31 「あの人」のアイコン
ひとまず、俺が神だと信じさせることはできた。
王太子達も跪いている。
体が震えて見えるのは、錯覚ではないだろう。
「お~い、そろそろ見つかりそうか?」
妹に問いかけた。
「だいぶ、効果範囲を広げたよ!
だから、多分、後ちょっとって・・・
見つけた!!!
ゲームで見た顔のままだから、間違いないよ!!」
「よくやった!
お前なら、多分できると思っていたよ。」
「・・・多分がしつこいよ、お兄ちゃん。」
「悪い悪い。
でも、おかげで話が進められるよ。」
そう妹に言うと、俺は王太子の首筋に剣を当てた。
「うぅ・・・」
「とりあえず、立ち上がれ。
話がある。」
王太子はヨロヨロと立ち上がった。
目に力がなく、「なぜ、こんなことに・・・」等と呟いている。
「皆に話を聞かせたいから、俺はフィーナの横に戻るぞ。」
こうして、再び俺達は向き合うことになった。
ズイブント,ジョウキョウハカワッタケドナ
「さて、王太子。
まだ、フィーナの処刑を続けるつもりか?」
「ううぅ・・・」
「そうだよな。
今のお前は・・・答えられない。
本当は、もうこんなことは止めたいんだろう?
強行したところで民の信頼を失うだけだし、そもそも、もう処刑する意味もないからな。
しかし、さっきお前は『国王承認の上での処刑』だと宣言してしまった。
だから、勝手に処刑を止めることができない。
お前には打てる手がないんだろ?」
「・・・はい。」
「だよな。
それがわかっていたから・・・俺は自分が神だと明かしたんだ。」
「まさか・・・
私や国王よりも上位者であるあなたならば、この場をまとめることができるからと?」
「う~ん、惜しいな。
それも考えたんだが、神に決めつけられた結論じゃ、後でしこりが残るかもしれないって思ったから・・・別の方法を取ることにした。」
「別の方法?」
「あぁ。
・・・とっておきの方法だ。」
さあ、妹よ。
・・・「あの人」のアイコンを押してくれ。
【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろって断罪されている息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろってハンターの中に入ったと思ったら俺だけかよ!!
【完結】ざまあ、してみたかった
【完結】ざまあ、してみたかったな2
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