表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/7

プロローグ

新作です!よかったら読んでみてください!

 俺こと斎藤司は今年35歳を迎える現役プロ野球だ。

 見た目はショートともロングともいえない微妙な髪に無精髭を生やしているどこにでもいるような冴えないおっさんだが、これでも毎年ホームラン王を争うくらいの実力がある。

 バッティングには自信があるんだが、いかんせん守備の方が微妙なのだ。何試合かに1回はエラーをしてしまうほどの守備力しかないのだから、よくプロに入れたなといつも言われる。

 この世界は優しくない。結果が全ての世界だから、

エラーすれば何やってんだよと野次が飛んでくるし、打てなくても野次が飛んでくる。だからこそ必死で練習するしかないのだ。

 俺も例外じゃなく、お世辞にも天才ではないため、対戦相手を想定し毎日何千、何万回とバットを振り続けた。

 

 そんな俺が選手として花が開いたのはプロになって10年後だった。

 それまでは一軍と二軍を行き来していた。

 高校卒業と同時にプロの世界に入り、花が開いたのは28歳。ここまで長い年月がかかってしまった。だが、その後からは打率も上がり、ホームランを打つ本数も年々増えていき、32歳の時に初めてホームラン王を獲得することができた。

 その後も毎年ホームラン王を獲得することができ、今年も今日の1試合でホームラン王が決まる大事な試合が始まろうとしていた。

 まだまだやれる、そう思っていた。試合が始まるまでは。


 試合が始まり、俺の1つ前の打者がバッターボックスに入った。

 その間、俺はピッチャーの癖や球の軌道をじっくり観察していた。

 前の打者がセカンドゴロで終わり、次は俺の番になる。

 俺は左打席に入り、いつものルーティンを行ってから構える。1球目が投げられる。そのボールは俺の頭を目掛けて向かってくる。それを避けようとしたが間に合わず、こめかみの部分に直撃した。

 ヘルメットをしてるとはいえ、1番守りが薄い部分に、本日最速の158キロが直撃してしまった。

 気づいたら俺は病院に運ばれ、治療を受けていた。目を開けることはできなかったが、意識はなんとか回復していた。

 医者と看護師が話している声を聞いていると、なんとなく俺は助からないんだという事を察した。

 できることなら、もっとホームランを打ちたかったな〜、なんて思いながら、その後すぐに俺は意識を手放した。



目を覚ますと、森の中にいた。()()()()()()()()()()()()()()()、だ。

 

寒い季節になってきたので体調の方崩さないように気をつけてください!

読んで頂きありがとうございました!次回も読んでくれると嬉しいです!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