怪しい黒幕
1年以上あいてしまって申し訳ありません。
1年以上、放置すると終了仮定されるみたいですので少なくとも年1回……って言うより完結できるところまで、さっさと作る事ですよね。ごめんなさい。
電撃の瑠璃で動けなくなった俺はベッドに押し倒されて、そしてルナリスに薬を飲まされて。
既にほとんど言葉が出ない、。頭も朦朧として……。
ルナリス「私も別の薬を飲まされて、しまって! 体が……。耐えられない! 」
止めて! と言おうとした、、が。
俺「や、や、……」
声が出ない!
ルナリスが自分の服も脱ぎ、そしてメガネを乱暴に投げたのが見えた。
だが、そこまでで、、俺は完全に意識が……
途絶えた。
気が付くと、
既に朝のようだ。隣ではルナリスが寝ている。
ルナリスの部屋のベッドの上で二人。
なんだか、似たようなパターンには慣れているが、。も、もしかして下着だけ?? ルナリスもオレも……
ルナリスは眼鏡もかけてない。 眼鏡が無いと、いつもよりかわいく見える!? コンタクトにすれば良いのにって、この世界には無いか。
昨日はどうなったのだろう。あの後の記憶が無いのだが、。
俺がモゾモゾと、いろいろ自分の体とかを確認しているとルナリスも目を覚ました。
そして恥ずかしそうに「おはようございます。」 そう言いながら少し俺と距離を取る。
そうは言っても、あまり大きく無いベッドだし、たいして離れてはいないが。
それにしても眼鏡の無い瞳が新鮮だ。
俺「おはよう、。昨夜は……。」
俺の言葉を遮って「聞かないでください!」
大きな深い色の瞳で必死に訴えられては、それ以上は……。
いろいろと聞きたいのだが、聞いたら必ず答えるルナリスに、昨夜の事を尋ねるのは酷だろうか。
まあ、調べた感じだと、そういう事は無かったように思えるし……良いのかなぁ。
「分かった。リナリスがそう言うなら……」
「ルナです!」
そう言えば、ルナと呼んで欲しいと言っていたが、。昨夜の事は無しでも、そこは譲らないの?
「ごめんなさい。そう呼んでもらわないと困るのです。」
う~ん。やっぱり、おかしい気もする。困るって?
俺「ルナ……で良いけど。困るって……。」
尋ねようとした時に、ドアがノックされた。
執事さんが、おこしに来た?、、。この屋敷には何度も泊まったが、そんな事って、あったかな?
執事さんは呼ばれない時は、ほとんど存在を消していたような……、。居る事を知覚できないほどに。
だが、ドアの向うからルナリスに似た女性の声で「起きたの?」
誰? お姉さん? そんな人がいたの?
ルナリスが慌てて少し大きな声で「ちょっと待って!」
怪しい声が「あら。ごめんなさい。
もしかして、邪魔しちゃったかしら。……、。昨日の続きとか……シてる?!
朝は…………元気だったりするものね。」
なにが元気なの? 続きって何?
