表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/83

ミリア姫の心配

 議会の後、議員でもある魔法士官学校のタジャラン校長を捕まえた。


俺「今日、少し後になりますが、お邪魔してもよろしいでしょうか? エストリアと一緒に。」

タジャラン「是非、来てくれ。例の子は寮の方で預かっているが、場所はエストリア君が良く知っているはずだ。」


 そして、お城からの呼び出しなんだが、エストリアも一緒に行くと言うので、一度、屋敷に戻る。


 戻ると、クラムが、かなり弱っていた。やはり精製が十分で無いから副作用が強いのだろう。

エストリア「そもそも、薬がダメだと・・。」


俺「回復の瑠璃(デバイス)薬を使うのかなぁ。」

ルナリス「病気の元が残っていると危険ですよね。」


 回復薬は病原菌も活性化させる可能性がある。

 そもそも、「人間の部分」だけに作用する万能薬というのがゲーム仕様であって現実的で無い気もする。


俺「やってみるしか無いだろう。多少は病原菌、、病気の元が残っているかもしれないから、抗生物質と回復薬を両方同時で・・。」

クラム「まだ、それも飲むのか?」

ルナリス「完全に病気の元が無くなるまでは必要なんです。」


 ルナリスの知識は、どこからくるのだろう。良く理解している。


 イチかバチか、回復薬と抗生物質の両方をクラムに飲ませる。

 この回復薬は、一瞬で(なお)る、、では無いらしい。

 それでも数時間で回復する万能薬という点では十分にファンタジーだが。


 上手く、回復薬が効いてくれると良いのだが・・。


 クラムの世話はルナリスにまかせて、エストリアとお城へ。

 エストリアは駐車場の馬車で待機。

 呼び出したのがミリア姫だったら声をかけてくれと言われたのだが・・はたして、


ミリア姫「来ていただいのね。」

俺「はい。」

ミリア姫「あなた、御前試合では、絶対に勝たないとダメよ。」

俺「頑張ります。  その件ですか?」

ミリア姫「いいえ、違います。

     うわさ・・というか、誰かが通信を投げ込んで来たのですが。

     あなたがインファラムの治療を行ったというのは本当なのかしら?」


 誰が?

 それに何が言いたいのだろう。少しふってみるかな?


俺「馬の病気・・ですよね?うちに馬はいませんが。」


ミリア姫「その言い方だと、ご存知ないみたいね。

     実は人間も、その病気にかかる事がありますのよ。」


 それをミリア姫が知っていて、気にしているっ。

 て事はクラム以外にも感染者がいるのか?


俺「そんな事があるのですね。

  それで、もし、、もし、ですが。その病気にかかった人を私が治療できるとしたら?」


ミリア姫「・・。それが、もし本当なら、いかなる褒美でも差し上げますので、、。」


俺「どなたか、その、ご病気なのでしょうか?」

ミリア姫「秘密でしてよ。」


 わりと深刻そうな顔だ。ミリア姫のこんな顔は見た事が無い。


俺「今日は駐車場までエストリアが一緒に来ています。」

ミリア姫「そうなんですの?」

俺「お会いになりませんか?」

ミリア姫「そうですね。今のご様子を・・。」


 階段を下りて、城の外の駐車場へ。


エストリア「これは姫様、わざわざ、このような所まで。」

ミリア姫「元気そうですね。いかがです? このような男に仕える気分は?」


 このような?


エストリア「このような・・ねぇ。知らないの? キヨハル殿より立派なのよ?」


 ミリア姫が何かを思い出しているような。そして、真っ赤になった。

 そういえば、最初に召喚され時に、俺はミリア姫の正面で素っ裸だったな。

 なにか立派とか言っていた気もするが・・。


ミリア姫「ふ、不潔だわ!」

エストリア「はぁ?何を言ってるの?」

ミリア姫「いえ、まあ、お似合いかもしれないわね。こんな男ですし・・」


 う~ん。少なくとも褒められてないよね。


エストリア「何か勘違いしているみたいだけど・・。」


エストリアが小声で俺に「インファラムの事を聞かれた?」

俺「良く分かるな。」

エストリア「ルナリスに今のクラムの状態を聞いてくれない?瑠璃(デバイス)の通信で。」

気にかけているのか?

俺<ルナリス? クラムの状態はどう?>

ルナリス<回復薬が効き始めて、  順調よ。上手く行ってるみたい。>

俺「順調みたいだぞ。」

エストリア「そう。よかった。その事を姫に言ってあげなさい。」

俺「どうして??」

エストリア「いいから!」


ミリア姫「何、こそこそ話してらっしゃるの? 特に用事が無いなら帰りますわ。」

俺「・・。実はインファラムの治療が可能です。」


ミリア姫「え? さきほどは?」

俺「申しわけありません。先ほどは、確信が持てずにおりましたので。」


ミリア姫「・・いいでしょう。今はとにかく(わら)にもすがる思いです。」

エストリア「でも治療には条件があるわ。」

ミリア姫「もちろんよ。いかなる褒美でも・・。」

エストリア「ヒロタンがセクタの領主になること。」


 えっ?!


ミリア姫「あなた何をおっしゃてるの・・。」

エストリア「分かってると思うけど安い物よ。」


ミリア姫「わかりました。父と相談してまいります。」

エストリア「構わないけど時間が無いのは、そちらの方じゃなくて?急いでくださいね。」


ミリア姫「わ、分かってますわ。」


 そして馬車の中で。


俺「薬が必要なのは誰なんだ?」

エストリア「想像がついてるでしょ?」


 ミリア姫の真剣さと、エストリアの法外な要求から言って・・。


俺「もしかして本物の皇帝陛下?」

エストリア「そうね。」

俺「知ってたのか?」

エストリア「状況的な判断だけど。」


 どうしてエストリアは分かったのだろう。それに、何故、陛下が?


俺「次は学校の寮へ行かないと。今日の議会で学校長さんには話しておいたよ。」

エストリア「分かってる。行きましょう。」


 いろいろありすぎる。

すみませんが少し飛ばし気味にストーリィを進めます。そうしないと終わりそうに無いので。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