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第二十二話 魔族とは?

すみません、更新が大分遅くなりました!

それと、サブタイトルの様式をこの回から少し変更します!

過去の回も少しずつ変えていくので、よろしくお願いします!



ライトノベル御用達の定番種族、魔族がこの世界にもいるだとぅ!?

あの、女魔族のBQB(ボンキュッボン)なお姉様はいらっしゃるのでしょうか!



「あのですね、マスター。何考えてるかわかるので言いますけど、魔族には男しかいませんよ? 」



……マジかぁ。

魔族って男社会だったのかぁ。

よし抹殺だ!魔族は皆殺しだ!

俺の手で一匹残らず駆逐してやらぁ!



「いいか、アイ。俺たちには夢も希望もなかったんだよ! 」

「何くだらないこと言ってるんですか。キモッ 」



やめて!その凍てつく波動が俺のハートにグサリと突き刺さる!



「……なぁ師匠、こいつら本当に大丈夫なんだよな? 」

「……どうしよう、私もちょっと不安になってきたのだが。 」

「ちょっ、師匠!? 」



なんか向こうは向こうで楽しそうなんだけど。

結局魔族って何なの?



〔はぁ、しょうがないですねぇ。〕



あ、久しぶりの念話。

ていうかこの状態でも使えたのか。



〔別にいつでも使えますよ。それより、魔族についてですが______ 〕



ふむふむ……

アイから聞いた情報をまとめると、


・魔族は個として限りなく完成形に近い存在で、魔力操作等の魔法技能に長けている。

・彼らは生まれながらに“何か”を支配していて、支配しているものに応じて“〇〇の魔族”と呼ばれる。

・魔族には凶暴な者が多く、また総じて実力が高いため、彼らの多くが脅威度A以上に指定されている。


ってとこかな?


でもさ、この“完成形に近い”って何?



〔そうですねぇ……魔族は一部の例外を除いて成体で生まれてくるんですよ。だから生まれながらに“完成している”ってことですね。〕



へー、そんな奴らもいるんだな。

そんなことを思っていると、老師が騒ぎ出した。



「そんなことより、魔族だと!?アルフォンス、それは真か!? 」

「え、何?そんなにやばいの魔族って。 」

「グレゴリウスの奴から聞いてなかったのか!?……はぁ、まぁいいか。魔族は昔、この王都に攻め入って人間を虐殺し尽くしたって言われてるんだよ。」



いやガチのやべーヤツじゃん!?

老師に続いてアルフォンスさんは語る。



「下手な自然災害や魔獣災害と違って、奴ら魔族は執拗に人を襲う。そのくせ戦闘能力もえげつないからな、師匠ならなんとかなるだろうが……。」

「マ……マジで?」

「私も実力が衰えているからな、アルフォンスと2人掛かりで、なんとか倒せるか……?」

「いや師匠、アンタまだ十分現役だろう?だが確かに、俺と今の師匠でじゃ厳しいか……?」



いや、そんな奴らを倒せるっていうアンタらの方が凄いよ……



「だが、本当にやばかったのはグレゴの方だがな。」

「え?そうなの?」

「なんだ、グレゴから何も聞いてないのか?あの戦いのことを?」



アルフォンスさんは疑問に満ちた表情でこちらを見つめた。

あの戦い?なんのことだ?



「ハルト。さっき言ったように、昔王都に魔族が攻め入って国民を虐殺した。その魔族を討伐したのが、当時騎士だったグレゴリウスだ。」

「へぇ、でも魔族って強いんでしょ?凄いじゃん。」


「それがそうでもない。奴らにも等級ってものがあるんだよ。グレゴが当時討伐したのは脅威度B相当の魔族だったが、これでも魔族の中では弱い方だ。」

「え、マジ?」

「あぁマジだ。奴らはどんなに弱くても脅威度C級以上の戦闘力を持っている。それこそ等級によっては天と地ほどの差がある。」



……ちょっと強すぎやしませんかね魔族さん?



「その頃のグレゴも、魔族との戦いで重傷を負って生死を彷徨ったんだぜ?しかも、ほぼ実力が完成しつつある状態で、だ。奴らは魔獣と違って知性がある。モノによっては計画的に攻撃されたせいで、一夜にして陥落した街もあるんだからな。」

「たった一夜で……!?」



俺、そんな相手に対して抹殺とか言ってたのか……。


そんなことをしていると、ギルドの奥から何やら偉そうなおっさんが出てきた。

おっさんは大声で叫ぶ。



「儂は王都冒険者ギルド長、ドバノンである!!ギルド内の全冒険者は、儂の話に耳を傾けるように!!」



いや声バカでかいなこのギルド長!?

一言喋るたびにギルドの壁がビリビリと震えるんですけど!?

だが俺以外の面々は慣れているのか、おっさんの方を向いて静かに立っている……いや気絶してるわコレ!?



「ハハハ、毎年何人か犠牲者が出るんだがな……今年はコイツか。」

「おーい、担架頼むー!今年初の犠牲者だー。」



た、対応が手慣れてやがる!?

まぁおっさん___ドバノンの方は気づいていないらしいので、気絶した青年に黙祷を捧げながら、俺はドバノンのおっさんの方に向き直った。



「今回起こったスタンピートは、リザードマンおよそ300体の中規模のスタンピートである!!よって、C級以上の冒険者を総動員し、このスタンピートの対処に当たる!!」


「なぁっ!?300体だって!?」

「そんな無茶苦茶な……。」

「C級以上って言われても」



ドバノンの言葉にわっ、とざわつくキルド内。

そんな冒険者たちをよそに、ドバノンは話を続ける。



「また、今回のスタンピートの原因については______



と、その時。

空は突然、真っ暗闇に覆われた。


評価をください(切実)

マジで作者の励みになります!

最近家の事情が大変なので更新が滞っていますが、隙を見て書き続けているので、どうかしばらくのお付き合いをよろしくお願いします!

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