38 ナニガオコッテイルンダ??
ナニガオコッテイルンダ??
目の前の光景が現実だとは思えない。
会場中の全員が魂を抜かれたような顔で立ち尽くしている。
スデデギロチンダイヲフンサイダト?
「あのバカ息子が・・・よりによって、フィーナ嬢を処刑しようとするなど。
私がどれほど・・・」
国王が震えながら呟いている。
「どういうことだ、国王。」
「特別なのです。
あの二人は特別なのですよ。生まれ持っての圧倒的な戦闘力。まさに、神の祝福を一身に集めたような娘達なのです。
あまりに秀で過ぎた能力ゆえに、極々一部の者にしか知らぬ国家機密扱いにしていたのですが・・・。
私が彼女を王太子の婚約者にするのにどれだけ苦労したか。公爵にとったら、王家を滅ぼす最強の武器にすらなり得るのですから・・・それなのに、あのバカ息子が。」
「息子にも教えてやればよかったのに。」
「能力のことを知らさないことが、フィーナ嬢からの条件だったのです。能力などではなく、一人の少女として愛されたいと。」
「そうか・・・」
ソノキモチハナントナクワカル
「彼女が、自分の意思で能力を見せたのだから、機密に関してはもういいのです。彼女を縛る権利や資格は、私達にありませんから。
ただ・・・」
「彼女達の頬打ちやゲンコツを喰らったら・・・」
頭が消し飛ぶね。
おかしい。
平和なエンディングにもっていくつもりだったのに・・・
イツノマニカ、スプラッタナセカイニマヨイコンダヨウダ
「お兄ちゃん・・・乙女ゲームの隠し設定には驚かされるね。」
「冷静かっ!」
「王太子さん達、震えて座り込んでいるよ。自分たちの命が風前の灯だって気がついたんだね。フフフ。」
「冷酷かっ!」
「おーっほっほ!
パンがないならケーキを食べればいいのに!」
「令嬢かっ!」
「盛岡・・・」
「冷麺かっ!」
「・・・結構余裕だね、お兄ちゃん。」
「日頃からお前に鍛えられているからな。」
コノ、ノウナイオハナバタケガ
まあ、でも、少し落ち着いたかな。
「あの~、神様。」
マリアが脳内で話しかけてきた。
「令嬢は『おーっほっほ』なんてわらいません。」
ソウデスカ
【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろって断罪されている息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろってハンターの中に入ったと思ったら俺だけかよ!!
【完結】ざまあ、してみたかった
【完結】ざまあ、してみたかったな2
【完結】ざまあ、してみたかったな3
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