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18 『サ』

「レミーさんを嫌う理由ですか。

・・・お答えする前に、宰相の息子様に少し質問をさせていただきます。」



「いい加減、その呼び方を止めてもらえないか。私にも名前があるのだが。」



「興味がないので、存じ上げません。

今後も興味を持つとは思えないので、教えていただかなくても大丈夫です。」


エリート中のエリートだけに、こんなことを言われたのは初めてなのだろう。

唖然とした顔で固まっていた。



「マリア様・・・それはあまりに冷たすぎるのではないでしょうか?」


フィーナが小さな声で話しかけてきた。


「そう? じゃあ、フィーナ様はあの方のお名前をご存じなのかしら?」


フィーナは首をコテっと傾けて呟いた。


「確か、ペンペングサだったかと。」



エッ? イマ、ナント?



「サミュエルだ!!」

宰相の息子が叫んだ。



「まあ、『サ』が合ってましたわ。」


ニコッと喜ぶフィーナ。



エッ?



会場の空気が一瞬で何ともいえないものに変わった。


まさに、「表現できない空気感」



ナンダコレ・・・



サミュエルは非常にいたたまれない様子で身悶えている。



天然なのか計算なのかわからん・・・



ただ、間違いなく言えるのは、


「あの王太子に扱える相手じゃない」

カクガチガイスギル



「ねっ、フィーナ様、可愛いでしょう?」

また、マリア様が心の中で語りかけてきた。


「可愛過ぎて、冷や汗が出そうだよ。」


おかげで中々話が進まない。


ヤレヤレ。


【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが


【完結】兄妹そろって断罪されている息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが


【完結】兄妹そろってハンターの中に入ったと思ったら俺だけかよ!!


【完結】ざまあ、してみたかった


【完結】ざまあ、してみたかったな2


【完結】ざまあ、してみたかったな3


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