和平交渉
エストリアが西の島、、大陸との長距離通信をやっているという劇場に入ると、。
少し暗いが大きな客席が広がっている。そして舞台の中央に大瑠璃が据えられていた。誰かが、そのあたりで何かをやっているようだが・・。 それを見守るように客席に人影が見えた。
司令部にロリャリムの司祭長がいないと思ったら、その客席の一人が彼だった。この大瑠璃はロリャリムの村から持ってきたものだろう。司祭長はそれが心配らしい。客席から見守っている。
そして、司祭長と並ぶように客席に、もう一人、。
エストリア「来たわね。ヒロタン。」
客席にいると言う事は、エストリアは通信をしているわけでは無いようだ。既に終わったのかな?
エストリア「あなたも、すぐに西の大陸に戻るのよ!」
こんな時にいきなり、何を言ってるのだ?
俺「何があったか知らんが、今は、それどころじゃ無いだろう。」
エストリア「それどころじゃないのは帝国の方よ!自分の立場を理解して。」
皆さん、それぞれに俺の立場を理解してくれてるみたいだが。
俺「だいたい、そう簡単に戻れるわけないだろう。船で何日もかかるし。」
大瑠璃で通信をしていたらしい、ライラが舞台を降りて客席の俺たちに近づいてきた。
ライラ「エストリア姉さまの提示した金額なら行くそうです。ついでに港のホテルも予約しました。」
エストリア「ホテル? それもライラの知り合いって事?」
ライラ「まあ、そうですね。私も港まで一緒に行きます。」
エストリア「ありがとう。じゃあ、すぐに出発ね。」
言うなり、俺の手を引いて劇場を出る。俺はかなり疲労しているせいもあって、エストリアに引きづられるように・・
エストリア「今晩中に港まで行って、早朝に、この大陸を離れるわ。」
俺「むちゃくちゃだ。俺たちは戦争中だぞ!」
劇場の外には、何故か、やっと歩いてるようなミシャとエミャルと神官長がいた。それと神官長の部下らしい人が数人。
ミシャは、どうして、そんな無理をしているのだ? さっきまで、救護所で寝ていたよね?
俺はエストリアが用意したらしい馬車に向かって引きづられながら、ミシャたち向かって、
俺「ミシャは、まだ、安静にしているべきだろう!何故、ここに来たのだ? いったい何を?!」
ミシャ「魔王国から緊急の連絡があって。それで、お願いして、ここの大瑠璃を使わせて頂こうと。」
エストリア「もしかすると我々と同じ件ね。大瑠璃は空いてるからどうぞ。」
そう言いながらも、エストリアは俺を引っ張って行く。
エストリア「ほら、ヒロタンは、この馬車に乗るのよ。」
俺「いや、ミシャにまだ・・」
もう少しミシャと話そうとしたら、エストリアが俺を馬車に蹴りこんだ。酷い。誘拐されてる気分。
俺が放り込まれて、エストリアとライラが乗り込むと、馬車はすぐに走り出した。
だが、走り出す間際に、何かが、一瞬で・・。
エストリア「ちょっと待って! ヒロタンの膝の上に乗ってる子はだれなの?」
ライラ「うわっ! 泥棒猫じゃない! いつの間に!?」
ルルム「魔・・。ヒロタンさんのおそばに。」
ルルムが俺のひざに乗っている。そういえば、劇場の外にいたのだよな。
ルルムの、いつの間にか俺のひざに乗っているという、この技は、もしかして超人的じゃないか!? 体が治った事で、さらに洗練されたかもしれない。
エストリア「泥棒猫?」
ライラ「とても悪い子ですよ。ちょうど良いから港で捨てましょう。
当分、戻ってこれないように。」
酷い言われようだが、ルルムはあまり動じていないようだ。
しかたない。ルルムは、どこか安全な所で降ろしてもらおう。
しかし、それよりも問題は、。
俺「ちょっと待ってくれ!いくらなんでも、このまま、この国を離れるわけにはいかないだろう。」
馬車の中では、エストリアが俺の隣に座っている。ライラは正面。
そして、ひざの上にルルム。
ライラ「そうですねぇ。このまま、ヒロタンがいなくなったら、パパの命が危ないかもしれない。」
そうだぞ。
ライラ「そういえば、トスレイさんから、ミルレ姉さまの件で連絡が来たとか?」
俺「あー。なんか書状が来た。・・・。そうだ、その件をライラに聞こうと思っていたのだ!」
ライラ「その書状には、なんて回答を?」
俺「ミルレは大統領官邸に帰すと。」
ライラ「正解でしょうね。それでパパの命は大丈夫でしょう。」
エストリア「もしかして、既に戦闘が泥沼化して死人が沢山出てるとか?」
俺「・・・そうでも無いと思うけど。」
主に戦ったのは俺と勇者だけだからな。
エストリア「良かったわ。その上でミルレが大統領官邸なら停戦も可能でしょ。」
そうなのか?
