GRIS
クリア日 11月20日。
Lスティックで移動し、基本的に□ボタンと☓ボタンしか使わないアクションゲームです。
モダンアートのような世界を動き回って、世界の謎に迫ります。
アクション、謎解きともに難易度低めですが、適度に頭を使います。
主人公の女の子はとつぜん歌う力を失い、はるか下の世界へ落とされてしまいます。その世界は色彩を失った灰色で、主人公は星座のもととなる光る玉々を集めながらモダンアート世界を放浪するオシャンティゲームでした。
光る玉々をいくつか集めて女神の手のひらへ乗ると、色彩が一色開放されて、世界は新たな様相に移り変わります。集めた玉々は天に登って星座となっていきますが、この星座の線が天井へ通じる上り道となります。
色彩が開放されると世界は一新され、砂漠の世界や森の世界、水の世界へ変わっていきます。
各世界で玉々を集めていくのは変わらないんですが、その過程で新しい能力を獲得していきます。
☓ボタンでジャンプ、□ボタンで重りに変化。終盤にはこれに◯ボタンの歌うがくわわりますが、基本的にはジャンプと重りでやっていきます。
一見するとどう先に進めばわからないような場面も多々ありますが、できることがジャンプと重りだけなので、いろいろ試しているうちになんとかなります。
世界観を表現したアートと音楽は素晴らしく、洗練されていて幻想的です。
ほぼジャンプしかつかえないのによくもまあ、こんなにいろいろなしかけを考えつけるもんだなと感心しました。マリオブラザーズのころとは比べ物になりません。ゲームは進化しています。
基本的に行けない場所、必要ない場所には行けないような親切設計ですので、ぐるぐる堂々巡りするようなことはありませんでした。
戦闘も基本的にはないのですが、悪の化身のようなやつとのボス戦は何度かあります。死なないし、あまり暴力的な戦いではありませんが、一種の緊張感と迫力は醸し出されます。
玉々を集めていき、歌を取り戻し、歌の力を使って道を切り開いていくと星座の道が完成し、悪の化身との最終対決となります。
画面は綺麗で音楽も洗練されており、ゲームプレイは適度に頭と指先を使い、なかなか品のあるゲーム体験でした。もちろんかなり面白いです。
前回プレイしたsubmergedもそうでしたが、このGRISもゲームに疲れたときにプレイするゲームとしてオススメです。なんやねんそれ。




