016
カールさんと話し込んでるとカワイイ子供たちが現れた
【お腹すいたー】
【お腹すきました】
【・・・】コクコク
三者三様だな
この子達はテンプレでいえば孤児院にいる子達なのかな？
【あーそういや今日はリンが上の奴らの仕事体験の付き添いでいないんだった・・ガキんちょどもに早めに食わして寝かすよう口を酸っぱく言われてたな・・・】
【どうすっかな・・・・あっ嬢ちゃん料理は・・・さすがに無理か？】
【母から少しづつならっているので簡単なものならできますけど・・・こちらの材料とかよく知らないので・・・】
【それじゃあ食材や調味料見てつくれるようなら作ってもらっていいか？俺は料理はからっきしでな】
カールさんの後について行ってると後ろのほうでかわいらしい足音が聞こえる
ふりむいてみると三人が固まって付いてきている
ふふ、カルガモの子供の行進みたいでかわいいな
ガチャとひらいた扉の先には綺麗な厨房と食事場だ
【えーと材料はと】
棚から箱を持ってこちらにやってくる
【こういった材料なんだがどうだ？】
そういって見せられた物を見て、ん？となる
これってジャガイモ、人参、玉ねぎ・・・だよね
聞いてみるとその通りだった
次に調味料
酒、砂糖、塩、醤油、味醂、味噌、酢、生姜、ニンニクetc
そしてまわりをみると電化製品？のようなものが結構そろっており、その中には冷蔵庫があり肉もあり冷凍機能があるので氷もある
そして、なんとマヨネーズなどもあった
これはマヨネーズ御殿とか料理チートとかは無理な世界だなと苦笑いしてしまう
【あの、これなら私でも簡単なものでよければ作れます】
【おー助かるわー、お前らーこの嬢ちゃんが飯作ってくれるぞー】
【ウマいもん頼むな】
【ご期待】
【・・・】バンザイしている
ふふ、それじゃあ早速料理していきますか
手を洗いその後、ジャガイモ、タマネギ、ニンジンを軽く洗う
調理道具にピーラーがあったので助かった、包丁での皮むきとかほとんどした事なかったので
お肉はと冷蔵庫に行ってると、クイクイと足元で引っ張られる
【手伝うー？】
女の子が上目遣いで言ってくる
あー手伝いたい病だなｗ
それじゃああの電化製品？があるって事はアレもあるだろうな
【カールさん、おコメってありますか？】
【おう、そこの箱にはいってるはずだ】
炊飯器の様なものがあるからやっぱりあったね
多めに炊いて余ればおにぎりにでもしてあげればいいかな
ボールつきアミザルに５合ぶんのコメを入れ女の子と向き合う
【えーっと】
【アリー】
【アリーちゃん？でいいのかな】
コクンと頷く
【それじゃあこれに水をいれて軽く洗ってくれるかな】
それを受け取り水を入れシャッシャと軽くコメを洗うアリーちゃん
やったことがあるのか白く濁ったらザルを上げ水を変えてもう一度洗っている
こだわる人は最初の水がどうとか研ぎ方がどうとからしいが私はあまり拘らない
つけておいて水分を吸わせたいけど今日は急ぎだしそれもナシ
アリーちゃんが研いだお米を炊飯器にいれメモリより少し水を減らしその分の氷をいれて準備完了
そして炊飯ボタンをアリーちゃんが押すとピっという音とともにフォーンと稼働音が鳴り始めた
【出来た】
子供特融のムフ～とうれしそうな顔でこちらを見ている
【すごい完璧だよアリーちゃん！ここからは火も使うからみんなと待っててね】
コクンと頷くと２人の元へトテトテと歩いていき頑張ったーと報告して和気あいあいとしている
鍋を火にかけ薄切りの牛肉のようなを軽く炒め、さきほど皮を剥いてたジャガイモ、タマネギ、人参を乱切りにし炒める
軽く火がはいったら水を入れそこへ酒１、醤油１、味醂１の合わせ調味料を入れ味の濃さを調整する
少し甘さがあるほうがいいかなと砂糖を一振り
これを煮込めば簡単肉じゃがの完成だ
あとは汁物を
昆布やいりこなどなかったので出汁とりは諦めた
アゲをいれただけの簡単味噌汁
鍋を振って混ぜて肉じゃがの味のしみこみ具合を見てると炊飯器からピーと音が聞こえて炊きあがったようだ
こんなものかな
【出来ましたよー】
【おう、ありがとうな、じゃあ盛っていくのでお前たち運べ～】
【嬢ちゃんも一緒に食べような】
五人分を盛り子供たちと運びたべる準備完了
【じゃあつくってくれた嬢ちゃんに感謝して頂きます】
カールさんの挨拶に子供が続き食事を開始した
おいしい、おいしと食べてくれとても満足な食事会となった
片づけた後、おいとましようとしたがもうよい時間だから泊って行けよと言われ、子供達にも引き留められた為お邪魔することにした
最近はヤ〇サやキッ〇ーマンが簡易煮込み調味料とか発売してて楽ですね～
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