7 ご理解できませんでしたか?
「全く、お前は・・・昔から、可愛げがない。」
王太子がうめく。
「まさか、私に可愛げがないことが罪だとっ?」
ショックを受けた様にフィーナがよろめく。
ソコ、ショックウケルトコ!?
「ねっ、可愛いでしょ?」
心の中でマリアが声をかけてきた。
「全くだ。凄いコンビだよ、あなた達は。」
「・・・可愛いという話をしていたのですが?」
「可愛いすぎてビックリだよ。」
そんな会話をしている間に、王太子は断罪を再開することにしたようだ。
「たわむれはここまでだ!!
フィーナ!
お前は上級貴族、そして俺の婚約者という立場を悪用して、平民出身のレミー嬢に嫌がらせを続け、心を激しく傷つけた。民を守るべき貴族としてあるまじき行動だ。よって、お前を処刑する!」
「嫌がらせ」で処刑
アイカワラズオトメゲームノセカイデハイノチガカルイアツカイダネ
「その件については先ほど、全く心当たりがないと申し上げたはずですが・・・
ご理解できませんでしたか?
私が何をしたのか具体的に話してほしいとお伝えしたつもりだったのですが・・・
ご理解できませんでしたか?」
ご理解できませんでしたか? ×2
フィーナさん、辛辣ですな・・・
【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろって断罪されている息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろってハンターの中に入ったと思ったら俺だけかよ!!
【完結】ざまあ、してみたかった
【完結】ざまあ、してみたかったな2
【完結】ざまあ、してみたかったな3
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