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第十七話 ギルドに来た

ケモショタって、いいですよね(圧)


「やってきました、冒険者ギルド! 」

「大声で何を言ってるんですか、このショタは。」



アイに散々モフられながら、俺たちは冒険者ギルドにたどり着いた。


ちなみに老師は、ギルドマスターに話を通すため、一足先に到着しているはずだ。



「ふぉぉぉ! いいね、この酒場の木造感! 木の温もりを感じる! 」



パッと見た感じ、内装は開放的に感じる。


二階建ての建物だということを考えてもなかなか高い天井は、爽やかな印象を感じさせる。


また、併設された酒場は閑静過ぎず騒がし過ぎず、ちょうどいい塩梅の騒々しさを演出している。



「いいね! さすがは冒険者ギルド! 」

「はいはい、さっさと登録しますよ? 変な目で見られるのは私もごめんです。」



俺はズルズルとアイに引きずられ、窓口まで連れて行かれた。


この時限りはこの身体の低身長が恨めしい。


だが、変な目で見られることはないだろう?



「い、いらっしゃいませ。冒険者ギルドにようこそ。」

「ほら、受付嬢さんが引いてるじゃないですか。」

「そんなばなな!? 」



嘘だッ!?


異世界の受付嬢のスマイルはマ○ドナルドの0円スマイルに及ばないというのか!?


あ、ちなみに昔レジで“スマイル一つ”って言ったらとびっきりの営業スマイルをされるよ、ちくしょう!!



「冒険者の登録をお願いします! 」


「わかりました……失礼ですが、年齢は? 」

「18歳じゃ、舐めとんのか!? 」



たしかに見た目はショタだけどさ!?


心は18歳なんだよ、気づいてくれ!!



「な、なるほど……了解しました。では、こちらの水晶に手を置いて、全ての質問に“はい”と答えてください。」



そう言って受付嬢さんは、占い師が使っていそうな水晶を取り出した。


すごく中身が気になるので、《解析鑑定》を発動!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


真実の水晶


手を乗せた対象の発言が真実か嘘かを見分けることができる。

真実ならば青、嘘ならば赤、どちらでもなければ黄色に光る。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


特に怪しいところはなさそうだな。


カラーリングは信号機だけどね!?



「わかりました! 」


「では、一つ目の質問です。あなたは過去に犯罪を犯したことがありますか? 」

「YESッ!! 」



ポワンッ……という音を奏で、水晶は青く光った。


てかYESでも光るんだね。



「え!? なんではいって答えないんですか!? 」

「内なる俺がそう叫べと言うので…… 」

「なんでですかー! 」



キーッと叫びながら受付嬢さんは地団駄を踏んだ。


ちょっとこれ、絵面的に大丈夫なの!?



「やばいよ、テレサちゃん怒らせたらまずいって。」

「昨日も幽霊みたいな表情で対応されてちびりかけたぜ、俺。」

「無理もねぇよ。ストレスが溜まった次の日は本気で怖い。」



何やら酒場で酒を飲んでいた冒険者がヒソヒソと話していたため、聞き耳を立てたらとんでもないことを聞いてしまった。


屈強な冒険者たちがビビり散らかす受付嬢(幽霊)!?


俺はなんてことを……!?



「なんか、すみません……!? 」

「謝って済むなら衛兵はいらないんですよ!? 」



ゴゴゴゴゴゴッ! と言いそうなほど受付嬢さんからおぞましいオーラが漂い始めた。


この人本当に受付嬢なの!?



「やばいよやばいよ。」

「魔神の爆誕だな。」

「逃げろ逃げろ。」

「退散ー!!」



ピューッと蜘蛛の子を散らすように冒険者たちは逃げていった。


そこまで恐れられる受付嬢って何者!?



「覚悟はできましたか……? 」



恐ろしい守護霊(スタンド)を背後に侍らせ、俺に迫る受付嬢さん。


ごめん冒険者たち、これは確かに怖い俺もちびりそう!?


俺は覚悟を決めて最後の手段に出た。



「本当にすみません、クッキーあげるから許して!? 」



俺は受付嬢さんの怒りを鎮めるため、生贄(クッキー)を捧げた。



「あっマスターそれは私のおやつ」



後ろから雑音(アイの声)が聞こえるが気にしたら負けだ。



「クッキーですか? もう、しょうがないですね。手続きをさっさと終わらせましょう。」


「よ、よかったー。」



受付嬢さんは手続きを再開した。


俺の心の安寧は保たれたのである!



「うぅぅ、私のクッキー…… 」

「あっ…… 」



その後、俺がアイのご機嫌取りに奔走することになるのは、言うまでもない。




----------



「これで登録は完了です。お疲れ様でした。」

「「や、やっと終わった〜 」」



登録を始めて2時間。


長い時間と犠牲(クッキー)を伴い、冒険者登録は完了した。



「マスター、クッキーの恨みは忘れませんよ……?」

「ごめんって、また作るから許して!? 」


犠牲(クッキー)の数だけアイの怒りが溜まっていったのはお察しの通りだ。



「ところでハヤテさん、ランク昇格チャレンジはやって行きますか? 」

「ランク昇格チャレンジ? 」



何だ、その大食いチャレンジみたいなのは?



「B級冒険者と一対一の勝負を行い、戦績に応じてG〜D級に振り分ける企画です。」

「へぇ? 面白そうだしやってみようかな?」



どうせこの後はアイの冒険者登録もあるし、その間にやるくらいなら問題ないだろう。



「わかりました。では訓練場の方にお進みください。試験官の冒険者がいるはずです。」

「了解、いってきます! 」



受付嬢の指示した方向に進んでいくと、そこには学校のグラウンドほどの広さの敷地を持った訓練場があった。


木造の壁は要所要所を金属で補強されており、ベンチや訓練用の木剣が乱雑に放り出されている。



「思ったよりも広いな。」


「おっ? 新しいチャレンジャーか?」



訓練場に立っていた青髪の冒険者が、俺に話しかけてきた。


すらっとした風貌に程よく引き締まった体躯。


ベテラン冒険者に相応しい体つきであった。



「あぁ、あなたが対戦相手か? 」


「そうだ。 俺はジャック! よろしく頼むぜ、ルーキー? 」



そう言ってジャックは手を差し出してきた。


俺はその手を握り返す。



「あぁ、よろしく! 」



この男が後々S級冒険者として名を馳せる、“閃光刃”ジャックとして活躍するのはまだ先の話……

やっぱり星が欲しい。


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