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200文字小説集

今でも間に合うかしら?

作者: 日下部良介

「まだあの人のことが好きなんでしょう?」

二十歳になった娘が言った。


「もういいんじゃない? 私は平気だよ」



十年前、私は家庭がある身で別の男性を好きになった。

その人にも家庭があった。



「十年も我慢したんだから、そろそろ幸せになったって罰は当たらないよ」

全てお見通しだとでもいうように娘が言った。


「お父さんの面倒は私がみるから」

娘はそう言って微笑む。

「私だって女よ」



私は彼に電話した。

「今でも間に合うかしら?」





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