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■断章四 Deadly Dreamer Another Side
■断章四 Deadly Dreamer Another Side
なんたる愚か者か! ふざけ半分で沈んで足を滑らせるとは、情けないにも程がある! 私はあの素晴らしい物語のこんなつまらない結末を見に来たのではない! 先ほどまでのような警告レベルではなく、直接干渉しなくてはならないではないか。
――世話を焼かすな――
このメッセージが届くかどうかは分からない。届いたとして理解される保証はない。だが今はそれで構わない。ただひとつ言えるのは、これで私も物語の核心に関わることになったということだ。想定外の事故とはいえ、好都合ではある。
これを機に、進めさせてもらおうか――我が願望を満たすための計画を。