったんだけど・・・ごめんね】
ミキ【いえ、誤ってもらう事ではありません!】
私は焦って返答をする
ミキ【それに弁慶達にもよい勉強になったとおもいますので・・・ありがとうございました】
ハル【うう・・・そう言ってくれて良かったよ・・すごく落ち込んでいたから嫌われるかと・・】
と、ちょっと泣いてるようなハルさんがハグしてきた
ミキ【あの、本当に大丈夫ですから・・・自分のふがいなさに少しおちこんじゃっただけですので・・・】
とハグされてアタフタする私と泣いてるハルさんを笑いつつみるアカリさんとナビさんだった
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