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”メビウスオンラインよりお知らせ"

”初イベント イベント会場にて大型ボス討伐戦を開催します"

”誰でも参加可能ですので時間があえばぜひ参加してください"

”開催日 〇月〇日 20時から"


毎回INする前に運営サイトをみてるんだけど、このような通知が出てあった

大型ボス戦かー、紅が来てからかなりPTとして安定したから活躍したいね

またハルさんや静さんと会えるかな?楽しみだね


さあ、今日は何しようかなー

最近は弁慶達と紅の連携のために狩り主体だったからなー

久しぶりに街の探索してみよう


ブラブラとお店や出店を見て回るもコレ!というものはない

時間が過ぎお昼時となったので屋台街へと行く


威勢の良い声で屋台の人たちが呼び込みをしている

辺りからとても良い匂いがしている

んー今日は何食べようかな?と迷ってると、真っ黒だけどとてもきれいな毛並みをしている猫ちゃんがトトトっと歩いていく

わー猫ちゃんだ~と付いていくと串に刺した魚を焼く屋台へとつく


【お、クロスケ、また来たのか?ちょっと待ってろよ、焼いてやるから】


店の前にチョコンと座ると店主さんが声をかけている


【あの、この子はここの子なんですか?】


【ん、いや、そうじゃないんだがな、時たまヒョコっと現れるもんでな、ツイツイな】

といいつつ笑う店主さん、猫好きなのかな~


【おじさん、私にも一本お願いします】


【おう、まいどあり、一緒に焼くからちょいと待ってな】


焼くところを見ていると店前でチョコンとすわってた黒猫ちゃんと目が合う

カワイイなーオイデオイデと手招きしてみると


【ナ~ン】


黒猫はひと鳴きし私の足へ体や尻尾をスリスリしてくる

ふあ~~~癒される~~

手を伸ばしても忌避するような感じはないので体を撫で喉をなでる


【ゴロゴロ~】


フフフ気持ちよさそうだね~


【嬢ちゃん焼きあがったぞ、もしよければ店の裏にスペースあるからそこでクロスケと一緒に食べてくれ】


【はい、ではお邪魔します】


丸々と太ったアジのような魚の串焼きを受け取りスペースへ黒猫ちゃんと行く

オジサンに箸を借り身をほぐしてあげた

ウニャウニャを鳴きガツガツをほぐし身を食べる黒猫ちゃん

私も串にかぶりつく

油がのってて薄めの塩味で魚のうまみを感じとてもおいしい


【とっても美味しいね~】


【ナ~ン】

私の手をテシテシと叩き身をほぐせと催促?してくるので、身をほぐし与えるとウニャウニャとまた食べ始める


とても美味しいので黙々と食べ進めお互いすぐに食べきった


【美味しかった!】


私は一匹で満足したが、黒猫ちゃんはまだ欲しいのかテシテシとしてくる

ちょっと多めに焼いてもらってインベントリにしまっておけばいいか


【おじさん、猫用を10匹ほど焼いてもらっていいですか?】


【おう、かまわんぞ】


それから10分ほどで焼き上がり1匹500円だったので5500円払う

魚を受け取り黒猫ちゃんの方へ行くとスタスタと歩き始めどこかへ行こうとしてる


【あれ~?もういらないの~?】


黒猫ちゃんは振り返りこちらをジ~とみている

ん~?ついて来いって事かな?


【それじゃあ、おじさんありがとうね~】


【おう、まいどあり~いつでもきてくれよな】


私はおじさんと別れ黒猫ちゃんの後を追う

なんでそんな狭い路地を行くの?と言いたくなるような道を進んでるとフっと変な感覚があった

そうして進むこと数十分、なにか街中ではないようなスペースへとたどり着いた


【おや、クロのお客さんかい?】


そう発した声の元には子供サイズの大きさで服を着た猫がいたのだった

寒いですね

打ち込んでる指先が寒さで痛いです


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