帝都での不安な日々
あまり寝れない夜だったが良く朝の朝食は普通に・・
エストリアは、その後、応答が無い。
ルナリス「エストリアが、こっちにいるなら、一緒に帝都を脱出したいですね。」
俺「あー。でも、連絡が取れない。
何処で何をしているのか、ぜんぜんわからない。
強制的に連れてこられたのかどうかも。」
ルナリス「なぜ、ヒロタンさんと連絡が取れないのでしょう・・ね。」
俺「それは、たぶん、俺が嫌われているからなんだが。」
ルナリス「ん?。何かありました?」
俺「何も無い。誤解だよ!」
ミリア「そういえば、ミシャ様が私といっしょに寝ていたと言う事はエミャルは・・・・。」
俺「何もしてないぞ。」
エミャル「何もありませんよ。」
ミシャ「ヒロタン様はヘタレですね。」
その話題は終わりにしないと・・
俺「そういえば、商人手形というのがあると普通に城門を通れるらしくて、。
それを作るのに住所の証明があれば良いらしいのだけど・・。」
ルナリス「昨日のレヒト君の話しですね。
つまり、商人に化けて帝都を脱出する?」
俺「あー。そうだ。
出来るだろうか?」
ルナリス「セクタの住所の証明は、普通はセクタのお城で作ります。
帝都の住所の偽造なんて、とうてい無理ですし。」
執事「ご主人様。よろしければ、私が、書類を。」
俺「あ、いたの!? って、・・出来るのか?」
執事「以前、そうした仕事をしていた事があります。」
どういう仕事だろう。聞かない方が良い気もする。
俺「可能なら、お願いできるかな。ミリア姫と、ミシャ様と トラクさんの分を
名前を変えて、セクタの住所で。」
執事「かしこまりました。領主様であるご主人様のサインがあれば書類上の問題は無いと思います。」
火薬は時間がかかりそうだし、そっちを試してみるのも手だろう。
お昼過ぎにレヒトが来たので、執事に作ってもらって俺がサインした書類を渡してみた。
レヒト「このお三方について、深く追及してはいけない・・のですね。」
俺「すまんがそういう事だ。
お店の紹介状は、大丈夫か?」
レヒト「なんとかします。」
俺「たのむ。」
レヒト「明日、硝石と、、それと東の大陸の監査官さんが来るそうです。」
俺「あー。待ってるよ。」
さて、城壁、爆破作戦と、商人に化ける作戦、どっちで行くかなぁ。
その夜、寝ようと思って俺の部屋に行くと。
ベッドにミシャ様が・・
ミシャ「ヘタレなヒロタン様に女の扱いというものを教えて差し上げます。」
俺「あのー。そういうのは、妹じゃなくて、お姉さんがするアレで・・。」
ミシャ「学校にいただけのエミャル姉さまと違って、私は社会に出て働いていましたから。
むしろ、姉に近いでしょう!」
魔王と言う職業ですね。
俺「昨日、あまり寝れなかったので、早く寝たいのですが・・。」
ミシャ「私も・・、眠いです。昨日は、エミャル姉さんも、ミリア姫さんも・・。
いいから、隣に寝てください!」
取りあえず、距離を取って隣に・・
何故、寄って来る?
ミシャ「れ、練習ですからパジャマは脱ぎませんよ。絶対に!」
俺「いいですけど。なんの練習です?」
ミシャ「キ、キスしないと・・。エミャル姉様としてたでしょ?」
すっごく可愛いから、いやじゃないけど。いろいろ、まずい気もする。
俺「止めましょうよ。」
ミシャ「練習だから大丈夫です。私とは練習なんです!」
少し震えて無いか?
結局、子供だしな。って事で、おでこにキスをして、引き離した。
ミシャ「ごめんなさい。私だと、こんな感じになっちゃいますよね。」
どういう意味?
俺「大丈夫ですよ。ミシャ様は、とってもきれいで可愛いですから、いずれ、。」
ミシャ「無理です!」
俺「・・。魔王だから・・ですか? それぐらい・・」
ミシャ「・・・。この前の戦争では、前の宰相さんに言われて最前線での戦いに、。」
少し既視感があるな。つまり多くの人を殺したとか?
その罪悪感?
俺「ミシャ様は若かったのだし言われてやったのなら、仕方なかったのだと思います。」
ミシャ「何を言ってるのでしょう?」
俺「へ?」
ミシャ様が、突然、服のボタンを外し始めた。
ちょっと、まってくれ・・。それは、まずい!?
そして、その体は・・。
おもわず、目を背けてしまった。
その俺を見て、
ミシャ「そうなりますよね。」
なんとか、直視、したが・・。どうして、これで生きている?
傷・・というレベルじゃなく、胸から腹にかけて体がえぐれている。失敗したパッチワークのようにぐしゃぐしゃに縫い合わされていて、元が何であったのか分からない歪んだ凹凸があるだけ。胸も何も・・。
ミシャ「強力な回復系の魔法と、数日毎に回復薬を飲む事で・・。
残っている臓器だけで生きています。」
最初に魔王国に行った時のミシャ様の言葉って・・。
自分が何者になっているか分かっていて、受け入れるしか無いと言っていたのは・・
ミシャ「ごめんなさい。騙すような事をして。
私の代わりに、お姉さまと、ぜひ、良い関係になって欲しいのです!
それは、本当です。
私では練習にもならないと思いますけど・・。」
ミシャがベッドから起き上がって、
ミシャ「私の方が小さいですから、私が下のソファで。」
思わずミシャの手を引いて、もういちど寝かせた。
俺「眠いから、もう寝ましょう。」
ミシャ「・・。
はい。」
もう一度、おでこにキスをして
俺「おやすみ。かわいい義妹のミシャ。」
ミシャ「はい。お義兄様。」
明日、誰かに何か言われそうだけど、もう眠いからいいや。
ただ、ちょっと気になる・・
俺「ちなみに、その指輪って流行っているのですか?」
ミシャ「えっ? そ、そうですね。
でも高いから大事した方が良いですよ。」
俺「・・・。大事にします。」




