034
とあるカフェにて
【やあ、久しぶり、2年ぶりかな?】
【まあ、そんなものかしら・・・で、あなたは降りてきて大丈夫なの?】
【前に降りてくるのは影響が出かねないからって言ってたでしょ】
【ん、いやー上から見てるのもいいけど同じ目線で見たくなってさー】
【無理してきちゃった】
あっけらかんと語る子供に呆れている女性
【で、君の方はどうだい?ついに渡り人が来るようになったけど】
【そうね、最後まで私が担当できずにこちらへ来させてもらう事になって悔しさもあったんだけど、やはり嬉しいわね】
【それであたなたはどう?まあまだそこまであなたが楽しめる要素はないかな?】
【それがさーひとつ楽しみというかさー】
何かクフクフと独特な笑みをする子供
この笑みは何かからかう材料でもある時だとおもいつく女性
【デビルサマナ~】
子供の言葉にピクと反応してしまう女性
【フフ、そうだよ君がなりたかったデビルサマナー職を持つ子が現れたんだよ】
【まあ、まだ召喚した者に戦わすぐらいのヒヨッコだけどね】
【成長して色んなスキルが解放されると君みたいに吹っ切ってスキルを使って強くなれるかどうなるか楽しみだな~】
【ふん、そうでもしないと行き詰るしいつかは決断するでしょ】
【そうなのかね~】
【まあ、今はいいや】
【そういや君は渡り人を見るためかアルスにいたそうだが、討伐戦なんで手伝ってあげなかったんだい?君なら楽勝でしょあんなの?】
【私もどちらかというとあなた側の傍観者でしょ】
【なんでもかんでも首つっこんで助けてもね・・・・】
【ふむ、まあ君が助けちゃ成長も見込めないか】
会話が途切れたので頼んでおいた紅茶を飲む
【そういえばさ、アレだけ隙がないぐらい色んなものを詰め込んだこの世界だってのにあたらしいレシピが生まれたのにはビックリしたよ】
【ああ、アレね】
【漁師飯か郷土料理とでもいうのかしらね】
【ああいうシンプルなものほど見落としがあって今後も生まれ出るかもね】
【あと少ししたらまた新しい子達がこの世界へとやってくる】
【どんどん楽しみが増えていくよ】
【まあ、そうなんだけど・・・】
【それだけ増えてくると不穏分子も出てくるわ】
【まあ、そこは僕の管轄でもあるからね】
【今回この世界の子達をNPCとして見たのは見てマイナスだけど、復活しないからと全員逃がす行動した子達は良かったね】
【ゲーム感覚でやらかすやつは一生後悔させてやるけどね】
【まあヤバそうなのがいたら私の方でも動いておくわ】
【それじゃあそろそろ行くわ、またどこかで会いましょう】
【ああ、またね相棒さん】
女性は手をヒラヒラと振りながら街へと消えていった
【ふふ、気取っちゃって~本当は渡り糸がきたのを歓喜してる癖に】
【もっと僕たちが楽しめるようもりあがるといいね~】
そうして楽しそうに言い残し子供は消えていった
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