怪しい声は、妖しい想定のまま
「終わったら……、。いえ、もちろん、急がなくて良いのだけど、。下に朝ごはんの用意が出来てるから。」
そう言った後、声の主はドアから離れたようだ。
俺「え~と、。だれ?」
ルナリス「母です。」
「えっ? 死んだのじゃ。」
「酷い事を言いますね。 以前は行方不明だっただけですよ。 急いで支度してください! 」
「でも急がなくて良いって……。」
「えっ。……、。」そして目を伏せて恥ずかしそうに下着姿の自分を隠しながら、俺の下半身をチラ見して「も、もしかして、その、元気とかで、これから……。」
思わず「何を考えてる?」と、思わず聞いてしまったが、ルナリスは聞かれた事には必ず正直に答えるわけで「えっ、。そ、それは、その、。こんな私でも下着だけの姿だと、それを見てヒロタンさんは興奮して、」 ヤバイ! 18禁になりかねない。
俺は慌てて「ストップ! それ以上、答えなくて良いからね。」
「えっ。で、でも、それでも良いので……。」
ルナリスがこんなに可愛い……と、本当に襲ってしまいそうだけど。
俺が「ごめん。今日は忙しいから、やっぱり、急いで支度しよう。」
ルナリスはちょっと悲しそうに「そ、そうですよね。私では……。ごめんなさい。勝手に変な事を。」
「いや。ルナは十分に魅力的だよ。だけど、俺には今、本当にいろいろあってね。」
「いろいろ? では、それらが終わったら?」
「そうだね。」俺は曖昧にうなずいたのだが、
ルナリスは、近づいてきて、。そして、思い切ったように俺に抱き着いて、
「私はあきらめていたのですよ。私には無理だって。でも、母が。それではダメだって言って。」
そして、俺に深い色の瞳を向けて「もしかして、私でも?」 少し泣いてるかな? 「ただ、みんなに嫌われたく無いのです。だから、今だけ、。」 そう言って顔を近づけてきたので拒みようも無くキスをして抱きしめてしまった。
まあ、しょうがないよね。結婚せざるを得ないという瑠璃を埋め込まれてしまったようだし……。
下に降りると、。
やっぱりお姉さんにしか見えない女性がいて……
「意外と早かったわね。ごめんなさい。邪魔してしまったかしら。」
ルナリスが「……、。おかあさんが考えているような事はありませんよ。昨夜も、今朝も。」
ルナ母が、少し驚いたように「まさか!あれを使って何も無かったって言うの??」
「ヒロタンさ、、ヒロタンがすぐに寝てしまって……。」
「……、。もしかして、電撃の強さと、薬の量を間違えたわね。
あなたは体重あたりの薬の量の計算も出来ないの?」
「無理よ! あの状態で出来るわけ無いでしょ! は、初めてだし……。
おかあさんに飲まされた薬で私も、、たいへんだったのよ。」
ルナ母はため息をつきながら
「……、。まあ、いいわ。次の機会もあるでしょう。」
あるのか??
いずれにしろ確認しておかないと、。
なので俺は「あの~、。ところで、。例の結婚の瑠璃は、やっぱり、そのルナリスさんい……。」
ルナ母が「ルナがどうしても埋め込むのを拒んだので、私が預かりました!」
ルナリスが何か言いたげに「私は……。」でも、それ以上は言葉にしなかった。
とりあえず、良かった?!のかな?
それならばと「あの~、。それは俺に渡してもらえると、。」
だがルナ母が「その後、失くしてしまいました。」
「へ?」
「ごめんなさいね。昨夜、何処かに落としてしまったみたいなんです。」
そんなバカな!
ルナリスが申し訳なさそうに「ごめんなさい。うちの母は、軍では、タヌキ元帥と言われて、。」
ルナ母が少し顔をしかめて「私が元帥だった事はありませんよ。もちろん、タヌキだった事もありません。」
この親子、見た目は似てるけど性格はぜんぜん違うみたいだ。
ルナリスが続けて「母は魔法部隊の大隊長でしたが……、みんなは、そう呼んでました。」
ルル母が「昔の事です。
記憶を失って捕虜になってしまって、。
最近になって魔王国で記憶を取り戻したのですが、。
将軍に呼ばれて急いで戻りましたけど、、。今の軍での地位は見習い士官みたいなものです。」
ルナリスは少し首をかしげて「そうでしょうか?」
でもルナ母が「今の私だと、。
お城で、あなたに会ったら敬礼して一歩下がらないといけませんね。
あなたは近衛部隊の隊長ですから。」
「そんなぁ。近衛の隊長なんて、お飾りですよ。」
「階級的にはそうなのです。知らないうちに出世してしまって、。」そこまで言ってから俺を見て
「それも、ヒロタンさんの、おかげのようですね。」
いやいや、ルナリスを近衛の隊長と言い出したのはエストリアだし、。
俺が「い、いや、その。ルナリスさんは・・。」
すかさずルナリスが「ルナ!」
「え? おかあさんの前で?」
「それが母の命令なんです。ヒロタンさ……ヒロタンに、そう呼んでもらう事が。」
なにそれ!?