俺「だが、本当にミルレが官邸に戻るかどうか分からんぞ。
あまり戻りたく無さそうだったし、ルルムがここにいるし。」
ライラ「この泥棒猫がなんですって?」
俺「官邸に寄れないか?
ルルムを官邸に連れて行けばミルレも来るだろう。」
そうすれば、ルルムを安全な所に置いておける。
ライラ「・・・。くやしいけど、そうかもしれないわね。ルルムを連れて行けば。
エストリア姉さま、官邸に寄ることは出来ませんか?」
エストリア「ん~。
分かりました。この国の問題を先に片付けましょう。」
片付ける? そんな簡単に片付くわけ無いだろう!
エストリア「でも、その後、今晩中に港まで行くわよ。遅くなると思うけど・・」
ライラ「あのホテルなら、遅くなっても大丈夫です。」
俺は、早くベッドで寝たいよ。
エストリアが御者に告げると馬車は、Uターンして官邸に向かった。
官邸の入り口は、もともとのここの警備兵が守っていたが、ライラが何か言うと通してくれた。
中庭にも警備の兵士たち。彼らもライラを見ると何も言わずに通してくれる。兵士たちの誰もがライラを知っているらしい。
正面玄関から中央の建物に入る。入ってすぐの広間には誰もいなかったが、その奥に大統領や側近らしい人たちがいて、俺たちが入っていくと、席を譲ってくれた。
大統領「ヒロタンか。再び、勇者を退けたと聞いたぞ。良くやってくれた。」
俺「トスレイからの書状の件は聞いてますか? 」
大統領「なんじゃそりゃ?」
伝わっていないらしい。ミルレも来てないようだ。
とりあえず、急いで、俺とルルムがここにいるという通信をミルレのいる司令部に送るように頼んだ。伝令役の秘書官みたいな人がいて、強い調子で大至急と命令すると慌てて駆け出していった。
その後、トスレイの書状の件を大統領に伝える。
大統領「ヤツは自分の立場を分かっていないのか? そもそも彼はミルレをどうするつもりなんだ?」
ライラ「パパはトスレイさんを誤解しています。昔の立場にこだわりすぎてますよ。」
大統領「おっ、おまえは何を!?。」
俺「ライラさんはご存じのようですし、いいかげん、ミルレさんの出生の秘密を教えてもらえませんか?」
大統領「う、、うむ。」
あまり言いたく無さそうだ。
だが、今回は、『私の娘だ!』と言い切ったりはしなかった。って事は、もう一押し?
俺「トスレイは、ミルレさんの何なんでしょう?
まさか、本当の父親・・とか。」
大統領「そんなわけがあるか!誤解を招くような事を言うな!」
俺「だったら、本当の事を言ってください。」
大統領「・・。トスレイはミルレの本当の両親の仇だ。」
ライラ「だから、それは・・。」
大統領「ライラが何を知ってるか分からんが、
ミルレの両親を殺したのがトスレイなのは、まぎれも無い事実だ。
だから、あまり話したく無かったのだが。」
物音がしたので、振り返ると入り口にミルレが立っていた。さっきの伝令の人がドアを閉めずに飛び出したのか? 急ぎすぎだろ!
