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44 レミーの想い②

俺はレミーの話に言葉を失った。



どんなに不安だったんだろう。



俺も、訳もわからずゲームに入ってしまったけれど・・・妹が一緒にいた。


能天気でノウナイオハナバタケな妹ではあるが「ひどいよ、お兄ちゃん!」、一緒に妹がいた。



なんだかんだで支えられていたんだな。



「ありがとな。」

極々小さな声で感謝を告げた。


ハズカシイカラナ。



「こっちこそ・・・

ありがとうね、お兄ちゃん。」


キコエテイタカ・・・




「そこからは、あなたも知っている話よ。」

レミーが話を続けた。


「私はライリー様と・・・王太子様達と行動を共にしたわ。

そこだけが私の居場所だったし、そこだけが居心地がよかったから。


もちろん、周りの令嬢様達からの冷たい視線には気がついていたわ。


でも、それが何って思っていたの。


だって、私と同じ立場の人なんて、一人もいなかったから。

私と同じ苦しみを味わっている人なんて、一人もいなかったから。


私はあなた達とは違う。

ずっと、そう思っていた・・・




・・・



そっか




私はもう


あの時には道を間違えていたのね・・・」



「・・・」

やはり、俺にはかける言葉がなかった。


確かに、そこで間違えていたのだろうと思う。




本当は



全てを話せばよかったんだろう。


まずは王太子達に。


家族に。


その後でもいいから、他の人に。



元々の生い立ちは違うけれど

苦しみを抱えて

悩んでいる

皆と「同じ」人間なんだと。



しかし

「自分が異世界人だ」と告白するのは、勇気がいる。


たった一人で放り込まれ、そこまでの記憶もなく、やっと手に入れた「一緒にいられる仲間達」を失うかもしれない選択だ。


その選択肢を選ばなかったことを「間違い」と言う気にはなれなかった。








【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが


【完結】兄妹そろって断罪されている息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが


【完結】兄妹そろってハンターの中に入ったと思ったら俺だけかよ!!


【完結】ざまあ、してみたかった


【完結】ざまあ、してみたかったな2


【完結】ざまあ、してみたかったな3


こちらも読んでいただけると嬉しいです

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