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1 処刑寸前
「おいおい。今までで1番マズイ状況だぞ・・・」
俺は目の前の光景を見て青ざめた。
目の前では1人の少女が兵士に脇を固められながら、うつむきながら歩いている。
その先には・・・ギロチン。
まさに、処刑寸前だ。
そして、この広場には沢山の民衆が集まっていた。
「「「「悪女は殺せっ」」」」
声が轟いている。
「何だ、この状況。」
ある意味、状況自体は理解している。
また、ゲームの世界に入ってしまった
ただ、処刑前は洒落にもならない。
だから、もう一度問いかけた。
「おい！ 何だ、この状況？」
妹が震える声で答えた。
「知らない。こんなの知らない。
確かに私が今やってるいるゲームの世界だけど！ こんな場面知らない！！」
どうなっているんだ？
俺はここまでの流れを思い出そうとした。
【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろって断罪されている息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろってハンターの中に入ったと思ったら俺だけかよ！！
【完結】ざまあ、してみたかった
【完結】ざまあ、してみたかったな2
【完結】ざまあ、してみたかったな3
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