もしかして、今の話しを聞いていた?
凍り付いたミルレが、うつろな目で後ろを向いて去ろうとする。そのミルレの手をライラがつかんだ。
父親の口から、はっきりとこういう話を聞くのは初めてなのだろうか。
ライラ「お姉さま。まだ話しは終わっていません。トスレイさんは同時に・・」
突然、開いている入口からミルレの横を通って、兵士が駆け込んできた。かなり慌てている。
さっき、門にいた兵士の一人かな?
兵士「官邸の門のところに・・!! トスレイ様が閣下と交渉されたいとかで・・。」
大統領「ふむ。使者が来たと言う事か。ここに通せ。」
兵士「い、、、いえ。トスレイ様、本人です。ご本人がいらしてます。」
大統領「なんじゃと!」
俺「トスレイは城壁の外じゃなかったのか?」
エストリア「ばかね。どうして外にいく必要があるのよ。」
ミルレ「・・・。ナイフを貸して。私がやるべき事が分かったわ。」
いやいや、目がおかしいから。ヤバイだろ。
俺「う~ん。もしかして、ライラが言ってた、ミルレとトスレイを合わせれば解決するって、ミルレがトスレイを刺し殺して解決?」
ライラ「違うわよ! バカね!」
大統領「あー、。昔の事だ。ミルレも落ち着きなさい。」
兵士「どうしましょう? こちらに、お通しして良い物でしょうか?」
大統領「一人・・なのか?」
兵士「護衛はいますが、中には一人で入ると言っています。武器も預けると。」
大統領「ならば、問題あるまい。通せ!」
兵士「分かりました。」
俺「ほとんど、ミルレを追ってきた感じだな。」
ライラ「その可能性がありますね。」
エストリア「案外、我々の司令部の近くにいたのじゃないかしら。」
大統領「まったく、なんてやつだ!」
俺「それで、。さっきの大統領閣下の話ですけど。
トスレイがミルレの両親の仇・・と言われても、そうは見えないと言うか。
俺には、むしろ、トスレイはミルレを気遣っているようにしか思えないのですが。」
トスレイ「当たり前だ! ミルレは俺の弟の娘。姪だぞ!」
慌てて出て行った兵士も扉を開けたままにしていったようだ。トスレイが開けっ放しの入口から入ってきた。精悍な軍服を着ているが、剣のたぐいは持っていない。
一方で、いつの間にか、ミルレが剣を構えている。壁にあった飾りの剣らしいが。それを持ったまま、トスレイの言葉を聞いて凍り付いている。
大統領「ふん。だが、おまえが、その弟を殺した。ミルレの父親である、おまえの弟をな。」
トスレイ「軍人としての任務という物だ。止むを得なかった。」
ライラ「ミルレ姉さま? 歴史の授業で習いませんでした? 2月事変で殺された英雄ザルパムの事。」
ミルレ「へ? 習ったけど・・・。たしか、一族は全て殺されたと。」
ライラ「英雄ザルパムの娘さんはトスレイさんの弟さんと結婚していました。
そして二人の間には生まれたばかりの娘がいたのです。」
大統領「ふむ。
2月事変の時の私は中立的な立場だった。
それでひそかに彼らから赤ん坊のミルレを託されたのだ。
そして、ザルパムの一族を殺そうとするクーデター一派、つまり、そこにいるトスレイたちから守った。」
トスレイ「・・・。
立場上、弟と戦ったのは事実だが、俺自身は一族全員の殺害などは考えてなかったぞ。」
大統領「ネイカム様の指示は、全員の殺害だったのだろ?
