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不慣れで投稿を消してしまったようです。
連載小説にしたかったので再び投稿しなおします。
トラックと転生。うん。俺もチート間違いなし!と思ってたら。
じいちゃんがチート転生してんじゃん!
俺とじいちゃん、ばあちゃんの転生した世界でのラブコメ。
じいちゃんが皇太子、俺は従僕、ばあちゃんは公爵令嬢10歳!
どうなるの、どうするのじいちゃん!
「ば、ばあさん!!!」
豪華な王宮、ホールの真ん中で成人の挨拶をする少女と父親。
そしてこの素っ頓狂な声を出したのは、オラージュ国皇太子 ジルバルド様。
ドタバタ、そう、ドタバタという音が正しい勢いで少女に駆け寄り抱きしめたのである。
俺はめまいがした。
皇太子たるものがいきなり、成人の報告と祝い、そして社交界への挨拶をしにきただけの少女にいきなり抱き着くなど・・・!!!
俺は皇太子付きの従僕、ラルト。ジルバルド様とは乳兄弟である。
2000年地球日本静岡県
この日、俺の大学卒業の祝いにと、じいちゃんとばあちゃんがカニ食いに行くか?とかそんな感じで出かけた。が、トラックの横転事故に巻き込まれ、軽自動車の俺たちはあっけなくつぶれて死んだ。
で、目が覚めたらこんな世界に生まれて・・・トラックとぶつかると異世界とかマジか。
残された家族のことを思うと悲しくもなったが、生まれ変わったのなら仕方がない。
きっと何かチートな人生がまってるのでは?!と、赤子からのやり直しは少々面倒と思いながらも過ごしていた。
あるとき、母がとてもきれいな7歳くらいの男の子を連れてきた。
サラサラな金髪、真っ白なシャツに負けないくらい白い肌、頬は子供らしく桃色で、透けるような青色の瞳・・・・を、じっと見ててその人が誰だかわかったんだ・・・なぜかと言われてもわからないのだが、わかってしまったんだ!!!
「あうあああああ!!!(じいちゃん!!!!!)」
じいちゃんこと、友三(享年85才)は、とっても、とっても日本人離れしたとっても高貴な人へ生まれ変わってたんだ!(なんで俺がそのポジションじゃないのだー!)
なんとじいちゃんが、、、チートな人生を先に始めていたとか。俺がっくり。
向こうも一目あっただけで、すべてわかったようでそっと俺のベビーベッドに近寄り、小声で「智樹?」というなり、涙ぐみ俺を抱きしめた。
この世界は小説のような、魔法やお化け、ドロドロな王族の死闘もない平和な世界だった。
皇太子付きの従僕として、俺も15歳となった。仕事に学業がんばってます!
じいちゃんことジルバルド様は、俺の七つ上22歳。
もしかして、ばあちゃんも転生しているのでは?という期待から結婚もしてない。
社交界や、諸外国の外交へ積極的に出て行っては、ばあちゃんを探すということずっとしている。
もしかして転生してなかったらどうすんだよ?って尋ねたときもある。
悲しそうに、言うんだ「見つからなかったら結婚はしないよ」って。どんだけ好きだったのよ。
弟王子もいらっしゃるので、後継には困らないだろって。
この国では、10歳で成人と定めている。
国中の10歳の子供は、貴族なら王宮へ、平民なら神殿へ、挨拶へ行く。
日本でいう七五三参りに近いのだろうか、挨拶に来ると、少々のお祝いを頂けるとあって毎年成人祝いの日はたくさんの人が訪れる。
そりゃもう人人ひと。。。。王宮の一角にある祝い用の宮殿は人であふれかえる。
国王の祝いの言葉にはじまり、毎年上位貴族数家が王様に祝いのお礼を述べる。
そのあとは、貴族の親同士の交流や、10歳の子供たちの社交場(暴れ場)となって、毎年なにかしら備品が壊れる。どこの世界でも子どもは子供なんだなって。
そして冒頭に戻る・・・
歳の差は大好きです