046
とある空間で
【あなたね・・・あれほど言っていたのに】
【でも・・・良い結果がでたじゃない?】
【あれはクロがたすけてくれたからでしょ】
【もしあのまま絶望を植え付けておわっていたらどうなっていたか・・・】
【それは理解してる?】
【・・・・ごめんなさい】
【ふう・・・あなたならいくらでも並列行動できるでしょ・・・あんな強引なのじゃなく分体でも作って降りてみなさいよ】
【んーそういうのは何か違うんだよねー】
【あ"?】
【そんな怒んないでよ・・・】
【まあもう少し慎重にやりなさいよ・・・】
なんだかんだ仲の良い二人はギャギャーと言い合いしつつ会話を楽しんでいた
【う?・・・・・】
【あら?・・・・】
二人同時にメッセージが送られてきた
【ああ・・・・あの娘も怒ってるわね・・・】
【予定が狂って私たちの事を一部に知らせるみたい】
【もう準備はできてるのね・・・・はあ・・・・行きましょうか】
女性は行動に移そうとするがもう一人の子供は動こうとしない
【何やってんの?行くわよ】
【ヤダ・・・・・見たでしょあの文章・・・・めっちゃあの娘怒ってるもん】
女性は顔を手で覆い呆れたようにふう・・・とため息をつき、子供の首根っこをつかみ
【ちゃんと怒られなさい、さあ行くわよ】
【やだやだ、君だけで言ってきてよ】
子供の抵抗むなしく女性によって強制転移していき空間には誰もいなくなった
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イベント後緊急メンテをかけた後、社長に集められた会社の会議室ではドヨ~ンとした空気で息苦しい
何せ完璧を誇ったと思っていた防壁を突破?されたのか自分たちがしらない存在によって内容が捻じ曲げられたのだから・・・・
ここに集まっている役職をもつ社員達は数名しかいない
冷静にかんがえればこのアースという会社には不思議な事が多すぎるのだ
先代からの遺産があるとはいえこんな少数で運営できるようなlvではないのに何故か運営ができている
皆不思議に思うことはあったがそこまで深く考えずにやってきた
【あなたは災難だったわね】
【そうっすね・・・簡単な司会進行でおわると思ってたらアレっすよ】
【もう色々考えてオーバフローおこしてパニクったっす】
【なんだったんだろうなあの子供】
【俺たちが見せられてたデータにはまだないモンスターまで発生させたしな】
【本当に何なんでしょうね・・・】
【発言から少しわかるのは我が社とまったく関係ないって事はなさそうですよね】
【僕らが知らない外部社みたいなのがあるんでしょうか・・・?】
【う~ん、やはり皆わからないよね・・・・】
【まあ、社長がここに集合かけたって事は説明はあるよね?】
【まあ、そうであってほしいわね・・・】
【そろそろ時間ね】
会議室のスピーカーから
【全員そろっていますね】
【早速ですが今回の事はかなりイレギュラーなことですが問題はありません】
【しかしそれではあなた達は納得出来ないでしょう】
みなウンウンと頷く
【今からあなた達の覚悟を確認したいと思います】
【あなた達の末端に誓約書を送りました】
【今から2時間ほど時間を与えますので内容を吟味し納得したら署名してください】
【もし署名しなくても別に罰則はないのでご安心を】
【脅しとおもわれるかもですがはっきり言っておきますとその誓約書の効果は本物です】
【ではのちほど】
何かすごい事をいう社長にどういう事?と皆は自分の末端に送られてきた誓約書を見ていく
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