まあ俺としては「……、。ルナ……は優秀ですし、いろいろと助けてもらってます。」 と大人の答え。
ルナ母が「優秀……、。そうですね。私も優秀だとは思います。と言うより良い子……、でしょうか。
私も、この子の父も軍人で厳しく育てたせいなのでしょう。
でも良い子過ぎると思いません?」
そうかもしれない。
ルナ母が続けて
「陰謀に満ちた、この帝国で貴族として、やっていくには良い子すぎる……、。正直すぎる。
最近の件でも……。」
確かに陰謀に翻弄されていたような。
俺が「それは運が悪かったというか……、。ルナ……のおかあさんが心配するほど、、」
ルナ母が少しあらたまって
「ごめんなさい。自己紹介していませんでしたね。リリスです。リリス・マリネラン。」
「はい。リリスさんが心配するほどの事は無いかと。」
「いいえ! 一時は奴隷に落とされたと聞きました。
この子は一人ではやっていけません。」
「はぁ……。」
「この子には、あなたが必要です! 他の誰よりも!」
俺??他の誰??
ルナ母のリリスさんが続けて
「そして、ヒロタンさんにとっても、この子が必要なはずです。」
俺を覗き込むようにしながら
「ヒロタンさんは、ご自身の危険な立場を分かっていますか?」
まあ、いろいろとあるのは分かっているが、。
言いたいのは、昨日、ルナリスが言っていた内乱の原因とか?
まあ、そういうのは皇帝を辞めれば良いだけだろう。
「ヒロタンさんの周りには女性が多すぎるのです。どう考えても異常です。」
作者のハーレム路線のせいだね。それで読者を吊ろうという姑息な手法だよ。
「それが、政治的、さらには国際的な危険を招いています。
このままでは内乱や戦争……もありえます。
ヒロタンさん自身の身の危険にもなっているのですよ?」
否定できない。
「この状況を収めるために、ヒロタンさんは、政治的、国際的に、利害関係の少ない女性、ただ一人を選ぶ必要があります。それが、唯一の解決策です。」
ハーレム路線はダメという事か。それは、まあ、そうなのだろうけど。
俺が確認するように「それで、その相手がルナ……? という事でしょうか?」
ルナ母リリスは軽くうなずいて「その通りですよ。そして、それはもう決まっている事です。
必然であり、必須であり、運命とも言えます。」
決まってるの? ルート固定? 俺の意志は?
俺が「例の瑠璃は、さきほど失くされたと……、。」
リリスさんは平然と
「失くした物が再び見つかる事も……良くありますからね。」
なに、その微笑み。
俺としては「と、とにかく、今は忙しいので。落ち着いてからにして欲しいのですが……」
それは本当だし。
「そうなのですか? 。……、でも、せっかくですし、朝ごはんは食べていってくださいね。」
何か薬が入っていたりしないよな。
まあ、取り合えず、お腹が空いていたし食べ始める。
ルナリスが「お城へ行くのですよね。でしたら、一緒に。」
俺が答えて「いや、時間的に飛行場に直接行かないと……。」
ルナリスは聞いて無かったらしく「飛行場? それはなんの話でしょう?」
「説明は難しいのだけど……。」
一応説明してみた。するとルナ母が
「レイモンまで行くのですか? 精神系の魔術が盛んな国ですね。危険そうです。」
そうなの? なんで知ってるの?
ルナ母は続けて「デルタ装備を持って行くと良いでしょう。」
ルナリスが驚いて「軍の秘匿装備じゃないですか!? どうやって……。それに誰が……。」
「私が貸してもらえるように紹介状を書きます。ルナが一緒に基地まで行って、その紹介状を将軍に渡してください。」
ルナリスはでも躊躇していて「私が……、ですか?」
「あなたはヒロタンさんの役にたつ必要があります。」
そう言われたルナリスは頷いて「そうですね。」
なんか良い物なのかな? もらえるなら嬉しい……かもしれない。
ルナ母が「うちの馬車で基地まで送りますから時間はかかりませんよ。
昨夜は酷い雪でしたが、今は止んでいます。
それにしても、この季節にこんなに雪がふるなんて……。」
そう言ってから、急いで書状を作り封をしてルナリスに渡した。
なんとか装備……が役にたつと言うならありがたいが……。どういう装備??
外には昨夜の雪が積もっていたが、市街の主だった街路は既に除雪されていた。
馬車でルナと基地に向かう。




