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013

意識が覚醒すると私は門前の列にならんでいた

感動に打ち震えている間に私の番がすぐにやってきた

でもどうすればいいの?

こういうのってチュートリアルとかあるんじゃないの?


【身分証の提示をお願いします】


ちょっと強面の門番さんが言ってくる

え、そんなの私持ってないよね?

しまった・・・待ってる間にいろいろ調べておくんだった

方掛けの小型バックや自分の衣服をまさぐるもそういった物はない

テンパッテしまい後悔と恥ずかしさとで泣きそうになってしまっていると、頭上方面からヒューンと音が聞こえてきた

そこには空飛ぶバイクに跨ったきれいなお姉さんが下降して来ていたのだった

何かもう一つのきれいな門のほうへ行くお姉さんだったが


【ねえ門番さん、その口開けてポカーンとなってる子、信託があった渡り人なんじゃない?】


【は!助言ありがとうございますエリージア様】


いいのよ~と手を振ってお姉さんは門へと消えていった


敬礼してた門番さんがこちらへ向き直し


【えーと、君は渡り人ということでいいのかな?】


渡り人?それってプレイヤーの事なんだろうか?

私は自分の説明を門番さんにしていった


【うん、間違いないね、今君が言った事は信託内容に含まれていることだ】

【なので、まずはこれを】


一枚のカードを手渡された


【それは君たち渡り人専用の仮身分証カードだ】

【別に期限はないけどこの街でしか使えないから他のまtいなどへいくならちゃんとした身分証をつくるといい】

【色んな施設で作れるけど一番簡単なのは冒険者組合で作れる身分証かな】


【はい!わかりました、ありがとうございます】


【では、あ、えーと、そういえばお嬢ちゃんのお名前は?】


【あ、ミキって言います、よろしくお願いします】


【うむ、ミキそれではアルスの街へようこそ】


そして門をくぐり私の目下に広がる光景に息をのむ

そう社員さんのプレイで流れたあの街並みがあるのだ


【わー、あの時の街ってここだったんだー】

【やっぱり綺麗な街並みだなー、それにとても大きそう、ここにして正解だったなー】


私のようなおチビちゃんが喜んでキョロキョロしてるのを見てお上りさんとでも見られたのかクスクスと笑いつつもやさしい目で街人がこちらをみていた


うあーまたやっちゃった恥ずかしい

浮かれて失敗しないよう一回落ち着こう

まずはこういうのでは定番のあのセリフを


【ステータスオープン】


そう言うと目の前にボードのようなものが見え


name:ミキ

:渡り人

:所持金10000円

称号:なし


と出た・・・・だけど


【これだけ?】


これはステータスなのか?

HP/MPやSTRとかそういうのないのかな?

んー謎だ

身分証登録や何か職業的なもの得ると表示されるのかなー?

そしてお金は円なのね・・・バッグの中に100枚の硬貨が入っていた

これ一枚が100円てことかな


まあ身分証作りに行きますかーと思ってると街人の声が聞こえてくる


【今日は人が多いな】

【ああ、今日は信託にあった渡り人が現れたらしいぞ】

【見た目は普通の人間だったな】

【今渡り人が施設にあふれててパンク状態らしい】


ありゃ今行っても時間かかりそうね

それなら先に街の探検でもしてみよう!


私はアテもなく歩き始めたのだった

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