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【あのー、これはドッキリっすか?】


勇気を出して質問したが一斉にみんなの視線が向く


【あの時の子ね、アース・・・社員の教育が少し甘いんじゃないの?】

【申し訳ありません母様】


そうしてAI社長にさらににらまれ委縮してしまったが、はっと思い出す


【確かあのイベントで俺に命令してきた人っすよね?】


【ええ、あの時はイライラしたわね、ああいうイレギュラーな時こそ運営がちゃんとしないといけないというのに・・・ふう】


【まあまあそうイジめてあげるものじゃないよ、僕のすごさにビビっていたんだろうしね!】


【あなたは反省しなさい!】

ガシッと子供へアイアンクローをきめる前社長こと立花朱音


【さて私たちがアースに呼ばれたということはまだ信じられないって事だからでしょうが、アースが言った事はすべて真実よ】


【しかしですね・・・では・・・あなたはいったい何者なんですか?】


【ああ、そうよね、私はすでに死んだはず?そう言いたいのね】


コクンと頷く質問者


【まあこれに関してはこの神に感謝してるのよ】

【私は死後にこのきまぐれ神の提案にのってメビウスの世界へ転生させてもらったのよ】


この言葉に満足したのか子供がムフ~とうれしそうに鼻を膨らませている


【まあ色々制約があってこちらへ好き勝手にはこれないのだけど今回は特別にね】

【さて哀愁的にはこの子が説明する?かもだけどまずは今できる確認をしてみなさい】


どういうこと?とり会できずに考え込む


【ふう・・・あなた達は先ほど誓約書に署名したわよね】

【端末をつかって今得た情報を出来るものなら拡散してみなさいな】


はっとなった社員達は一斉に端末を操作する

SNS、掲示板の書き込み、LIVE配信など試す者もいる

しかしどれもがウマくいかない

接続できないとかならまだなにかこの部屋でしているとおもえたかもしれない

しかし現実はすべて行えているのだが全て改変されているのだ

LIVE動画ですら発信しているものとは違う内容となる


最後の手段として部屋を出て他人と話をしようとするものもいたが結果は・・・


【さてこれで理解できたかしら?あの誓約書はそこの神との契約でもあるわ】

【そろそろ覚悟を決めて理解なさいな】


【あの・・・先ほどまでの話を聞いてて思ったんですが・・・】

【つまりメビウスオンラインの世界とは・・・・仮想世界ではなく現実にあるという理解でいいのでしょうか?】


その質問に子供がビシっと指をさしながら

【そうあの世界は僕の星だよ!】


【ということは私たちがNPCとおもってる方々は実在してあの世界で生きている方たちということですか?】


【うむ、そういうことだね】

【だからゴブリン事件の時にNPCと思ってたとはいえ生き返らないと考え逃がしてくれたプレイヤーたちは良かったね!】


【あのドラゴン事件は結局なんだったんすか?めっちゃ怖かったっす】


【あーあの場にいた子だね】

【あの件はめっちゃ怒られたから許してよ】

【僕がその子に協力したのは停滞しはじめた世界をどうにかしたかったんだ】

【元あった僕がつくった世界は発展を終え停滞し始めてたんだ】

【で、そこの子に協力してもらって停滞を終えまた活性が始まった】

【だけど、もう少し刺激が欲しくてね、君たちがどれだけやれるかを見たくてついね・・・】


【あの・・・誓約書によって他人へともらせないのは理解したんですが、こんな大事を私たちが知ってよかったのでしょうか?】


【うん、君達はね、選ばれたんだよ】

【僕と地球を管理する神にね】


ニコっとしながらとんでもない爆弾を放り込まれ社員達は再度フリーズした




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