carrion
クリア日 10月24日。
ポーランド製の2Dメトロイドヴァニア。
友人に勧められたので買ってみました。
販売ページのイマイチなアニメプロモムービーは絶対損をしていると思います。ゲーム画面を流したほうが訴求力がある。
主人公は出自不明の触手の塊で、人間を捕食しながらさまざまな能力を取り込んでいき、最終的には施設からの脱出を目的とします。
ドット絵なのですが、触手はぬるぬるウネウネと気持ちよく動きます。
この触手くん、みかけはデンジャラスですが、意外に脆弱です。
ピストルで数発撃たれると死んでしまいます。
序盤の小さいうちは警備兵にも苦戦しますが、大きくなってパワーを取り戻すと体中から刃を生やして相手の四肢を爆散させるようになります。
メトロイドヴァニアなのでダンジョンを脱出するのにほどよく頭を使います。行き止まりに閉じ込められてバグかと思うような場面でも、脱出ルートはあります。
触手くんは体が三段階にわたって成長しますが、それぞれの段階で固有のスキルがあり、それらを駆使しないと脱出できません。
大きくなっていくばかりではなく、バイオマスをわざわざ切り離してダウングレードしなければ仕掛けが突破できない仕様となっております。
分離したバイオマスは食べることでもとのグレードに回復するのですが、この合体のしかたがわからなくてしばらく悩みました。
全体的に不親切でしたね。できることがわかりにくい。
例えばデフォルトではHUDがオフになっているのですが、これを設定でオンにしておかないと、新しい能力を獲得したときにもなにも表示されないので、なにをすればいいのかわからず軽く詰みます。
戦闘は大味で、強敵にハマって何度も殺されるかと思えば、ちょっとした拍子にらくらく突破できたりします。戦闘になれてくると感覚がつかめてくるので難易度は高くありませんが、最終面ひとつ前の集団戦闘はちょっと難しかったです。
最終面は攻撃してくる敵がいない大虐殺面です。殺さなくてもいいのですが。
中盤でパラサイティズムという能力を得てからが本番です。
触手を刺して人間のコントロールを乗っ取るという、このゲームの醍醐味です。
この能力をうまく使うと、正面突破が難しい局面でも大幅に楽になったりします。
本能むきだしのような触手の塊ですが、操った人間をロボに乗せると操縦もできるので、触手の知能はプレイヤーより高いものと思われます。
メトロイドはリアルタイムでプレイしていましだが、メトロイドヴァニアは初めてでした。
面白かったなぁー。
まだまだやったことのない面白いゲームがいくらでもあるんだろうなぁーと、認識を新たにしました。




