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NO LIVING  作者: 狐の尻尾
2/8

2話 考えても分からなかった

すいません。ミルキーサブウェイ見てたら遅れました。


少し時間を置いてようやく落ち着いてきた。

落ち着くと頭も冴えてきて色々考えついた。

そこから1つの結論を導き出す。

まず、僕は記憶を失う前の世界とは別の世界に来た可能性が高い。


だって周りは見たこと無い生物ばかりだし、骸骨がこうして思考しているという状況もおかしい。

さすがに元々人間だったことくらいは覚えている。


さらにそれを裏付けるもうひとつの要素がある。

それは僕が持っている知識の中に異世界転生というものがあるからだ。

恐らく前の僕がこういう系統の本を読んでいたのだろうが、頭に残っているのだ。

自分に関する記憶が無いだけで本などの記憶はあるのは新しい発見だな。


えーと……確か異世界転生というものはなんらかの理由で死んだ主人公が別の世界に記憶を持ったまま生まれ変わるっていうジャンルのはずなんだが……


ちょっと僕とは違うようだ。

まず記憶を失っている。さらに人間じゃない。

この辺りが明らかにおかしい。


そもそも本の知識を持ち出して来てはいるがこれは本当に正しいのだろうか。

普通こういうのはフィクションとしたものであり、現実に起こるなんて……


あぁぁ考えがまとまらない。

このまま考え続けても負の連鎖だ。

仕方ない、この辺りについてはもう諦めよう。


そうして諦めたはいいが頭にはもうひとつ問題が浮かび上がってくる。

それはこの先僕が何を行いどのように生きていけばいいのかだ。


まず自分の体についてちゃんと知ることが大切だろう。

この世界ではなんというか知らないが前の世界だと僕みたいな動く骸骨はスケルトンと呼ばれていた。


物語の中では攻撃をしてくる危険なモンスターという立ち位置だったがこの世界ではどうか分からない。

でも動く骨なんて気持ち悪いに決まってるからあまり期待はしない方がいいだろう。


次にこの体の仕組みを知りたいが……

そういえば今の僕って声は出せるのだろうか。

試しに声を出そうとするがどれだけ踏ん張ろうとも声は出ない。

やはり声帯がないから出ないか。


今度は目の窪みに手を入れてみたが視界が真っ暗になるだけで痛みを何も感じない。


他にも体の1部を取り外してみたりもしたけどやはり何も分からない。


結局自分の体の仕組みについても得られることは何も無かった。

せいぜい声が出せないことくらいだろうか。


あぁ、僕はこの先どうすればいいのか誰か教えてくれ。

そんなことを願っても誰も答えてくれるはずはなく、虚しい気持ちになっただけだった。





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