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とある所で


【ふう、あの娘の頼みとはいえメンドクサイわね】

【でも・・・あの人ならやり兼ねないわね・・・】

【仕方ない、一応現場には行っておきましょう】



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


大型ボス討伐戦日がやってきた

開始時の1時間前にINしてみた

街にはいつもより人が多い気がする、みんな討伐戦参加者かな?


【さてと、みんなおいで!】


弁慶達と紅が現れる


【主よ、今日は何をするのだ?】


【え~っとね、今日は他の人たちと一緒に大型の敵を倒す・・・・えーっと・・・祭り!そう祭りみたいなものがあるからそれに参加するよ】


【ほう、なかなかやりがいがありそうなお祭りなのだな】


【うん、みんな頑張ろうね】


4人はコクリと頷く


そして開始時間まであと数分となった時に目の前にボードが現れイベントに参加しますか?と出て居るので、はいを選ぶとグニャ~っと景色が歪む


そうして景色は切り替わり私は荒野に立っていた


【ここが特殊ステージなんだね】


次々に人がポップしてき、荒野にはたくさんのプレイヤーであふれている

さて今回はソロPTでいいかな?連合とかはどうなるんだろ?と考えてると


""今日はたくさんの参加ありがとうっす!””

””あと少ししたらボスが現れるっす!皆に特殊バフ配るので頑張って倒してほしいっす””


あ、このしゃべり方は社員さんだね

みんなに光が降り注ぐ、ステータスUP系のバフでかなり強力そうなものだ


【ギャオーーーーーーーーーン】


遠くから何かの方向が響き渡りビリビリと圧が感じられた

みんながその方向へと向く


そこには空を飛びながら急速にこちらへ向かってくる塊が見えた

どんどん近づいてくるその塊は翼を広げ私たちの頭上を旋回する


そうして急降下で降りて来た

ズシーーンととてつもない重量感がある物体、それは5mぐらいはありそうな緑なドラゴンだった


周りから

【ドラゴンきたーーーーーーーーー!!】

【うへえ、あんなの倒せるんか?】

【カッコイイ、テイムしたい】

【弱点は何だろ?やっぱ寒さに弱いとか?】

【おっしゃーやってやるぜ】

【俺これに勝ったら装備良いの揃えるんだ!】


と色々な発言が聞こえる、最後の人はフラグ臭がするね

今回は連合を組んでないので誰かが指揮をするようなことがない

それでも人の多さを生かすために面で当たるのではなく、ドラゴンを円でかこむように移動する人たち

私も人が少なく薄い所へ向かい討伐に備える


【弁慶は前衛にてとにかく防御に徹して、修羅はまずは弓攻撃で様子見】

【虚空はデバフを掛け続けて、紅は下がり気味でまずは様子見でいくよ】


討伐が開始された

ドラゴンの圧倒的力に吹っ飛ばされる前衛プレーヤーたちだったが、数の暴力とでもいうのだろうか

次々に入れ替わりでプレイヤーが入れ替わりドラゴンを削っていき、ダメージを追った人達もヒーラさんによって回復され戦線に復帰して押せ押せ状態だ


そんな最中

【あの子がデビルサマナー・・・】


ボソっと聞こえた声だったのでどこからかわからなかったが私の事かな?

私、有名人ですか?

と思いつつも弁慶達に指示をだして討伐を勧めていく


そうして開始して30分ぐらいだろうか?ドラゴンは弱りあと少しで倒せそうな感じになった

皆それをかんじたのか突撃していく人で溢れている


【よし、弁慶と修羅も行っておいで!】


ドラゴンへ張り付き攻撃を繰り出している弁慶と修羅

皆の攻撃に耐えきれ素ドラゴンは弱弱しい咆哮を上げ崩れ落ちた


そうして空中に《Congratulations!》と文字が浮かび上がりドラゴン討伐に成功した

周りから皆の喜ぶ声が聞こえる


【思ったより苦労せず倒せたね】


私が感想を言った時だった


【ダメダメだね、こんな生易しいものじゃ人は輝かない】


いつの間にか《Congratulations!》の文字の上へ立っている子供がそう言ったのだった


【はあ、あの人・・・こらえきれず出てきたのね】


ん?先ほどのわたし?の事をデビルサマナーと言った人の声が聞こえた


【まあ、まずはおめでとう、そして・・・】

子供が指パッチンをすると


《Congratulations!》の文字がジジジと点滅し変換され《new trial!!》と変わった


【new trial?新たな試練?】


崩れ落ちてたドラゴンへ子供が手を向けるとドラゴンが光り真っ赤な色へと変わる


【んー、一段階あげたレッドドラゴンじゃ面白くないか?も応一段階あげちゃえ】


更に光をまとったドラゴンは赤黒くなり額からは大きな角が出て体も大きく筋肉質な感じへと変貌した


【さあ、このハイレッドドラゴンを相手に君たちの可能性を示しておくれ】


そういうと子供は消え、ドラゴンが咆哮を上げ戦いが始まるのだった



読みに来てくださった方ありがとうございます


皆さま良いお年を

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