それが任務で、、しかた無かった、、とは言わないのか?」
トスレイ「戦闘員以外の殺害は軍人の任務では無い。」
大統領「いずれにしろ、あの館に火を放ったのはお前だ。あそこに彼女たちがいるのを知っていて。」
トスレイ「違うぞ。俺は、あの館にはいないと思っていた。」
大統領「何をいまさら!しらじらしい!」
トスレイ「いや、本当に、あの館からは既に逃げたという情報が・・。」
いいかげん、話を進めて欲しいのだが。
俺「あのー。それで、トスレイ・・さんは交渉に来たのですよね?
どういった交渉・・でしょう?」
トスレイ「あー。ちょうど良い! ヒロタン! おまえだ!」
俺「はぁ?」
トスレイ「ミルレは解放されたようだが、それだけでは解決にならない!」
やはり、ミルレの解放は重要だったらしいが。
トスレイ「ヒロタン! おまえが諸悪の根源なのは分かっているぞ。
西の島の小国の悪逆非道の暴君!
おまえがこの国に来た事で混乱が広がった!」
俺「はあ・・」
否定できない。
トスレイ「我々の要求はヒロタンの追放だ!」
大統領「いやいや。ヒロタンがいなかったら、私はとっくに、おまえたちにやられておる。
もしヒロタンを追放したら、私は裸同然!
その要求は、自らの城を守る城壁に穴をあけろと言ってるような物だ。
そんな条件を私が聞けるわけ無いだろう!」
トスレイ「何をいまさら。
ミルレがいたから攻める事が出来なかっただけで、以前からマリラは裸同然だよ。」
大統領「なんだと!」
まあ、そうかもしれない。トスレイはいつでも軍事クーデターで政権を奪えた。
そして俺がいなくなれば、、そうする?!?
大統領「それよりは、今、ここで、おまえを反逆罪で捕らえて・・だな。」
トスレイ「俺が戻らなければ、総攻撃をかける手筈になっている。」
はったりかもしれないが、やばそうな気はする。
少なくとも解決にはならない。
沈黙が広がった。八方塞がり? 解決不可能?
エストリアが何か考えているようだが・・
ミルレ「分かりました。」
ミルレが決心したような顔で。
ミルレ「ヒロタンが追放されるなら、私も一緒に西の島へ行きます。」
それ、ぜんぜん、解決策じゃないから!
トスレイ「何を言っとるのだ? 聞いて無かったのか? 悪いのは、こいつなんだぞ!
最近の混乱は全て、こいつが悪い!」
ライラ「お姉さま! ヒロタンに騙されてはいけません!
この男は女性の敵です!」
ぐちゃぐちゃになるから、止めて!
エストリア「では、こうしましょう。ヒロタンはこの国から追放する!」
えっ! 俺は追放されちゃうの?!
大統領「だから、それでは私が無防備に!」
エストリア「大統領には辞めて頂きます。そして、次期大統領は、。」
トスレイ「ふん。構わんぞ。誰を持ってきても一撃で・・。」
エストリア「次の市民会議で、私たちの商会が大統領としてミルレさんを推薦します。」
トスレイ「おい!ちょっと待て!」
大統領「何だと!?」
エストリア「トスレイさんは、ミルレ大統領を殺せますか?」
トスレイ「何を言ってるのだ!」
エストリア「大統領も娘さんに譲るなら本望でしょう。」
エミャル「いいわね。それで行きましょう。」
いつからいた? やっぱり入口は閉めておけよ!
