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目の前での激闘を見せられ尻込みしてた人たちも動きだす
地面にはいつくばってたドラゴンだが、攻撃をうけ続けていたがついに立ち上がり反撃をはじめた
しかしダメージのせいか先ほどまでの圧倒的戦力を感じない
【よし、弁慶、修羅は守りはいいから前線へ行って攻撃に参加】
【虚空と紅はいつものように援護で行くよ】
ドラゴンはのこった左手を払ったり、回転尻尾、口からの炎の攻撃をしてくるが一撃死するほどではなくなった
そして最初のドラゴンの時のように数による押せ押せムードとなる
倒せるぞ!とみなが思い少し気持ちが緩んだ時だった
ドラゴンが体をくぐめ叫び声をあげると右の翼が生えてきた
そうして羽ばたき一気に上空へと飛び立つ
さきほどのように力を貯め始める
皆、先ほどのレーザーが脳裏に浮かぶが
【あれはマスいわね、遠距離攻撃できるものは角を狙いなさい】
誰かの叫び声にみなドラゴンの角を見る
角がバチバチと赤い稲妻をまとい光り輝く
攻撃が届くもそのエネルギーすら取り込むかのようにどんどんと赤い稲妻は大きくなっていく
これはマスい・・・誰もが感じ取る
私は弁慶のみを残し他を送還する
【弁慶、防御態勢でまもって】
コクンとうなずく弁慶
【クァーーーーーーーーーーー】
ドラゴンが鳴き叫ぶと角から赤い雷が広範囲へ発射された
周りから叫ぶ人々の声と大爆発がおこる
私は弁慶の大楯に隠れていたがとてつもない衝撃波によって吹っ飛ばされる
少しの間気を失ってたが私は生き残ったようだ
砂煙の中人々のうめき声のようなものが聞こえる
みんなを再召喚し紅に回復をお願いする
弁慶はどうやら私を庇ったせいで直撃をくらって死亡したみたいで呼び出せない
そして砂煙が薄れてくるとそこは地獄絵図だった
赤い雷の着弾点なのか地面はボコボコになっており、ダメージをおった人々が伏せたり座っておりざっとっ見た感じでも参加してた人の半数は消失している
更にプレイヤー達に絶望が襲う
空中にいるドラゴンがクォーーーと叫んだ後に右手が再生された
みな諦めの言葉を吐き絶望の顔模様をしている
一部まだ争う闘志はもっているがあきらめの人たちはドラゴンの猛攻がはじまり蹂躙され消えていった
何か!何か手はないのか!倒すとまで行かなくてもせめて一矢報いたい
私はドラゴンの攻撃パターンを観察していた
大技を除いたドラゴンの攻撃方法は
:両腕による物理攻撃
:回転からくる尻尾攻撃
:口からの火炎放射
この3つが主な攻撃方法だ
その中で私は一つパターンを見つけた
火炎放射を吐くときドラゴンは腕を下げ無防備なのだ
そして火炎を吐くときも右から左を毎回同じ動作である
これなら修羅ならやれる!
私達はドラゴンの対面右手に陣取る
そしてその時は来た
ドラゴンが火炎放射の動作に入った
【虚空!修羅にフルバフを!】
バフを受けた修羅は弓矢を構える
ゆっくり火炎放射しながら首を振っているドラゴン
そうしてこちら側へ向いた時
【今!修羅】
攻撃態勢で無防備だったドラゴンの顔へ矢はまっすぐ進みドラゴンの左目へまっすぐ突き刺さった
まさかの反撃と左目の激痛でドラゴンはうなりを揚げる
【へへへ、やったよ、みんな!】
見事にやってのけた修羅たちと私は喜ぶのだった
年始はいそがしいですね
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