エストリア「ありがとう。
でも、私に賛同して頂けるなんて、どういう風の吹き回しかしら。」
エミャル「こちらにも事情があるのよ。それに和平は重要だわ。」
エストリア「その通りね。」
大統領「無理だ! 若すぎるし、ミルレはわがままで突飛過ぎて・・」
ライラ「でも、大丈夫かもしれません。パパとトスレイさんが補佐すれば。」
ミルレ「・・・。みんな、何の話しをしているの? 私が何ですって?」
ライラ「お姉さま。皇帝に釣り合うのは大統領でしてよ。そうすれば、ヒロタンも、きっと。」
ミルレ「へ? そうなの?」
ライラ「そうです。ですから、まずは立派な大統領になるのです。」
ミルレ「そ、それ、それは・・。」
俺の隣に座っていたルルムがミルレに近寄って。
ルルム「あのー。良いのじゃないでしょうか。ミルレ姉さまが大統領・・」
ミルレ「なぜ?」
トスレイ「ん? この子は誰だ? どこかで見たような気もするが・・。」
トスレイが見た事ある? 戦場で見たのかな?
ルルム「お姉さまならスラムを解放して頂けますよね?」
ミルレ「良く分からないけど、ルルムが言うなら。」
ミルレは誰に操られているのだ?
ルルム「私は、もともと、そのために戦っていました。
やさしい私のお姉さまが大統領なら、きっと・・。」
ライラ「わ・た・し・の、お姉さまですけどね。」
ルルム「でも、さきほどのお話ではライラさんとは義理の姉妹で。」
ライラ「ルルムちゃんは、もっと関係無くてよ。」
ルルムは少しおなかを触って、
ルルム「そうでもありません。私はお姉さまの一部を頂いて救われたのです。」
ライラ「なんですって?!?」
大統領「いや、まて、。スラムの解放などという政策は市民会議で反対されるぞ。」
エミャル「されませんよ。私たちは賛成します。」
大統領「はぁ? そもそも、おまえは誰なんだ?」
エストリア「その人がエミャルです。大統領のお兄さんから全て奪った。」
大統領「なんじゃと・・。」
エミャル「そうですね。
それと、エストリアさんは理解していないみたいですが、既に市民会議の過半数の株は、我々が抑えています。」
エストリア「えっ? そんなはずは・。」
エミャル「当日になれば分かりますよ。」
エストリア「な、、。
まあ、いいわ。とにかく、エミャルもミルレさんを大統領で賛同してくれるのね。」
エミャル「はい。その件は。」
エストリア「ミルレさんもよろしいですね?」
ミルレ「ルルムが言うなら、やってみても。」
ライラ「ルルムがですって? 私がじゃなくて?」
ミルレ「あっ。もちろん、ライラも・・」
ライラ「・・・、もういいわよ!私なんか!!」
いろいろと思惑があるみたいだが、エストリアは、強引に持っていくつもりらしい。
エストリア「皆さんのためです。お願いします。
二大商会が推薦した時点で、市民会議での次期大統領はミルレさんに決定でしょう。
大統領閣下も、トスレイさんも、新大統領がミルレさんなら文句はありませんよね。」
トスレイ「いや、待て。いくらなんでも・・」
エストリア「言っときますけど、あなたが、下手に軍事政権なんか作っても、たいして持ちませんよ。」
トスレイ「何を言う!」
エストリア「今回、あなたの声明に応えて、軍以外で協力してくれた人がいましたか?」
トスレイ「うっ。」
大統領「あー、もう、それで良いぞ。娘のミルレに大統領の座を譲って、私は引退する!
他にこの件を収める策は無さそうだ。
トスレイもグダグダ言う事では無かろう。」
トスレイ「・・・。」
エストリア「では、それで!」
そして、俺に向かって、にっこり笑いながら・・
エストリア「ヒロタンは追放されましょうね。」
その後、皆が各方面に通信を行い確認し、合意内容を文章にした。
『ミルレ大統領宣言』という表題で、皆が署名する。
俺「追放される前に、トスレイさんに聞いても良いですか?」
トスレイ「なんだ?」
俺「最初から俺を悪者扱いだったようですけど、何故です?」
トスレイ「聞いていたからな。」
俺「誰から?」
トスレイ「・・・。おまえには言えん。」
誰だよ! 全てが明らかになるのじゃないのか?
そして、俺は追放された。なんだか、バッドエンドしてない?!




